富士山が世界遺産として登録されましたが、文化遺産としての登録で名称は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」という名前です。
富士山単体が世界遺産というわけではなく、信仰の対象としての富士山や芸術の源泉としての富士山にかかわった「忍野八海」「浅間大社」「三保の松原」などの多くの場所との複合での登録で、その中に「白糸の滝」も入っています。
そんな世界遺産の構成資産の一つである「白糸の滝」に行ってきました。
◆白糸の滝の基本情報
・名称 :白糸の滝
・住所 :静岡県富士宮市上井出273-1
(富士宮市観光協の駐車場)
裾野から行く場合、下道でいくのであればサファリパークなどがある富士山側から行った方が時間的には短いと思います。山道が苦手な方は1号線で富士経由で行くか東名や新東名を使うと良いです。
◆白糸の滝の駐車場
ナビの通りに進むとだいたい「富士宮市観光協会」の白糸の滝の駐車場に到着します。
この駐車場は白糸の滝に向かう道の入り口にあり、きれいに整備されていてトイレやインフォメーション・センターもあるので便利ですが、料金がとにかく高い。
正直、こんな田舎なので最初は無料の駐車場が用意されているのと思っていましたが、世界遺産の「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとして登録されて調子に乗っているのか、乗用車1台500円という結構強気の価格設定です。
しかし、この駐車場を通りすぎて少し行くとすぐに1台200円や100円の駐車場もあります。今回停めたところは白糸ガーデンというお店で600円以上のお土産か食事をすれば無料で、それ以外は一回200円というところでした。
◆音止の滝はかなりの迫力
駐車場に車を停めて先ほどの観光協会の駐車場の方から白糸の滝に向かっていきます。
駐車場から歩いてお土産屋の通りをい抜けて、坂を降りて白糸の滝に到着するというコースです。
白糸の滝に向かう道は思ったよりもきれいに整備されていて、途中にはちょっとした芝生の広場もありました。
途中には富士宮焼きそばの店「平石屋」があり、ここで富士宮焼きそばを食べました。(平石屋の記事)
さらに先に進むと左手に「ゆついわむら神社」という看板を見つけました。
看板の矢印の先は路地になっていて、そのまま進んでみました。
路地の先はちょっとした神社になっていました。
柵にはたくさんのハート型の絵馬が掛けられていました。
この場所からは音止の滝の水が落ちるところを上から見ることができてすごい迫力です。
神社から出てちょっと先を進むと音止の滝をきれいに見える場所に出ました。
音止の滝は「音無の滝」とも呼ばれているようで、落差は25mもあるそうです。
◆世界遺産の白糸の滝
更に先に進むとまたお土産屋の間を抜ける道があり賑やかです。
お土産屋の通りを抜けると下りの階段になっていて、その先には橋と滝が見えます。
シンプルで滝の景観を極力邪魔しない良いデザインの橋ですね。
階段を降りて橋の上からは正面から白糸の滝を見ることができて、絶好の写真スポットです。
白糸の滝は高さ約20m、幅約150m以上に広がる崖面から湧きだした水が白い糸のように見えることから「白糸の滝」と呼ばれていますが、確かに白い糸のようにも見えます。
近くまで行くと滝壺を間近で見ることができます。
滝から飛沫が飛んできて冷たくて気持ちが良いです。昔はこの滝に打たれて修行をする人たちもいたそうです。
普通に水が落ちてくる滝と違って横に広がり迫力があり、崖からしみだした水が滝となって流れてくる様子はめずらしく思っていたよりも感動しました。
ちょっとお土産屋が頑張りすぎなのが気になりますが、ドライブがてら寄ってみるのも良いかと思います。
一度滝を間近で見るために下に降りたので、帰りはまた登る必要があるのがちょっと大変ですが、久しぶりに良い運動になりました。
世界遺産パワーなのか、とても綺麗に整備されていて歩きやすかったです。
無料の駐車場がないのがちょっと残念です。