御殿場アウトレットに向かう際、山の方に白い塔がみえていつも気になっていました。調べてみると「平和公園」という公園があり、桜の名所にもなっているようなので、御殿場アウトレットの開店時間まで少し時間があったので、寄ってみることにしました。
◆平和公園の基本情報
・名称 :富士仏舎利塔平和公園
・住所 :静岡県御殿場市東田中3422
・電話番号:0550−82−0350
・開園時間:8:30~17:00
・休園日 :無休
・入園料 :無料
・駐車場 :30台(無料)
場所は御殿場の「秩父宮記念公園」の近くにあります。東名御殿場インターの少し東側です。246号線から御殿場アウトレット方面に向かうと山の中腹あたりに白い塔が見えるのでわかりやすいと思いますが、そちらが「平和公園」です。
「富士仏舎利塔平和公園」とも言いますが、単に「平和公園」とも呼ばれています。
◆「平和公園」とはどんな公園?
公園というくらいなので、県や市が作ったものだと思ったのですが、いろいろと調べてみるとどうやら違うようです。
平和公園は御殿場出身の「堀内定良」という方が私財を投じて作った公園で、公園内には仏舎利塔や日本山妙法寺などがあります。「日本山妙法寺」というのは1917年に藤井日達という方によって開かれた日蓮系の宗教団体のようで、世界平和を目的としてるようです。
堀内定良さんという方は、「三徳」というスーパーマーケットの創業者で、関連会社には三徳の貿易部から独立した「シジシージャパン(CGC)」という会社があります。スーパーなどで「CGC」というブランドの商品を買ったことがある人もいるかと思いますが、これは中堅スーパーがイオンなどの大手のスーパーに対抗するために共同でプライベートブランドを作るための組織です。
平和公園の仏舎利塔の中にはインドのジャワハルラール・ネルー首相から送られた仏舎利(入滅した釈迦の遺骨、棺、祭壇などの灰)」が納められています。
実際に行ってみると桜の時期には海外も含め多くの観光客がいますし、開かれた公園です。まあ、公園というよりは大きなお寺の敷地のような感じですが。山の中腹にあるので御殿場市内や富士山もきれいに見えます。秋には紅葉も楽しめるようです。
◆桜がきれい
入り口には大きな門があり、くぐるとすぐに無料駐車場になっています。そこに車をとめて、坂をあがっていくことにしました。
園内には2000本の桜の木があり、4月中旬に行くと、桜がとてもきれいです。私財でつくった公園という割りには豪華でびっくりです。坂の途中には、大きなきれいな門や金剛力士像がありました。
金の大きな仏像もあります。
大きな金の像の前には、「なでかんのん」と呼ばれる像があり、自分の悪いところを触ると、よくなると言われているそうです。
こどもの日前ということもあって、こいのぼりが気持ち良さそうに泳いでいました。
桜並木の坂をあがっていくと、大きな駐車場があり海外観光客の観光バスがとまっていました。ここの公園からは、見事な桜と富士山のコラボが見られます。
富士山と桜がきれいに見える場所に展望台が作られていて、絶好の写真スポットになっていました。
さらに奥へ進んで行くと、遠くから目立っていた白い塔が見えてきました。こちらが仏舎利塔です。
仏舎利塔までの道の両脇には、狛犬やシーサーなど、海外の守り神がありました。世界各地の狛犬を並べているようで、日本からだんだんと西に行くに従って狛犬の雰囲気が変わっていくのがわかります。
仏舎利塔は土足厳禁です。靴をぬいで、仏舎利塔の周りを見てまわりました。仏舎利塔からも、富士山が一望できます。
秋には紅葉がきれいだそうです。入場料もかからなく気持よく散歩ができる場所なので、近くまで来たら気軽に立ち寄ってみると良いとい思います。ただし、斜面に作られているので上り坂が多いのでご注意を。
◆まとめ
平和公園に行って気がついたことをまとめると、
・富士山がきれいに見える
・怪しげな施設ではない
・桜がきれい
・紅葉もきれいらしい
という感じです。次回は紅葉のシーズンに行ってみたいですね。
御殿場市内には他にも良い公園がたくさんあります。