裾野にある鉄道好きな人には有名な公園が「日本庭園鉄道」です。こちらには世界最長の全長1250mの1番ゲージがあります。
運転会のときには実際に走っている車両に乗ることができて、鉄道、電車、新幹線、プラレール好きの子供は大喜びする公園です。
◆日本庭園鉄道の基本情報
・名称 :日本庭園鉄道
・住所 :静岡県裾野市今里62−5
・駐車場:有り(無料)
・管理者:JGR
・HP :JGR公式
日本庭園鉄道は裾野市の今里というところにある「私設」の施設です。普通の市や県などが設置管理している公園と違ってJGRという団体が管理している私有地になります。
そのために、見学するには注意事項を必ず守ってください。
◆注意事項
1.すべての線路の上は歩行しないこと(線路の破損の原因となるため)
(特に子供が小レイアウトの上に乗ることを固く禁止しています)
2.小レイアウトの階段から中へは立ち入らないこと
3.当施設内の車両は個人所有です。無断で触らないこと
4.ゴミや吸い殻は持ち帰ること
5.マナーが守れない方の見学は、お断りいたします
6.施設内での事故やけがは、ご自分の責任となります
7.駐車場は当施設より道をはさんで南側の芝畑です(看板が目印)
見学の際にはこれらの注意事項を守る必要があります。
こちらの施設は鉄道好きな方たちが趣味で運営していて、入場には料金などがかかりません。そういった好意の上になりたっているものなので、敬意を持って見学しましょう。
実際に運転会に行くとわかりますが、会員の方たちはとても優しくて気さくで良い人達ばかりでした。遊びに来ている子供たちもみんな楽しそうなので、その環境を守るためのルールは順守する必要がありますね。
◆駐車場
駐車場は日本庭園鉄道の南側にあります。
こちらの大きな看板が設置してあるのでわかりやすいと思います。
普段は何もない芝畑です。
が、運転会のときには朝から満車になるほど混みあう人気ぶりです。
◆日本庭園鉄道の様子
庭園鉄道の入り口はこちらの店舗の脇にあります。
こちらの通路から中に入ることができます。
敷地内には線路が敷き詰められていて鉄道好きならワクワクする雰囲気です。
踏切注意などの遊び心のある看板もあって楽しくなります。
線路は踏むと痛むので絶対に踏まないように注意しましょう。
こちらの階段より内側は会員の方専用のスペースのため、中に入らないようにと注意事項に書かれていました。
大きな転車台もあります。
動いているところを見ていたいですね。
鉄橋はかなりリアルな作りです。
◆運転会の様子
JGRの公式ホームページで告知されている運転会に行ってみました。
だいたい毎月2回、第1日曜日と第3日曜日に行っているようですので、行きたい場合は自前にホームページをチェックしていくと良いです。
「行きたいけどなかなか行けない!」「現地の様子を知りたい」「天気が心配」という方はライブカメラが設置してあり、現地の様子がわかるようになっているので、事前に確認するとわかりやすいです。
ライブカメラで現地の様子をチェックして10時頃現地に着くと、すでに駐車場は満車。
なんとか1台置けるスペースを見つけたので、駐車出来ました。
天気が良くて新緑の季節だったので、芝生の緑が気持ちよかったです。
会場はすでに大勢の人で賑わっていて、多くが家族連れ、特に男の子を連れた家族が多かったです。やっぱり女の子よりも男の子のほうが鉄道は好きなんですね。
人だかりができている方へ行ってみると、なんと人が乗れるようになっている0系新幹線が。
何度でも乗って良いとのことだったので、休憩をはさみながら子どもといっしょに3回乗せてもらいました。
子供は大喜びしてましたけど、大人が乗ってもかなり楽しいです。大人も含めて10人以上乗っているにもかかわらず安定してスムーズに動く新幹線に感動しました。
こちらは先程の0系新幹線と同じくらいのサイズの蒸気機関車。
本物と同じように蒸気と煙が出ていてかっこいいです。燃料は石炭なんでしょうか?
実際に人が乗ることもできるようですが、ちょっと調子が悪いみたいで調整していました。
転車台も幾つかの車両で賑わっていました。
どれもかっこいいですね。
新幹線のシンプルなデザインも良いですが、蒸気機関車の重厚感があってたくさんの駆動部が見える力強いデザインは男心をくすぐりますね。
もう少しサイズの小さい車両を奔らせているエリアに移動するとトーマスがいました。
こちらのトーマスの後ろの客車には電動のラジコンが搭載されていて、実際に走らせてくれました。
こちらの機関車は実際の車両と同じように蒸気機関で走っていました。
駅を出発するときには汽笛を鳴らしてくれて、リアルな姿に感動しました。
燃料は石炭ではなくアルコールを使っていて、アルコールの火で水を熱して水蒸気を作って蒸気機関で走っていると教えてくれました。
気圧がある一定を超えると自動で減圧するという本格的な仕様です。
機関車両はキットで売られているそうですが、客車は雨樋やアルミを加工して会員の方が自分で作られたそうです。
こちらはアメリカの車両だそうです。
ユニオン・パシフィック鉄道のロゴがかっこよかった。
目線を下げると本物が走っているみたいで興奮します。
ミニチュアの駅も作られていて楽しい雰囲気。
子供だけでなく、、、というか実際には子供よりも大人のほうが楽しんでいました(笑
園内には日陰もあり、テーブルや椅子もあるのでお弁当を持って行くのも良いかもしれません。
鉄道好きにはとても楽しい場所です。
◆まとめ
日本庭園鉄道についてまとめると、
・JGRという組織の会員によって運営されている
・注意事項は必ず守って
・運転会は大人気
・駐車場は混雑する
・乗れる車両は子供に人気
・大人も楽しめる
・すべて会員の方の好意で無料
・園内に募金箱があるので、できる方は募金を
という感じ。
これだけのものを提供してくれるJGRの会員の方には頭が下がります。鉄道模型を持つことを夢見たことがある大人、鉄道好きな子供にはおすすめの場所です。