最近の我が家の関心事は「調味料」です。
せっかく良い野菜や肉を買っても味付けする調味料が適当では良くないだろうし、調味料がおいしいものなら料理もおいしくなるのではないかという考えのもと、まずは醤油から変えてみようと思って調べてみると御殿場に「天野醤油」という醤油を作っている会社があることがわかりました。
さっそく御殿場の「天野醤油」に醤油を買いに行ってきました。
◆天野醤油の基本情報
・名称 :天野醤油株式会社
・住所 :静岡県御殿場市御殿場139−1
・営業時間:8:00頃~17:00頃
・定休日 :日曜日
土曜日休みのときあり
・電話番号:0550−82−0518
・HP :ホームページ
天野醤油は御殿場の中心地から少し離れたところにあります。
246号線を上がっていき東名のインターや御殿場アウトレットに向かう御殿場バイパスに乗って箱根方面に行くと、御殿場市役所がある「市役所北」という交差点があり、そちらを左に曲がって5分ほど車を走らせると左手にあります。
この日は裾野で雪が降ってから3日経っていましたが、御殿場はまだまだ雪が残っていました。
「天野醤油株式会社」の看板を見て左に曲がると、店舗、事務所、工場、自宅がいっしょになったような大きな建物があるので、そこの手前に車を停めます。
扉を開けて中に入ると完全に会社の事務所のような雰囲気。
「ここって醤油買えますか?」 と恐る恐る聞くとたぶん社長さんだろうと思う方が、「こちらに並んでいます」と商品を紹介してくれました。
壁には大きな棚があってサイズや種類の違う醤油がたくさん並んでいます。
こちらでは大きく5つの醤油があるようです。
ペットボトルに入った使いやすい手頃な商品としてすっきりした味わいの「赤ラベル」とこくがある「グリーンラベル」。
そして、こだわりの3種類の醤油。
・「本丸亭」
国内産丸大豆と国内産小麦を使用し、2度の夏を経過してじっくりと醗酵と熟成させた天然醸造品ですっきりさわやかな味わいの醤油。・「富士泉」
濃厚でこく重視でプロの料理人が好む。つけ、かけ、煮物、鍋な料理にも合う醤油。・「甘露醤油」
二度目の醗酵のときに食塩水の代わりに生一本の醤油を糀の中に入れて二度目の醗酵と熟成をして米糀等の減量を追加して作られた醤油で醤油を仕込んだ醤油。2年以上の歳月と2倍の原料を使用した最高級の醤油で、刺し身、豆腐、寿司などのつけ醤油に最高の醤油。
せっかここまで来たのでこだわりの3種類の醤油から選ぶことにしました。
社長さんらしき人に 「普段料理に使ったりするならどの醤油が良いか」と聞くと「本丸亭」か「富士泉」をすすめてくれたのでこくがあるという「富士泉」を購入することにしました。
一升瓶を買おうとしたら 「料理屋などのお店じゃなければ半分のサイズの方が良いですよ」と教えてくれました。保存料が入っていないためあまり大きいものを買うと品質が悪くなってしまうので、一升瓶の半分のサイズを買った方が良いとのこと。
さらに開封したら冷蔵庫での保存もすすめてくれました。
醤油って常温で保存していたんですが、冷蔵保存の方が良いんですね。
いいことを聞きました。
ちなみに、ここの醤油は近隣の小学校の給食でも使われているそうです。裾野の保育園でも使われているということで、知らないうちにうちの子どもも天野醤油さんの醤油を食べていたんだと知りました。
「富士泉」のほかに気になっていた「甘露醤油」の小瓶も購入しました。
醤油の他に味噌も作っているみたいです。
次回は味噌も試してみたいですね。
今回購入したのは、
・富士泉 720ml 390円(税抜き)
・甘露醤油 100ml 200円 (税抜き)
でした。
市内のスーパーなどでも醤油が売られているそうですが、ここまで買いに来たほうが少しは安くなっているんじゃないかということでした。
◆試飲
さっそく家に帰って天野醤油さんで購入した醤油の味見をしてみました。
こちらが「富士泉」。
やっぱり醤油はペットボトルで買うよりもビンの方が良いですね。
成分は「小麦」「脱脂加工大豆」「食塩」「大豆」「アルコール」というシンプルなもの。
アルコールは防カビのために添付していますが、加熱処理するときに抜けるそうです。
こちらは「甘露醤油」。
卓上用として使うため。こちらは小瓶で購入しました。
こちらの成分は「小麦」「脱脂加工大豆」「食塩」「大豆」「米」「アルコール」と、先ほどと違って米が入っています。
甘露醤油の方はビンを傾けるとビンの内側に少し醤油が残り、味が濃そうな雰囲気。
ビンを開けたらどちらも冷蔵庫で保存するようにしました。
ついでにこちらはスーパーで適当に買った醤油。
成分は「脱脂加工大豆」「食塩」「小麦」「大豆」「アルコール」まではいっしょですが「ブドウ糖果糖液糖」「調味料(アミノ酸等)」が入っています。
よく見るとこちらの醤油にも、「開栓後はきちんと栓をし冷蔵庫で保存してください」と書かれていました。
お皿に出してみました。
甘露醤油は二度仕込みというだけあって濃い色をしています。
こちらは左から「家にあった醤油」「甘露醤油」「富士泉」です。
家にあった醤油は醤油差しに入れっぱなしだったので、酸化して黒くなっているのでしょう。
さっそく味見。
まずは「富士泉」。
最初にしょっぱさがくるけど、味自体はまろやかでコクがあっておいしい。後味は意外とさわやかです。
次は「甘露醤油」。
先ほどの「富士泉」よりもしょっぱいですが、その分コクもすごい。しかもしょっぱさが後に残らない。
最後に劣化してしまっているので不利ですが、家にあった醤油。
コクは少なめでしょっぱさが強い。美味しいかというと「しょっぱい」という感想です。
天野醤油さんで買った醤油はどちらもほんのり醤油の素晴らしい風味がありました。開けたばかりの醤油の良さに気が付き、保存に気をつけようと思いました。
どちらの醤油も後次はさっぱりしていましたが、これは余分なものが入っていないことや水が良いことなどが原因なのでしょうか。
冷奴にかけていただきましたが、コクを感じられさっぱりとして美味しかったです。
◆まとめ
御殿場の醤油屋「天野醤油株式会社」についてまとめると、
・地元の学校給食などで使われている醤油
・ 富士山の湧き水を使っている
・御殿場市内のスーパーでも買える
・現地に来たほうが少しお得
・ギフトにも良い
・開封後は冷蔵庫へ
・甘露醤油は醤油で二度仕込
・御殿場で作られた醤油
・感じの良い社長?さん
という感じでした。スーパーでも売られているそうですが、こちらに来ればとても丁寧に商品について教えてくれるし、スーパーよりは安いらしいのでおすすめです。
自宅兼、事務所兼、お店という感じのようなので、17時頃や土曜日など微妙な時間や曜日に行くときは一度連絡してから伺った方が無難かもしれません。