週末はちょっと足を伸ばして東京の西東京市にある「多摩六都科学館」に行ってきました。
1億4000万個以上の星を投影できる世界一のプラネタリウムは迫力があり、星の美しさに感動しました。
思ったよりも混雑してなくて、子連れでもゆっくりと楽しめました。
多摩六都科学館の基本情報
【名称】 |
多摩六都科学館 |
【住所】 |
東京都西東京市芝久保町5-10-64 |
【電話番号】 |
042-469-6100 |
【営業時間】 |
9:30~17:00 |
【休館日】 |
月曜日(祝日の場合は翌日) |
【駐車場】 |
有り(1日最大700円) |
【HP】 |
「多摩六都科学館」は西東京市という場所にあります。今回は車でおじゃましましたが、電車で行くには近くに駅がないためバスで行ったほうが良いそうです。
駐車場も完備
敷地に隣接して駐車場があります。
昼過ぎに到着したので、さぞ混雑しているだろうと思いきや半分くらい空きがありました。
料金は一日停めても最大で700円なので時間を気にせず安心して科学館を楽しめます。
駐車場に車を停めて多摩六都科学館の建物に向かいます。
巨大な球型の目立つ建物があり、そちらの下が入り口になっているので、階段を降りていきます。
入り口でチケットを購入します。
料金はプラネタリウム科学館の展示だけか、プラネタリウムを見るかで変わってきます。
入館料だけなら大人500円、子供(4歳~高校生)200円です。
プラネタリウムまたは大型映像を一回見ることができるセット券は大人1,000円、子供400円です。
閉館時間までなら再入場もできます。再入場や退館するときにはチケットが必要になるので、外に出るまでチケットは大切に保管しておきましょう。
展示室.1 チャレンジの部屋
館内はメタリックな雰囲気で、科学館っぽさが伝わってきます。
こちらの階段は赤い筒は階段になっているのですが、中には子供が遊びながら体を使って上に上がることができる子供専用の通路がありました。
まずは1つ目の展示室「チャレンジの部屋」に行ってみました。
こちらは光、元素、ものの運動などをテーマにした展示が並んでいます。
スペースシャトル「エンデバー」の大型模型があり、中を登っていくと天井には無表情の宇宙飛行士がいました。
階段を登る途中で「こわい〜」と泣き出してしまう子供もいました。
月の重力を体感できる「ムーンウォーカー」は身長110cm以上、体重22キロ以上70キロ以下と制限があるのでご注意ください。
月面基地の模型はわくわくします。
月の表面で採取できる素材です。
月面基地を作るとしたらこれらの素材と、地球から持っていける限られた素材を使って工夫して作らないといけないのですね。
こちらは地球の1キロをそれぞれの惑星で持ったらどう感じるかという展示。
火星が意外と軽くて、太陽が重すぎでした。
重力を体感できるのでわかりやすくて良い展示ですね。
他には回転する円盤を持ちながら回転する台に乗ることで体が動いて「ジャイロ効果」を体感できる展示が面白いです。
展示室.2 からだの部屋
次の展示室は「からだの部屋」という場所で、反射神経や動体視力などがわかるゲームや、知恵の輪などのパズルで遊ぶことができます。
パズルは子供だけでなく、大人も夢中になりますね。
カプラという平べったい木の札を積み上げていくだけのおもちゃですが、これが遊んでみると面白い。
いつの間にか大人も集中して積み上げていました。
集中力が付きそうなおもちゃです。
単純なもののほうが奥が深くて遊びの幅が広がるんですね。
展示室.3 しくみの部屋
こちらの部屋は暮らしの中にある機械や道具、電気のシステムなどを知ることができる部屋です。
自転車のペダルを漕いで電気を作って、発電所から遊園地まで届ける展示や、ピアノの構造がわかるように中が見える展示、リニアモーターカーの模型などの展示がありました。
実験コーナーでは「水の中にシャボン玉をつくる」コーナーがあって、子供も大人も思わず「へ〜」となる面白さでした。
展示室.4 自然の部屋
自然の部屋では生き物に関する展示がありました。
行きている魚や虫がいましたが、個人的に気になったのが「煮干しの解剖」。
スーパーで売っている煮干し(カタクチイワシ)を解剖して、頭、背骨、エラ、胃、肺などに分解して並べていました。さらに、胃に入っていたものを潰して水をたらして顕微鏡で覗くことで、どんなプランクトンを食べていたかわかるようです。
身近なものでも見方を変えるだけで科学の勉強ができるんですね。
森の展示の中には鳥や昆虫、生き物などの模型が隠れていたのですが、カエルの保護色がすごくて完全に地面と同化していて、見つけるのが大変でした。
展示室.5 地球の部屋
地球の部屋には化石、岩石、地質関係の展示があります。
時間がなくてここは見ることができませんでした。
世界一のプラネタリウム
プラネタリウムの入り口の前にはボイジャーの模型がありました。
時間になったのでプラネタリウムに入ります。
席は自由席でした。
上の方が見やすいと案内の人が言っていたので、なるべく上の席にしました。
時間になりプラネタリウムが始まりました。
多摩六都科学館のプラネタリウムの特徴は「生解説」。
上映が始まる前から解説が始まり、そしてスムーズに星空に移行しました。
最初は多摩六都科学館から見ることができる「夕日」の景色でしたが、高精細の大画面で見る景色は本当の景色のようでした。景色が西向きから南向きに移動したときには画面が変わっているだけだとわかっているのですが、椅子が動いているかのように錯覚しました。
そして、一番星の解説から東京から光を無くしたら見られる星空。
だんだんと春の星座の解説に変わっていきました。
星空の解説もギリシャ神話の小ネタを入れながら、見つけやすい星座を見つけて次の星座を見つけるなど、実際に星空を見たときにどうやってみたら良いかをわかりやすく解説してくれて勉強になりました。
うちの子供は毎晩寝る前に星座を見ているからか、解説員さんの質問に答えていてすごいなぁと関心しました。
HOMESTAR Classic (ホームスター クラシック) メタリックネイビー
完全に自分よりも星座の知識は上です。
ホームスターで星座を見て、学研の星座図鑑で勉強しているので、自然と星座に詳しくなっていったようです。
カフェと休憩室
1階にはカフェと休憩室があります。
休憩室では飲食ができて、小さな畳スペースもありました。
ミュージアムショップ
ゆっくり休憩して最後はミュージアムショップ。
博物館、科学館のミュージアムショップは大好きなのですが、ここのミュージアムショップはいまいちでした。
安っぽいものが多くて「おおっ!」となるものが少ない。
気になったのは本物の化石くらい。
今は天体望遠鏡も安くなって、エントリーレベルなら3,000円くらいで買えるので、おいておけば売れそうな気がするんですが、、、
購入したのは本物の昆虫の標本が入っているガチャガチャ。
出てきたのはクワガタの標本。
初めて本物の標本を購入しましたが、標本だと細部まで確認できて良いですね。
名前などの解説書がなかったので、家に買ったら子供と図鑑で調べてみるつもりです。
まとめ
多摩六都科学館について
・思ったよりも空いていた
・静岡科学館よりは広い
・一日遊べる
・駐車場は最大700円
・世界一のプラネタリウム
という感じでした。
勉強するという感じではなく、頭を使って遊びならが学べるという感じの施設で、子供の知的好奇心を満たすのに良い施設だと思います。
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