静岡県東部で一番有名な初詣の場所と言えばやっぱり「三嶋大社」でしょう。我が家も「初詣」子供の「戌の日参り」「初宮参り」でお世話になりました。
◆三嶋大社の基本情報
・名称 :三嶋大社
・住所 :静岡県三島市大宮町2−1−5
・電話番号:055−975−0172
・駐車場 :68台有り(1時間200円)
・HP :三嶋大社公式
◆三嶋大社の祭神と由緒
三嶋大社の祭神は「大山祗命(おおやまつみのみこと)」と「積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)」で、この二柱の神様を総じて「三嶋大明神(みしまだいみょうじん)」と称しています。
大山祗命は山森農産の守護神、事代主神は俗に恵比寿様とも称される神様で、商工漁業の神様でもあります。
三嶋大社の創建の時期は不明ですが、奈良時代にはすでに古書に記録が残っています。
もともと東海随一の神格と考えられていましたが、武士の時代になり源頼朝が平家打倒の旗揚げのときに戦勝祈願をし、見事平氏を倒したことで武士の崇敬を受けるようになりました。
◆駐車場
駐車場は三嶋大社の敷地のすぐ東側にあります。68台あり1時間200円ですが、祈祷、宝物殿の有料拝観などの利用者は領収書などを見せれば駐車料金が返ってきます。
普通のときはそれほど混雑してないですが、大きなイベントのときや初詣のときはものすごく混雑するので、そういった時期は三嶋大社の駐車場が使えなくなっていることもあり、周辺の駐車場に停めたほうが便利だと思います。
◆境内散策
三嶋大社はの境内はそこまで広くはないので、簡単に歩いて周ることができます。
三嶋大社の南側には参道があります。
この辺りは陶器のお店や三嶋コロッケの店、大社の杜などの商業施設があって楽しい雰囲気です。
お参りした後に散策すると楽しいです。
参道から北に行くと大鳥居があります。
三嶋大社の駐車場に車を停めるとこちらを通らないですが、やっぱり鳥居をくぐったほうがお参りの気分が味わえますね。
大鳥居をくぐると、両側に池があり「厳島神社」という神社の小さな社があります。
池の間の道の両側には桜の木が並んでいて、4月には桜が咲き誇ります。
三嶋大社は桜の名所としても有名で、桜の時期になると屋台が出たりして賑やかになります。
池の先には「総門」と呼ばれる立派な門があります。
総門をくぐった左手には社務所があり祈祷などの受付をしています。
普通にお参りする場合は、総門のの先の新門をくぐって、その先にある本殿でお参りします。
◆宝物殿
三嶋大社には宝物殿があります。
こちらの建物が宝物殿になっていて、1階部分は無料で見られるエリアとお土産売り場があります。
有料拝観エリアはまだ行ったことがありませんが、北条政子が奉納したとされる国宝指定の「梅蒔絵手箱」などがあります。常に展示されているわけではなく、他の美術館への貸出なども行っているため、見たい方は事前にホームページなどで確認していったほうが良いです。
◆鹿
宝物殿の裏には「神鹿園」という場所があって、鹿が飼われています。
結構たくさんの鹿がいて、子供連れには人気です。
◆福太郎茶屋
宝物殿のとなりには「福太郎茶屋」というお土産屋があり、三嶋や伊豆のお土産を買うことができます。
こちらで売られている「福太郎」という餅にこしあんをつけた和菓子が個人的には大好きです。餅を顔、あんこを烏帽子に見立てているようですが、初めて見た時は昔のヤンキーのリーゼント頭かと思いました。
◆初詣
三嶋大社には何度か初詣に行きましたが、毎回ものすごく混雑しています。三嶋大社周辺はかなり渋滞するので、ちょっと遠くに車を停めて歩いて行ったほうが良いです。
個人的に好きなのが三嶋大社のおみくじ。
おみくじの紙自体はこんな感じの普通のおみくじです。
しかし、おみくじを買うと全部で12種類ある縁起物のミニチュアの中から一つがもらえます。
このときは「福よせ熊手」。「福よせ熊手」は福をかきこんでくれるという縁起物で、財布に入れて大切にしてます。
初詣期間中は屋台もたくさん出ていて賑やかな雰囲気です。
◆戌の日参り、初宮参り
奥さんが妊娠して5ヶ月になった最初の戌の日に三嶋大社に戌の日参りに行ってきました。
受付は三嶋大社の鳥居をくぐって、池の間を抜けて大きな総門をくぐった先の左手の「社務所」にあります。
受付に行って名前と住所を書いて祈祷料を払うと受付完了です。
「戌の日参り」には「腹帯」と呼ばれるお腹に巻くサラシのようなものに祈祷をしてくるのですが、腹帯を自分で持っていけば腹帯の料金分安くなり、祈祷料だけになります。
我が家は持参した腹帯を受付で渡して、3,000円の祈祷料を支払いました。初宮参りの場合は1件5,000円以上です。
受付が終わると待合室に案内されます。待合室は天井が高くて豪華な部屋です。
このときは机の上にラクガンが置いてありました。
甘くて美味しかったです。
待合室には恵比寿様の象が置かれています。
10分くらい待っていると待合室にいる人全員が拝殿に案内されました。
戌の日参り、初宮参りのどちらも付き添い大丈夫ですので、奥さんと旦那さん、子供、おじいちゃん、おばあちゃんなどもいっしょに行くこともできます。
その後、拝殿で祈祷を受けます。
戌の日参り、初宮参り、商売繁盛、厄払い、交通安全、合格祈願などの様々な祈願が順番に呼ばれて、その中で自分たちの住所、名前も読み上げられました。
最後に、御札などを受け取って終了です。
所用時間は待ち時間も含めて20分から30分くらいでした。
祈祷の受付機関は午前8時30分頃〜午後5時頃まで行っています。
◆イベント
三嶋大社では定期的にイベントが行われています。
これは以前行ったときにやっていた「的当て」。
弓で的を射るのですが、珍しい光景で迫力があって楽しかったです。
陶器市のときには全国各地の陶器が売られていました。
桜の時期には屋台が出ていて賑やかでした。
◆まとめ
三嶋大社についてまとめると、
・戌の日参り、初宮参りなどの祈祷ができる
・祈祷をすると駐車料が返ってくる
・定期的にイベントをしている
・鹿がいる
・宝物殿がある
・福太郎がおいしい
という感じです。
観光にも良い場所で、友達が遠くから遊びに来た時に案内したりしています。
こういった由緒ある歴史的な場所が近くにあるのはうれしいですね。