大好きなピクサーが東京都現代美術館で「ピクサー展」という展示をしているということで行ってきました。
かなり混雑していましたが、ピクサー好きなら大満足できる内容だと思います。
◆東京都現代美術館
・名称 :東京都現代美術館
・住所 :東京都江東区三好4−1−1
・電話番号:03−5245−4111
・開館時間:10:00~18:00
※時期によって夜間延長あり
・休館日 :月曜日
※日によって月曜日でも開館日あり
・駐車場 :最初1時間300円(以降30分150円)
・HP :東京都現代美術館公式◆ピクサー展
・開催時期:2016年3月5日~5月29日
・料金 :一般1,500円
・HP :ピクサー展公式
1人なら高速バスで東京へ行くのですが、家族で行ったので今回は車で行きました。
東京って思ったよりも近くて2時間かからずに到着しました。首都高が混雑していないとスムーズですね。
東京都現代美術館にも駐車場はあるのですが、すぐ近くに24時間900円打ち切りの駐車場があったので、今回はそちらに車を停めました。
東京都現代美術館の駐車場は1時間300円なので、3時間以上いるようなら周辺の打ち切り駐車場のほうがお得です。
東京都現代美術館のすぐとなりには「木場公園」というかなり大きな公園が隣接しているので、ピクニックシートを敷いてお弁当を食べました。美術館に飽きた子供を遊ばせるのにも便利です。
木場公園の北側の敷地に東京都現代美術館はありました。
入り口でピクサー展の当日券を購入し、さぁ入場!と思ったら、入場制限がかけられていて入場するまでに30分待ちました。
2歳の子供を連れて来ていたので、1人で列に並んでいる間、奥さんに子供と遊んでいてもらって入場口近くになったら電話で呼んで一緒に入場しました。
ピクサー展は写真撮影が禁止なので、ここからは説明だけ。
◆イントロダクション
最初は「イントロダクション」ということで、ピクサー誕生から30年の現在に至るまでの歴史の簡単な説明。
ピクサー映画の最初に必ず出てくる有名なデスクライト「ルクソーJr」のアートワークも飾られていて、だんだんテンションが上がってきます。
◆トイ・ストーリー三部作
次はトイストーリ3部作の展示。バズやウッディの初期設定の絵が完成時のものと全然違って面白い。ウッディは性格悪そうな感じで、バスは可愛らしい感じでした。
トイ・ストーリー1の当時はCG技術が今より発達していなくて、おもちゃのプラスチックなどの質感は表現しやすかったけど人間の肌などの表現が難しくて苦労したという話が書かれていました。
◆トイ・ストーリー・ゾートロープ
暗い部屋に進んでいくと中でトイ・ストーリーのキャラクター達が動いていました。不思議な光景を眺めていると次第に動きが遅くなり、だんだんと動いていた人形たちが少しずつ姿を変えた人形が回りながら照明に照らされて動いているように見えていたということがわかりました。
ちょっと言葉で説明すると難しいですが、パラパラマンガの人形版だと思ってくれるとわかりやすいかも。
実際に見るとかなりリアルに動いていてびっくりします。
これは必ず見て欲しいです。
◆ショートフィルム
1階の最後にショートフィルムを上映している部屋が2つありました。
ピクサー映画は映画の本編の前に、そのときの最高の技術を使ったショートフィルムを上映しますが、ここではその中のいくつかを見ることができます。
すべて持っているDVDの特典映像で見ることができるものですが、家で見るのではなく大勢でいっしょに見ると一体感が感じられて面白くおすすめです。
ショートフィルムの部屋を出ると、いくつかのキャラクターをレントゲン写真で見るようなムービーが流れていて、ついつい見入ってしまいました。
◆アートスケープ
1階から3階へ移動します。
最初にあるのは「アートスケープ」という映像作品。
ピクサーが作った今までの作品の絵が壁に貼られているシーンから始まり、カメラが絵に寄っていき、いろんな映画のワンシーンに入っては出て行くという内容です。
大型のワイドスクリーンに映しだされる迫力の映像とともにリアルな音が合わさって、見応えのある作品でした。
15分のループ映像で、後からでも入れるので一旦先に進んで、後からもう一度見ました。
ファインディング・ニモのあるワンシーンのところで、みんなびっくりしていました。
◆長編映画のマスター・ピース
最後はピクサー全作品の制作過程の絵やCGなどが上映順に展示されているエリアです。
順番に見ていくとピクサーのCG技術がどんどん上がっていったのがわかります。
カーズ2の観客やヨーロッパの町並みなどすごい手間をかけて作られていたのだからこそ、精巧できれいな映像が出来たのだとわかりました。
メリダとおそろしの森では主人公メリダの髪の毛にこだわっていて、その髪の毛の作り方の解説もありました。他にもメリダとおそろしの森では布の表現にこだわり、布が落ちる様子などをのリアルさを追求していたり、クマの動きをリアルにするために、外側からは見えない皮膚の内側にある筋肉の部分まで作られていたのだとわかりました。
こうやってい見ていくとピクサーは単なる創造、デザイン系の組織ではなく、技術屋の部分もかなりあるのだとわかります。
ところどころピクサー社員たちによる説明動画が流れていて、見ていくとどういうところにこだわったのかがわかって面白いです。
帰ったらDVDの特典映像の制作秘話を見返してみたくなりました。
他にはそれぞれのキャラクターが出来上がるまでの絵や、立体的に作られたキャラクターの造形が展示されていました。
ウォーリーのゴキブリに「HAL」という名前があったのは初めて知りました。
それにしてもウォーリーってすごいですね。
キャラクターの制作過程を見ていると、最初は完全にロボットだったウォーリーが、試行錯誤の末に人間的な心を持ったキャラクターになっていくのは見ていて感動します。
最新作の「アーロと少年」までの紹介がありました。
◆物販
特設ショップはものすごい混雑していました。
公式ホームページですべての売られているグッズを紹介していてくれれば買うものを先に決めれるので悩まないのですが、現地にしか置いてないものもあり、人混みをかき分けてチェックするしかないです。
小さな子供は危険なのでこのエリアには長居しないほうが良いかも。
いろいろ悩んだ末にトイ・ストーリーのポスター(1枚600円)を2枚購入しました。
一度出てしまうと再入場できないみたいなので、慎重に買うかどうか決めてから帰りましょう。
出口のところにモンスターズ・ユニバーシティのサリーとマイクがいていっしょに写真を撮ることができます。
数は少ないですが、東京都現代美術館のミュージアムショップにもピクサー関係の商品が並んでいて、そちらは入場券がなくても買うことができます。
◆まとめ
東京都現代美術館についてまとめると、
・3時間以上いるなら近くの打ち切りの駐車場が良い
・隣には木場公園があり子供が遊べる
ピクサー展についてまとめると、
・ピクサー好きは絶対楽しい
・入場までに30分並んだ
・制作秘話が面白い
・ゾートロープは本当に人形が動いているみたい
・キャラクターが出来までの過程が面白い
・迫力のアートスケープはおすすめ
・2階に休憩エリアがあるので適度に休憩
・特設ショップはかなり混雑する
・再入場ができないので注意
という感じでした。今回、2歳の子供を連れて行ったのですが、正直子供連れはおすすめできません。
かなり混雑しているので一緒に行くと疲れますし、子供が喜びそうな映像作品は少なく、絵画などが中心の大人向けの展示が多いです。
ピクサー作品が大好きだったり、絵を見たり描いたりするような子供以外は外の木場公園で遊んでいたほうが良いかも。
うちの子供は途中で飽きてしまって人混みで疲れてしまったので、夫婦交代で木場公園で遊ばせて、もう一人がのんびり展示を見るという作戦にしました。
やっぱり東京はいろんな施設やイベントがあって楽しいですね。