静岡県には大小さまざまな博物館があります。
恐竜の化石などを展示する本格的なものから、バイクや車などの工業製品の博物館、富士山について紹介するもの、良くわからない怪しいもの。
富士山周辺は富士山に関するテーマの物が多く、伊豆周辺は尖ったテーマの博物館が多いですね。
郷土史を紹介する博物館もたくさんありました。
そんな静岡県内の博物館と、愛知、神奈川などの近場の隣県の博物館を紹介します。
行ったことがある博物館でおすすめのものには★をつけておきましたので、お出かけの参考にしてみてください。
静岡県東部
【裾野】富士山資料館
小さな博物館ですが、富士山周辺に生息する生き物の剥製の展示は意外と見応えがありました。
他には富士山の成り立ちの歴史の解説、裾野市内で発掘された土器などの展示や、昔の人の生活用具などの郷土資料が展示されていました。
入館料は大人210円です。
【御殿場】富士山天空シアター(樹空の森)
樹空の森という公園の中にある富士山に関する情報を展示している小さな施設です。
山頂の気象観測、富士山周辺の気候、湧水、地質などに関する情報を展示しています。
山頂で実際に使っていた気象観測用の機械の展示もありました。
富士山と周辺地域のジオラマに雲の流れなどを投影したプロジェクションマッピングはなかなかおもしろかったです。
大人300円はちょっと高いかな。
【沼津】沼津市歴史民俗資料館
沼津御用邸記念公園の敷地内にある博物館で、沼津の漁業の歴史や道具などを紹介しています。
入館料は無料ですが、沼津御用邸記念公園の入園料が大人100円かかります。
【沼津】戸田造船郷土資料博物館・駿河湾深海生物館
日本初の本格的洋式帆船「ヘダ号」の造船資料や、戸田の漁業の歴史などを紹介する施設で、船の模型や設計図などを展示しています。
駿河湾深海生物館では海の生き物の剥製や液浸標本、模型を展示しています。
入館料は200円です。
★【長泉】静岡サッカーミュージアム
長泉にある静岡県内のサッカーについて紹介している博物館です。
静岡県内のサッカーの始まりから、栄光、現在の県内クラブチーム「ジュビロ磐田」「清水エスパルス」の紹介、そして静岡県出身の有名選手の紹介があります。
入館料は無料ですので、気軽に立ち寄れます。
【長泉】富士竹類植物園
世界中の様々な竹500種を育てていて、さまざまな竹を見ることができる日本唯一の竹の植物園です。
資料館として生活の中での竹の活用の展示、竹林整備の方法などを紹介しています。
入館料は大人500円です。
【長泉】井上靖文学館
沼津市にゆかりのある作家「井上靖」の作品と作品背景にある著者の人生などを紹介している施設です。
美術館が集まった「クレマチスの丘」にあるので、共通チケットを購入すれば他の施設も合わせて散策できます。
入館料は大人500円。
【富士】富士山かぐや姫ミュージアム(富士市立博物館)
富士市の広見公園内にある富士山周辺の歴史と文化、富士山信仰、そしてかぐや姫の物語との関連について紹介する博物館です。
富士山周辺に伝わる通常と違うかぐや姫の物語を知ることができます。
広見公園内には他に昔の建物がいくつも移築してあり、中に入って見学することができます。
広見公園の敷地に隣接して「歴史民俗資料館」があり、富士市の郷土の文化や歴史を紹介しています。
公園内にあるので、子供連れで遊びがてら訪問できます。
すべて入場料は無料です。
【富士宮】富士山世界遺産センター
富士山が世界遺産に登録されたのを記念して富士宮の浅間大社の近くに作られた資料館です。
富士登山を疑似体験できるような施設の作りになっていて、音と迫力の大画面映像で登山した気分になれます。
入館料は大人300円です。
【富士宮】奇石博物館
食べ物や植物に見える変わった石「奇石」の他に化石や宝石などの石を展示しています。
宝石探し体験もできます。
入館料は大人700円です。
伊豆
【熱海】秘宝館
熱海にある大人専用の博物館です。
入館料は1,700円です。
【伊豆市】昭和の森会館
道の駅「天城越え」の敷地内に、天城の植物や自然をパネルやビデオで紹介する「森の情報館」と、天城、伊豆ゆかりの文学者や作家120名の資料を展示している「伊豆近代文学博物館」があります。
伊豆近代文学博物館では井上靖の通信簿や直筆原稿、伊豆の踊子の生原稿などがあります。
森の情報館は無料ですが、伊豆近代文学博物館は大人300円です。
【伊東】伊豆テディベア・ミュージアム
世界各国のテディベアが展示してある博物館です。
定期的に企画展も開催しています。
入館料は大人1,080円です。
【伊東】伊豆高原アンティーク・ジュエリーミュージアム
ヴィクトリア王朝時代(1837〜1901年)を中心とした貴族の宝飾品やドレスを展示しています。
アンティーク調のドレスを着て写真撮影を楽しむこともできます。
入館料は大人900円です。
【伊東】伊豆高原からくり時計博物館
時間になるといろいろな動きをして楽しませてくれる「からくり時計」を展示している施設です。
入館料は大人600円です。
【伊東】伊豆オルゴール館
オルゴールを中心に自動演奏楽器や蓄音機などを展示していて、自動演奏を聞くことができます。
オルゴール作り体験もできます。
入館料は大人860円です。
【伊東】城ヶ崎文化資料館
伊豆オルゴール館の姉妹館です。
敷地内に「おもしろ博物館」というレトログッズと伊豆高原周辺の郷土資料を集めた博物館があります。
入館料は大人500円です。
【伊東】怪しい少年少女博物館
怪しい外観が特徴的な博物館です。
昭和のファッションやおもちゃ、いろいろなフィギュア、オカルトグッズなどの変わった展示で有名です。
お化け屋敷のような「あやしい」エリアもあります。
入館料は大人1,000円です。
【伊東】まぼろし博覧会
怪しい少年少女博物館の姉妹館です。
説明しようと思いましたがうまく説明できないくらいわけのわからない展示物が充実しています。
入館料は1,200円。
【伊東】ねこの博物館
怪しい少年少女博物館の姉妹館で猫に関する展示がある施設です。
世界の野生ネコの標本やサーベルタイガーなどの化石、ねこをテーマにした人形やぬいぐるみ、美術品などを展示しています。
ねことふれあえる部屋もあります。
入館料は大人1,300円です。
【伊東】伊豆アンモナイト博物館
アンモナイトをはじめ、魚の化石や恐竜の化石のレプリカなどの展示があります。
定期的に化石発掘体験などのイベントもやっています。
入館料は大人700円です。
【下田】ハーバーミュージアム・JGFAかじきミュージアム
ハーバーミュージアムでは下田の歴史を映像や復元模型を使って紹介しています。
JGFAかじきミュージアムではカジキ釣り大会の歴史やカジキのレプリカなどを紹介しています。
入館料は共通で大人500円です。
【西伊豆】雲見くじら館
伊豆の松崎町にある博物館です。
雲見漁港に迷い込み砂浜に打ち上げられてしまった体長11.m世界的にも貴重な「セミクジラ」の骨格標本を展示している博物館です。
入場料は大人100円です。
静岡県中部
【静岡】静岡市立登呂博物館
弥生時代の集落、水田跡の遺跡を紹介している博物館です。
登呂遺跡で発掘された弥生時代の土器や木器、服などの生活用具などが展示されています。
博物館1階は弥生時代の体験コーナーになっていて、こちらは無料で入ることができます。
2階に常設展示や企画展示があり、そちらは有料で入館料は大人300円です。
復元した竪穴式住居には無料で入ることができて、古代の生活を感じることができます。
体験コーナーは意外と楽しくて、子供でも楽しめる施設でした。
【静岡】フェルケール博物館
清水港に関連した船の精巧な模型や船舶関連品を展示している博物館です。
海と人の歴史を学ぶことができます。
入館料は大人400円です。
★【静岡】ふじのくに地球環境史ミュージアム
廃校になった静岡南高校の建物をそのまま利用して作られた博物館です。
学校の教室や机を使った展示は、どこか懐かしくて新しい雰囲気を感じさせてくれます。
生き物の剥製や標本の展示が多いです。面白くてわかりやすい工夫した展示があり、楽しみながら学ぶことができます。
入館料は大人300円。安くて長く楽しめる博物館です。
【静岡】東海大学海洋科学博物館(海のはくぶつかん)
三保にある東海大学の運営する水族館です。水族館のように生きた魚の展示が主ですが、他に水圧や海水、津波の実験など科学的な展示も多くありました。
入館料は大人1,500円で、隣接している「自然史博物館」との共通券は1,800円です。
【静岡】東海大学自然史博物館(恐竜のはくぶつかん)
東海大学海洋科学博物館に隣接している博物館です。
こちらは恐竜やその他の生き物の化石、生き物の進化についてが主な展示になっています。
入館料は大人1,000円ですが、隣接施設との共通券だと1,800円です。
【静岡】久能山東照宮博物館
徳川将軍家に関する武具や衣装、道具などを展示しています。
収蔵品は2,000点以上あるので、定期的に展示品が変わります。
見学したときには関ヶ原の戦いのときに徳川家康が身に着けていた「歯朶具足」という鎧が展示してあって感動しました。
入館料は大人400円です。
【焼津】深層水ミュージアム
日本一深い駿河湾の深層水に関する情報を紹介している施設です。
タカアシガニやオオグソクムシを展示している水槽もあります。
入館料は無料です。
【藤枝】藤枝市郷土博物館・文学館
藤枝市の歴史を古代から近代まで学べる施設です。
市内の古墳で発掘された土器や戦国時代のジオラマ、などの展示を見ることができて、わかりやすく歴史を学ぶことができます。
藤枝市文学館では藤枝市にゆかりのある4名の作品に関する資料などを展示しています。
入館料は大人一人200円。
【島田】ふじのくに茶の都ミュージアム
お茶の産業・歴史・文化を紹介している博物館です。
お茶の道具、お茶づくりを学ぶことができます。
世界各国から集めた珍しいお茶に触れ、香りを嗅ぐこともできます。
入館料は大人300円です。
静岡県西部
★【掛川】資生堂企業資料館
資生堂が運営する日本の化粧文化、資生堂の歴史などを紹介する博物館です。
商品パッケージの歴史や資生堂の広告の歴史で見たことがあるものを見つて「懐かしい〜」と感じるのが楽しい施設です。
すぐとなりには美術館「資生堂アートハウス」があります。
入館料は無料です。
【磐田】磐田市香りの博物館
香りをテーマとした博物館で、館内には香道で使う胴部や香水の瓶などの展示があります。
実際に香りを体験できるコーナーもあります。
入館料は大人300円です。
★【浜松】航空自衛隊 浜松広報館(エアーパーク)
航空自衛隊浜松基地に隣接している博物館で、館内には飛行機の構造を紹介した展示や、実際の飛行機の展示などがあります。
体育館のような大きな建物に展示された多数の戦闘機、航空機は迫力があって興奮します。
実際の機体を使ったシュミレーターは大人気です。
室内施設なので天候や気温関係なく遊べて大人も子供も楽しめます。特に男の子にはおすすめです。
入館料は無料です。
【浜松】浜松市楽器博物館
世界の楽器や音、映像の展示をしている博物館です。
体験ルームでは自由に楽器の演奏を楽しめます。
入館料は大人800円です。
【浜松】浜名湖オルゴールミュージアム
世界各国のオルゴールや自動演奏楽器、蓄音機などを展示しています。
ホールでは定期的の迫力の自動演奏のコンサートが開催されます。
浜名湖畔の山の上のかんざんじ温泉を見下ろす立地にあり、景色がとても良く夜景もきれいでデートにおすすめです。
【浜松】浜松市博物館
浜松の地域の歴史を縄文時代から近代まで収蔵品を使って解説している博物館です。
定期的に企画展も開催されています。
入館料は大人300円です。
【浜松】浜松市地域遺産センター
大河ドラマの主人公にもなった井伊直虎に関する展示や、井伊直虎の生涯や井伊谷周辺の様子をプロジェクションマッピングやジオラマなどを使って紹介しています。
入館料は無料です。
【浜松】犀ヶ崖資料館
遠州地方の郷土芸能である「遠州大念仏」と武田信玄と徳川家康が戦った「三方原の戦い」に関する資料を展示している博物館です。
入館料は無料です。
【浜松】賀茂真淵記念館
江戸時代に「古事記」「日本書紀」「万葉集」などの古典を研究する「国学」を樹立した「賀茂真淵」の人生や資料を紹介する博物館です。
入館料は大人300円です。
【浜松】本田宗一郎ものづくり伝承館
ホンダの創設者「本田宗一郎」に関する資料が展示されている博物館です。
館内には本田宗一郎の一生を紹介したものや、発明のヒントや考え方などを紹介した展示があります。
入館料は無料です。
【浜松】スズキ歴史館
スズキのバイクや自動車、船外機などを展示してスズキの歴史を紹介する博物館です。
乗り物の歴者や現在のものづくりについて学ぶことができます。
入館料は無料ですが、予約が必要です。
【浜松】木下惠介記念館
戦後日本を代表する映画監督「木下惠介」に関する資料を展示している博物館です。
館内には書斎を再現したコーナーや監督作品のポスター、受賞トロフィーの展示、監督した作品の上映会も行われています。
入館料は大人100円です。
【浜松】浜松まつり会館
日本三大砂丘の一つである「中田島砂丘」の近くにある浜松祭りに関する資料を展示した博物館です。
館内では浜松祭りで使われる屋台や参加する町が来ている法被などを展示しています。
入館料は大人400円です。
神奈川県、愛知県
★【神奈川】神奈川県立生命の星・地球博物館
小田原にある大型の博物館です。
動物の剥製や大型の恐竜骨格は大迫力で見応えがあります。
他には地質、鉱物、宇宙の歴史、昆虫標本、化石、地球環境などさまざまなエリアに分かれていて子供も大人も楽しめます。
入館料は大人520円です。
★【愛知】豊橋総合動植物園(のんほいパーク)
豊橋市にある動物園、公園、植物園、遊園地、博物館が一体になった施設です。
敷地内の博物館では化石展示などを楽しむことができます。
入園料はすべて入園できる共通チケットで大人600円です。