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「十国峠」(函南町)1都6県の絶景が見える山頂へのケーブルカーに乗ってきた

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 昔、「伊豆、駿河、遠江、甲斐、信濃、武蔵、上総、下総、安房、相模」の十国が見えたという「十国峠」に行ってきました。

 今の地名だと静岡県、長野県、山梨県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県ですが、せっかくなら本当にそのすべてが見えるのか試してみたいと思い、天気の良い日を狙って行ってみました。

◆箱根十国峠ケーブルカーの基本情報

・名称  :箱根 十国峠ケーブルカー
・住所  :静岡県田方郡函南町桑原1400−20
・電話番号:0557−81−6895
・営業時間:8:50~16:50
・定休日 :不明
・運賃  :往復大人  720円
      往復子ども 360円
      往復ペット 200円
      片道大人  360円
      片道子ども 180円
      片道ペット 100円
・HP   :十国峠ケーブルカー公式

 裾野方面から十国峠に行くには2つの道があります。一つは熱函道路を通って函南から熱海へ抜けて熱海経由で行く方法。もう一つは三島から国道1号線を通って箱根まで登り、箱根から少し下って行く方法。

 行きは函南から熱海経由で行き、帰りは箱根から三島に抜けて帰ったのですが、個人的な感想としては国道1号線から箱根まで登ってから行った方が早いような気がしました。ほとんど信号がないですし道がわかりやすいです。

 どちらの道も途中に有料道路の入り口があるので、間違って入らないように気をつけてください。

 ナビを頼りに近くまで行くと大きな箱根十国峠ケーブルカーのレストハウスの建物が見えてきました。

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 駐車場は想像以上に広かったです。

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 駐車場に車を停めてレストハウスに入る前に、道路を渡った反対外に展望台があったので行ってみました。

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 この日は天気が良くて富士山がきれいに見えました。

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 まあ、富士山を見るだけなら裾野や御殿場から見たほうが迫力があるので、地元の人にしたら魅力がないかもしれないですが、箱根観光に来た首都圏の人が見たらうれしい景色ではないでしょうか。

 レストハウスに向かうと建物の後ろにケーブルカーが見えました。

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 箱根十国峠ケーブルカーは伊豆箱根鉄道のグループですが、伊豆箱根鉄道が西武グループになっているので、実質的にはここは西武グループの運営。西武って埼玉とか栃木のイメージがあったのですが、伊豆にも影響力があるんですね。

 レストハウスの1階はお土産売り場になっていて、伊豆や箱根などの名産品が売られていました。

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 手前と奥には食事をする場所もあります。

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 駐車場が結構賑わっていたので「ケーブルカー人気なんだなぁ」と思っていましたが、レストハウスに休憩しに来た方が多かったのですね。レストハウスは入場料などかからず誰でも入ることができます。

 ケーブルカーの乗口は2階にあります。

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 2階には窓口があり、こちらでチケットを購入できます。

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 今回は近くの施設でもらった割引券で10%オフになりました。

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 この割引券は伊豆周辺の観光施設に結構置いてありました。これがなくても公式サイトから割引きクーポンを印刷していけば同じく10%オフで720円が650円になります。

 入り口でチケットを見せて進んで行くとケーブルカーが待っていました。

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 15分おきに運行しているので、時間を気にしなくてもちょっと待てばすぐに乗れます。

 近くで見ると結構な急勾配なので、ケーブルが切れたらやばいんじゅないかとちょっと心配になりました。

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 車内が変わっていて、座席の配置が階段状になっていて、一つのボックス席を上がるごとに1段段差になっています。

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 乗車時間は5分くらいでしたが、ぐんぐんと力強く登っていくケーブルカーはなかなか頼もしく、途中下り車両とのすれ違いなどもあって、なかなか楽しめました。

 頂上に到着後ケーブルを見ましたが意外と細い。

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 しかし、最大で96名まで乗れるようです。そんな大勢といっしょに乗るのはちょっと怖いですね。

 階段を登るとちょっとした休憩施設がありました。

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 さらに上に登ると展望台があります。

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 建物の外には広々とした展望スペースがあり、いくつも双眼鏡が設置されていました。

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 こういう景色の良いところに来ると昔ハイキング用に買った双眼鏡を持ってくればよかったと後悔します。

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 こういう場所によく行くので、双眼鏡を一つ車にいれておくと良いですね。

 富士山側には「十国峠」の名前入りの看板があるので、記念撮影スポットにちょうど良いですね。

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 先程の建物は外から見ると天文台のような感じでちょっとかっこいいです。

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 さっそく十国を探そうとまずは東方面から見てみました。

 相模(小田原方面)はすぐに見えました。さらに奥には三浦半島も。千葉の房総半島が霞んでいて見えるような見えないような感じ。

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 もし房総半島も見えていたら相模、安房、上総、で3カ国、房総半島の付け根まで見えていたら下総で4カ国です。

 さらにもう少し来たにある東京辺りまで見えていたら武蔵も入り5カ国。

 こちらは富士山方面。

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 富士山の左に愛鷹山があり、さらにその奥にうっすら見える山々。

 案内看板によるとその中に南アルプスなどの山が見えるので、信濃、甲斐で7カ国。遠くの山にはうっすらと雪がかぶっていました。

 西側を見ると沼津、三島の町並みとその奥に駿河湾が見ますが、さらに御前崎まで見えれば駿河、遠江で9カ国。

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 そして、最後に南側の伊豆で10カ国になります。

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 もう少し遠くまで開けて見えるという勝手なイメージをしていましたが、遠くの国はその国の山の上がちょっと見えるという感じでした。

 それでもこれだけ景色が開けているところはなかなかないので、とても気持ちが良いです。

 南側が少し散策路になっていたので歩いてみました。

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 少し歩くとドッグランがありました。

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 ペット同伴に力を入れているのがわかります。

 これだけ景色の良いところで走り回ることができれば犬も気持ちが良いでしょう。

 展望台から5分ほど歩いたところに芝生の広場がありました。

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 この日は1月末でしたが、風がなくて暖かくて良い天気。

 芝生の上で寝転がって昼寝をしている家族がいました。

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 水筒に暖かいコーヒーでも入れて持ってくればよかったです。

 この日はたまたま風がぜんぜんなかったので良かったですが、周りに何もないところなので、風が強い日はかなり大変そうです。

 ポカポカ陽気で富士山も眺められて最高です。

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 ピクニックシートもあれば最高ですね。

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 景色が良いので気候が良ければ最高の昼寝ができそうな広場です。

 一眼レフカメラを持ってきていたので、写真を楽しみました。

 道はさらに南側に下って続いていました。

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 地図を見ると先に進むと姫の沢公園までピクニックできるようです。

 十国峠の山頂から90分かけて周囲を周るハイキングコースがあり、窓口で言うと地図をもらえるようです。

 芝生広場でのんびり過ごして展望台に戻りました。

 展望台までの道がすごくきれいで、なんだか別世界に来たみたい。

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 車で駐車場まで来て、ケーブルカーに乗って山頂まで来たので、ほとんど自分の足で歩いていないのですが、ハイキングをした気分になれます。

 山頂で1時間くらいのんびり過ごして帰りました。

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 ハイキングで下から登ってきた人用に山頂にはチケット用の券売機がありました。ハイキングで上まで自分で登ってケーブルカーで降りるのも良さそうですね。

 山頂で景色を見ておしまいだと思っていたのですが、ちょっとした散歩道があって意外と楽しかったです。

 

◆まとめ

 箱根十国峠ケーブルカーについてまとめると、

・熱海と箱根の間くらいにある
・国道1号線、箱根経由が早い
・インターネットで割引券を入手して印刷
・山頂で散歩ができる
・歩きやすい靴がおすすめ
・風の強い日は多分つらい
・雲の無い日がおすすめ 

という感じです。 

 せっかくの良い景色なので、雲のが少なく遠くまで見渡せる日がおすすめですが、風が強いとたぶん山頂がつらいと思います。冬は防寒を忘れずに。

 箱根、熱海からも近いので、箱根、熱海に遊びに行くついでに寄るのもおすすめです。

 良い景色を見ながら歩くと普段よりも足が進みますね。子どもが大きくなったら家族でハイキングも挑戦したいと思いました。

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