富士宮にある「富士山本宮浅間大社」が桜の名所にもなっていると聞いて、満開の時期を狙って行ってみました。
周辺の整備が進んできて、観光地として楽しくなってきています。
◆富士山本宮浅間大社
・名称 :富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)
・住所 :静岡県富士宮市宮町1−1
・電話番号:0544−27−2002
・開門時間:11月~2月 6:00~19:00
3月 5:30~19:30
4月~9月 5:00~8:00
10月 5:30~19:30
・駐車場 :有り(有料)
・HP :http://fuji-hongu.or.jp/sengen/
富士山本宮浅間大社は富士宮市にある神社で、全国にある「浅間神社」の起源でもあります。
主祭神は「木花之佐久夜毘売命(このはのさくやのひめのみこと) 」で、家庭円満、安産、子安、水徳の神とされています。
戦国時代には武田信玄、武田勝頼によって崇拝を受けて神領の寄進、社殿の修造が行われ、その後は徳川家康によって関ヶ原の戦いの勝利のお礼として本殿、拝殿、楼門などが造営され、富士山8合目以上を境内地として寄進されたそうです。
ということは富士山の頂上って浅間大社の土地なんですね。
なかなか面白い情報です。
◆駐車場
富士山本宮浅間大社は観光地なので駐車場はありますが、基本的には有料です。
下の図面の赤い◯で囲われたところが駐車場になりますが、どれも有料です。
一番上の駐車場が一番拝殿に近いのですが、個人的には一番下の駐車場から歩いて行ったほうが、ちゃんと参道を通る道を歩けるので、お参り気分が高まっておすすめです。
ちなみに今回は「スタート」の場所に車を停めて、黄色の線のように歩いて散策しました。
線路の下をくぐったすぐのところに大きな駐車場があります。
駐車場から北に向かって歩いていくと、いきなり大きな鳥居が出迎えてくれます。
なんだか色がきれいで真新しいと鳥居だと思っていたら、どうやらここは2017年10月に開設する「富士山世界遺産センター」の建設地だそうで、駐車場や建物の整備が行われていました。
個人的にはこういう箱物は既存の空いている建物を利用して、そのお金を富士山の環境整備などに使ったほうが良いと思うのですが、やっぱり箱物って実績がわかりやすいから簡単に作っちゃうんですね。
富士山世界遺産センターの敷地の隣にはきれいな遊歩道があって、正面には富士山が見えます。
川沿いも昔来たときよりはきれいに整備されていました。
水がとてもきれいで見ていて気持ち良いのですが、川底がちょっと汚いのが気になりました。
トイレも整備してあります。
ここからさらに北に歩くと、「富士山本宮浅間大社」に到着します。
バスの出入りが激しいので注意が必要です。
駐車場の先には大きな鳥居があり、ここは鳥居と富士山をいっしょに写真におさめることができるので、おすすめです。
鳥居をくぐると一般車用の駐車場があります。
境内の案内図がありました。
駐車場のさきには石畳でできた参道があり、参道の両脇には桜をイメージしたピンクの提灯が並んでいます。
鶏の先には桜が見えていて、きれいです。
平日でしたが、屋台が出て賑わっていました。
この辺りが一番桜が多くて一面ピンク色で、とてもきれいです。
散った桜の花びらが池をピンク色に彩っていてきれいでした。
このあたりにも駐車場があり、たぶんここが一番お参りするのに近い場所にある駐車場です。
桜がちょうど満開で、きれいでした。
富士山本宮浅間大社にも参拝前に手を洗う場所があり、作法をわかりやすく絵で描いてくれてありました。
◆富士山本宮浅間大社へ参拝
拝殿の前に楼門をくぐりますが、これは徳川家康によって関ヶ原の戦いの戦勝のお礼として寄進されたもので、現在は県指定文化財になっています。
朱色がきれいな立派な楼門ですね。
楼門をくぐると拝殿があり、こちらも徳川家康寄進の県指定文化財。
まずは、拝殿でお参りをすませました。
拝殿の前には立派な桜の木があり、見応え抜群です。
たくさんの桜の木もきれいですが、一本だけでも十分きれいですね。
拝殿の右奥には「湧玉池」という富士山の雪解けの水が熔岩の隙間から湧き出てできた池があります。
誰でも汲めるように竹から水が流れていて、柄杓も置いてあります。
持ち帰り用にペットボトルも売られているので、参拝記念に持って帰りたい方は購入できます。
湧玉池の水の流れを追っていくと、一回り大きな池に出ました。
その先は「神田川」という川につながっています。
◆神田川ふれあい広場
川沿いはきれいに整備されています。
ちょっとした親水公園になっていて、川に降りる階段もあります。
ここは「神田川ふれあい広場」という公園になっていてます。
遊具もあって子供連れで参拝した帰りに子供を遊ばせるのにちょうど良いですね。
お弁当を持ってくればピクニックもできそうです。
桜の時期に富士山本宮浅間大社に来たのなら、こちらの公園も桜がきれいですので、寄っていくと良いと思います。
◆お宮横丁
大型バスなどが停まる駐車場の前の道は商店街になっていて、商店街の一角に「富士宮やきそば」の旗がたくさん立っていました。
こちらは「お宮横丁」という商業施設になっていて、富士宮やきそばなどの地元の料理を手軽に楽しめたり、お土産を買ったり、周辺の観光情報を得ることができます。
◆まとめ
富士山本宮浅間大社についてまとめると、
・南側のちょっと遠い駐車場がおすすめ
・少し歩いたほうが参拝を楽しめる
・桜の時期がおすすめ
・手前にも駐車場はある
・鳥居と富士山の写真が撮れる
・参拝後はお宮横丁で富士宮やきそば
・神田川ふれあい広場の桜もきれい
・水を汲みたい場合は水筒などを持参
という感じです。
富士山が世界遺産になって観光客が増えたのか、周辺がきれいに整備されていました。