【沼津】養殖だけど美味しすぎる「あじ丼」と「アジフライ」で有名な内浦漁港の「いけすや」
2015/07/02
ぼくはアジが好きで寿司を食べに行くと必ず注文するのですが、ここのアジは今までで一番美味しいアジでした。
こちらの「いけすや」で出されるアジは養殖のアジですが、養殖というと天然物に負けるというイメージがありますが、これだけ美味しいなら養殖だろうと関係ないと思えるアジです。
◆いけすやの基本情報
・名称 :内浦漁協直営 いけすや
・住所 :静岡県沼津市内浦小海30−103
・電話番号:055−943−2223
・営業時間:あじ食堂 11:00~15:00
おさかな市場 9:00~16:00
・定休日 :水曜日
・駐車場 :有り
・HP Blog :http://ikesuya.com/
いけすやは、沼津市の中心からずっと南に行った伊豆の玄関口である内浦漁港にあります。中心地から南に下り、あわしまマリンパークを過ぎて少し行くと右手にお店が見えてきます。裾野から行くのであれば伊豆縦貫道を使って行った方が早いかもしれません。
◆内浦漁港のアジ
内浦漁港は50年も前からアジを養殖してきた歴史があります。内浦漁港はアジの養殖地としては北限に位置して水温変化や潮流が魚にとって厳しい環境ですが、その厳しい環境が身を引き締め美味しいアジを作るそうです。
いけすやは内浦漁協直営の店なので、養殖で育てた新鮮な鯵を安く楽しめる店です。
◆土曜の昼は大混雑
伊豆の道を南に下っていくと海沿いに「いけすや」の大きな看板が現れてきました。
まだオープンして1ヶ月くらいしかたっていないので、建物も新しいです。
建物のすぐ目の前が漁港になっていて、そこに駐車場があり車を停めましたが、ほぼ満車状態でした。受付に行ってみると整理券が配られていて、現在呼ばれているのが41番。もらった整理券が71番。30組が待っているという大人気っぷりでした。
◆意外と時間がつぶせる
結構待ちそうなので、ちょっとぶらぶらして待つことに。
目の前が海なので海風が気持ち良いです。
敷地内にはなぜかちょっとした広場があって滑り台もあるため、小さな子供が飽きずに遊べます。
「いけすや」という名前だからか、外には池があってその中には魚がいました。
建物のすぐ横にも水槽があって魚が泳いでいます。サザエやアワビなども売られていました。
建物の中には干物などを売っている物販コーナーもあります。
イルカの肉も売られていて、ちょっと気になりました。
席はたくさんあり、意外と回転が早く1時間も待たずに席に着くことができました。
◆アジづくしのメニュー
整理券の番号を呼ばれるとまずはカウンターで商品を注文して会計をします。
すると食券をくれるのでそれを持って席に着きます。店内の席は横との間隔が結構狭く、今回は子連れで行ったため店内よりは横との間隔が広い外のテラス席にしました。
テーブルの上には刺身用の「醤油」とアジフライ用の「ソース」が置かれていました。
お茶や水はセルフなので、自分で取りにいきます。この日はそこまで暑い日ではなかったので、テラス席で感じる海風が気持ちよかったです。
メニューは基本的にアジばかりです。いけすやイチオシはアジ丼です。
「二食感活アジ丼(980円)」は前日に〆た旨味のある活きアジと、さっきまで泳いでいた新鮮な活きアジを食べ比べられるという変わったメニューです。
他にも定食もあります。
「満腹御膳」は大盛りご飯にアジの刺し身となめろうが乗ったアジ丼とアジフライが食べられる贅沢なセットです。
◆今までで最高のアジ!
しばらくして食券の番号を呼ばれたので返事をすると食事が運ばれてきました。
こちらは「満腹御膳(1,200円)」と「活きアジのわさび葉寿司一貫(160円)。
こちらは、「活きあじ丼(880円)」と「活きあじフライ(280円)」2つです。
子供用の食器とスプーンも貸してくれたので助かりました。
まずはやっぱりアジ丼からいただきます。アジの刺身となめろうの2種類が乗っていてうえにネギと生姜が盛ってあります。
醤油をぐるっとかけてさっそく一口。
う、、うまい。
ぷりぷりして弾力のある身で噛むと口の中で弾むようです。もちもちしています。弾力があるのですが、硬いというわけではなく、噛むと柔らかく溶けていくよう。
こんなアジ初めて食べました。
今までのアジって結構身が薄いものが多かったのですが、いけすやのアジは身が厚くて食べごたえ十分です。
次はアジフライ。
外はさくっとしているのですが、中の身がふわっとしていてアツアツでとても美味しい! 今までのアジフライの中で一番です。こちらも刺し身と同じく厚みのある身なので食べごたえがあります。
こちらは単品で頼んだ「あじのわさび葉寿司」。
甘いアジと酢飯が少し苦味のあるわさびの葉と意外と合ってこれも美味しいです。
他にも小鉢に入っているひじきや、あおさの味噌汁などアジ以外も文句なく美味しい! これで満腹御膳1,200円なら安いです。
◆出し汁がもらえる
いけすやではセルフで出し汁をもらうことができるので、残したアジ丼をお茶漬けにして楽しむこともできます。
こちらは掲示してあったまご茶の食べ方です。
1.丼のたたきの部分を別皿に取り分ける
2.丼を食べる。ご飯は残す。
3.取り分けたたたきとしょうが、ネギをあえて醤油をかけてネタをつくる。
出し汁をかける前によく混ぜる。
4.ネタをご飯の上にのせ、出し汁をかける
ネタが白くなったら食べごろ!
(お好みでアジはしょうゆで調節してください。)
とのことでした。とはいっても、すでに何も知らずに途中まで食べてしまったので、普通においてあった追加のネギと生姜を足して上から出し汁をかけました。
画像汚くてすいません、、、、
出し汁に余分は調味料とかは入っていないみたいで、このままだとちょっと味が薄かったです。そのため醤油を足して味を調節しました。
さらさらと食べることができるので良いですが、これだけ美味しい味なので個人的にはそのまま食べたほうが好きでした。
◆まとめ
久しぶりに本当に美味しい海鮮に出会えたと思います。今回、いけすやに行って感じたことをまとめると、
・休日のお昼は待つ可能性が高いので注意
・おすすめは「あじ丼」
・中でも「満腹御膳」はアジフライも食べれるのでおすすめ
・刺し身もフライも両方食べていったほうが良い
・あじのわさび葉寿司やアジフライは単品でも注文できる
・養殖のイメージが変わるアジの味
といった感じです。本当に養殖のイメージが変わりました。 あじ好きなので、ここはリピーターになってしまいそうです。友達が遊びに来た時に沼津港に飽きたらドライブがてら寄っても面白い店だと思います。