静岡県の袋井市にある法多山に行ってきました。法多山は静岡県の中でもかなり大きなお寺で、初詣でも人気のスポットですが、個人的には厄除けだんごがお気に入りです。
今回行ったのも、お参りや観光よりも「厄除けだんごを食べにいった」と言った方が正解かもしれないくらい、厄除けだんごが好きです。
秋には紅葉も楽しめるスポットです。
◆法多山の基本情報
名称 :厄除け観音 法多山 尊永寺
住所 :静岡県袋井市豊沢2777
電話番号:0538-43-3601
HP :http://www.hattasan.or.jp/
裾野から行く場合には東名高速を使って、掛川インターで降りて行きます。袋井にもインターチェンジがあるのですが、掛川で降りた方が距離も短いですし、高速料金も安くなります。
袋井にはワールドカップの会場の1つとしても使われた「エコパスタジアム」という大きなスタジアムがあり、そのために作ったであろう道路があるので、掛川からのアクセスもスムーズです。法多山はそのエコパスタジアムの南側の山にあります。
◆駐車場は有料駐車場を
ナビの通りに進むと法多山のふもとに到着しました。しかし、法多山の駐車場の案内標識は無く、代わりに有料駐車場の案内と客引きが目に付きます。
いろいろと探しましたが、どうやら無料駐車場はなさそうだったので、有料駐車場に停めました。一回100円のところだったので、まあ良いと思います。
駐車場からは両側に喫茶店やおみやげ屋がある参道を通って山門まで向かいます。
木造の山門はかなり立派で、奥にまだまだ道が続くことが予想できます。
◆長い参道と最後の階段
山門を抜けると大きな並木に囲まれた参道が続いていました。
道幅は広く歩きやすくて自然の中の散歩は気持ちが良いです。
山の中の道なだけあってゆるい上り坂になっています。
参道の途中にあった苔の綺麗さに目を奪われました。
日本の庭ってやっぱり落ち着きますね。
そのうち、階段が現れてきます。かなりの数がある階段なので、運動不足気味の自分の体力的に登れるか心配でしたが、なんとか息を切らしながら登り切ることができました。歩きやすい靴の方が絶対に良いです。
階段を登り切ると本殿が見えます。
落ち着いていて、とてもきれいな建物です。
息を整えてからお参りをしました。
さて、お参りも終わったので、やっと待ちにまった「厄除けだんご」です。これを食べなきゃ法多山に来た意味がないですが、お参りをする前に食べるのもどうかと思って我慢していました。
先ほどの階段の脇に帰り道用の道があるので、そちらを進んで行くと、茶屋がありました。
◆厄除け団子
厄除け団子は連なった棒状の団子にいくつも串が刺さっていて、その上にあんこが乗っています。メニューは3種類ありました。
おみやげ用は1,200円、600円の2種類で、店内で食べる用は200円です。生物なのでおみやげ用も食べきれる量がおすすめです。
夏に行ったので、季節限定メニューで厄除け団子かき氷が売られていました。季節限定で7月、8月にしか売られていないそうです。
ものすごい階段を登って汗をかいたので、のどが乾いていました。このタイミングでのかき氷はかなり助かります。
◆厄除け氷
味は、ミルク、抹茶、いちごがあり、いちごは静岡名産のブランドいちご「紅ほっぺ」を使っているそうです。
注文してしばらくするとかき氷ができたので、取りにいきました。
かき氷に厄除け団子が刺さっていて、その上から抹茶といちごがかかっています。
氷はふわふわで口当たりが良く、口の中でものすごい速さで溶けていきます。
それぞれのシロップも美味しいです。屋台で食べるような市販のシロップを使っているのかと思っていましたが、抹茶は多分本物の抹茶を使っていて、程よい苦味と甘さがある絶妙な味で、いちごはいちごの果肉を感じられる濃厚な味でした。
真夏に山に登ってお参りして汗をかいた後という状況もあると思いますが、今まで食べた中で一番美味しいかき氷でした。
もちろん厄除け団子も美味しいです。かき氷とは違った甘さがあるので、飽きること無くかき氷を楽しめました。
帰りにはおみやげ用にも厄除け団子を買って帰りました。
やっぱり法多山の厄除けだんごは良いですね。ここでしか買えないというのもレア感があって、食べたくなります。そういえば噂で聞きましたが、厄除けだんごは以前はいろいろな店で作っていたそうですが、今では1つの組合にまとめたそうです。組合でまとめたことで、価格競争を無くし味を安定させブランドを守ったのかもしれません。
やっぱり厄除け団のあっての法多山ですね。
紅葉もきれいそうです。