山梨に行ったらほうとうを食べたくなると思いますが、有名なほうとう屋は「小作」と「不動」です。小作は何度か行ったことがあるので、今回始めて「不動」に行ってみて、それぞれのほうとうを比べてみました。
今回行ったのはほうとう不動の「東恋路店」です。かまくらのような変わった形の印象的な建物のお店です。
山梨で有名なグルメといえば「ほうとう」ですよね。ちなみにほうとうというのは、
・うどんより歯ごたえのある麺
・味噌味のスープに入れて鉄鍋で煮込む
・山菜など、山の幸が入っている
と、そんな感じのグルメです。山梨でほうとうで一番有名な店は「小作」という店ですが、山梨に数年住んでいた経験からいうと、小作はそこそこの味なのに、値段はそこまで安くないというイメージです。小作は最低価格が1500円くらいの金額ですが、話によると不動のほうとうは1000円くらいだそうで、味も不動の方が美味しいという話を聞いたので、不動に行ってみることにしました。
◆ほうとう不動東恋路店の基本情報
名称 :ほうとう不動 東恋路店
住所 :山梨県南都留郡富士河口湖町船釣東恋路2458
電話番号:0555-72-8511
営業時間:11:00〜20:00
定休日 : 不明
公式サイト: http://www.houtou-fudou.jp/location.html
裾野から行くには、御殿場経由で山中湖方面に向かって、東富士五湖道路を通って富士吉田インターで降りればすぐです。高速を乗って最短でも1時間以上かかりますが、周辺を観光しながらのんびり下道でドライブしながら来ることをおすすめします。
◆ほうとう不動東恋路店の外観と内観
ほうとう不動の店舗は河口湖周辺にあり、基本的には古民家風の建物が多いのですが、東恋路店だけカマクラのような不思議な外観の建物になっていて、おもしろそうなので、そちらに行ってみました。
139号線を本栖湖方面から河口湖、山中湖方面へ走って行くと右手に巨大な白いカマクラのような建物が見えます。異様な建物なのですぐにわかりました。
土曜日の11時半くらいの時間に行ってみたのですが、すでに結構混雑していました。入り口には富士山と河口湖なのかなと思うマークがついた暖簾がかけられています。
中に入ってみましたが、天井が高く大きな空間です。
厨房とトイレが仕切られているだけで、あとは、すべてオープンスペースになっています。かなりの人数が入りそうで、何十名と団体客が来ても大丈夫なくらいの席数がありました。
入り口の近くはちょっとしたお土産コーナーになっていました。
メニューは5つくらいしかなく、メインはほうとうだけです。小作ではいろいろなバリエーションのほうとうがあり、「イノシシほうとう」や「熊の手ほうとう」などの変わったメニューもありますが、不動のほうとうは1種類だけ。
とりあえず、ほうとうともつ煮を注文しました。
◆料理の感想
先にもつ煮が運ばれてきました。
すり鉢のような器にじっくり煮こまれたもつ煮が入っています。歯ごたえがしっかりしているのですが、硬すぎて食べ難いということもなく、ちょうどよい硬さです。
味も、ダシがしっかり染み込んだ美味しい味でした。
ほうとうの鍋を置く鍋敷きがアジが出ていておしゃれです。
5分くらいでほうとうが運ばれてきました。
結構ボリュームがあって食べきれるか心配なくらいのサイズです。鍋の直径は25cmくらいあり、女性が1人で食べようとするとちょっと多いかもしれません。
具は、白菜、細く切った人参、山菜、なめこ、かぼちゃです。
麺は結構硬くて歯ごたえがあって、不揃いな形で手作業で作ったような感じがあります。硬いので、そのまますするのが大変です。取り分け用の器は最初に出てこないので、鍋から直接食べるのに、ちょっとだけ苦労しますが、だんだんと慣れてきます。欲しかったら言えば多分持ってきてもらえると思います。
スープは甘い味噌味のスープで、とても温まります。ちょっと味が足りない場合は、こだわった感じの七味唐辛子が置かれているので、入れると辛味がまして温まります。
◆小作と不動のほうとうの違い
小作の方が盛りつけがきれいというか、見せる盛りつけ方な気がします。そして、肉が入っています。が、ちょっと高いです。
不動の方は素朴な感じで、小作より安いという感じです。
スープの味はほぼ同じくらいだと思いますが、麺は不動の方が歯ごたえがしっかりしている感じを受けます。
どちらも良い所と悪いところはあるので、好みで選べば良いです。