工場見学 神奈川

【神奈川】工場見学の後にスーパードライのプレミアムビールも無料で試飲できる「アサヒビール神奈川工場」に行ってきた

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 御殿場にはキリンのウイスキー工場があるのですが、もう少し足を伸ばして神奈川県の足柄までくるとアサヒビールの神奈川工場があります。

 工場見学のあとには無料で3杯までビールの試飲ができるので、ちょっとしたお出かけにおすすめの場所です。

 

◆アサヒビール神奈川工場の基本情報

・名称  :アサヒビール神奈川工場
・住所  :神奈川県南足柄市怒田1223
・見学時間:9:00〜15:00
・定休日 :年末年始・指定休日
      要カレンダーチェック
・電話番号:0465-72-6270

◆工場見学の基本情報

・所要時間:約90分
・参加費 :無料
・条件  :要予約
・内容  :映像観賞→工場見学→試飲

 車で行くと誰かせっかくの試飲が飲めなくなるので、電車で行く場合は御殿場線の松田駅まで行き、そこからバスで向かうことになります。

 車で行く場合は、246号線で行くか三島から箱根を越えて小田原経由で行くかです。今回は行きは東名、帰りは246号線でした。下道で行っても順調に行けば1時間かからないのでちょっとしたドライブに最適な距離だと思います。


◆まずは予約から

 いつか行きたいと思っていたアサヒビールの工場見学ですが、たまたま1日予定が空いて急遽行くことになったのでまずは予約から取りました。

 当日の朝に電話して11時に希望を出しましたが、11時は難しいということで11時半か10時半を提示されて10時半にしました。ツアー形式で案内してくれるため予約は30分刻みになるようです。

 なにわともあれ、当日でも無事予約できましたが、9時過ぎに10時半の予約をとったので遅れてはいけないと思って東名を使って急いで向かいました。

 ナビを信用して行ったら工場の裏に回りこんでしまい最終的には行き止まりでしたので、皆さんご注意ください。あとで聞いたら同じようにナビに間違った場所を誘導される人がいるそうです。ちなみにうちのナビはパイオニア製です。

 

◆広くてきれいな工場

 なんとか無事にアサヒビール神奈川工場にたどり着きました。

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 駐車場に車を停めて、予約した10時半まであと1分しかないので急ぎます。

 駐車場から工場までは順路がかかれていました。

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 走っているとものすごくきれいで周りの緑と調和した建物がでてきましたが、これがアサヒビール神奈川工場でした。

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 後で聞いたのですが、この建物の設計は安藤忠雄がしたそうです。どうりでシンプルだけどかっこいいと思った。

 ロビーに入ると受付があるので受付用紙に記入して提出します。

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 なんとかぎりぎり時間に間に合ったかなと思っていたら、どうやら10時半の予約は自分たちだけのようでした。ガイドのお姉さんが1人ついてくれて案内が始まりました。

 最初に10分ほどのアサヒビールやビールづくりに関する映像を見ます。結構広いシアターでしたが完全に貸切でした。さすが平日。空いてます。

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 映像観賞が終わると次は工場見学にうつります。

 ここからは写真撮影が禁止なので、すいませんが写真は無しです。

 

◆仕込み工程の見学

 エスカレーターで上に上がり、最初に仕込みタンクを見ました。

 ビールづくりの工程は「製麦」→「仕込み」→「発酵熟成」→「濾過」という工程ですで、仕込みは一番最初の工程になります。ビールは「麦酒」と書きますが、仕込みは麦を水につけて発芽させて、そのあと根を切って乾燥させるそうです。その麦芽を米、コーン、スターチなどといっしょに煮て途中でホップを加えます。ホップを加えることでビール特有の香りや苦味がつくそうです。

 実際に麦芽を食べさせてもらいましたが、麦芽だけ食べると甘いです。ホップも置いてありましたが、ホップの香りはとてもさわやかでホップで香りづけをすることであのビールの香りが出るんですね。

 ちなみに、麦芽をローストすると黒くなりますが、そのローストした麦芽でビールを作ると黒ビールになるんだそうです。ビールの色って麦芽で決まるんですね。

 

◆濾過工程の見学

 次は濾過工程を見せてもらいました。

 濾過しないとどうなるか質問してみたら、濾過をしないとそのまま発酵がすすんでしまうので出荷した後もどんどん味が変わり続けてしまうそうなので濾過って味を一定に保つためには必要なんですね。

 

◆発酵熟成タンクの見学

 次は発酵熟成タンクの見学です。

 ビルの5階建てに相当する高さのタンクの中で500キロリットル、350mLの缶だと140万本ものビールを熟成させています。140万本って一日一本ずつ飲むと3900年かかるそうです。

 仕込みで麦芽を煮たことでできた糖分を酵母を加えることで、アルコールと炭酸ガスに分解するということで、銘柄によって酵母は違います。酵母は開発しているのかと思ったら酵母バンクというところがあって、そこから仕入れているそうです。

 タンクは屋外に設置されていますが、ゼロコンマ何度という細かい温度で徹底的に管理されていました。

 

◆パッケージング

 次はパッケージングの工程です。

 瓶や缶にビールが充填されて蓋を閉めて箱詰めされる様子を見ることができます。

 ほとんど人がいなかったので休みかと思ったのですが、機械が止まったときだけ人が来るそうで、かなり広い工場ですが、製造に関わっている人は全部で80人しかいないそうです。工場見学や清掃の人、お土産屋の人などを入れても300人ということでした。

 広い工場なので大勢いると思ったら意外と少ないんですね。

 ちなみに、機械が止まると人が出てきてチェックするのですが、そのときの音楽は「スーパーマン」「ロッキー」「禁じられた遊び」のどれかで、そのときはスーパーマンのテーマが流れていました。

 瓶詰めされているビールを見ているとふと疑問が湧きました。

 「なんで瓶詰めされているビールの泡は吹き出さないんだろう??」

 ガイドのお姉さんに聞くと、その訳は寒い部屋で遠心力を使って便の内側をはわせて注いでいるので泡が出ないんだそうです。

 お姉さんさすがですね。なんでも答えてくれます。

 次はリサイクルについて。

 初めて知ったのですが、瓶ビールのビンってキリンだけ別の形状をしていて、後の会社はすべて同じ形なんだそうです。そのため回収したビンにキリンのビンが入っていたら返して、代わりに向こうで回収したビンをもらっているそうです。ビンは98%は洗浄して再利用し、だいたい3〜4回くらい洗って使われるようです。

 こちらのビール工場では廃棄物はすべてリサイクルされるためゴミの分別の種類がすさまじいようです。それにしてもリサイクル100%ってすごいですね。

 麦のカラを試料にしたり、ペットボトルで制服作ったり、酵母も食品にしたりしています。

 最後はアサヒビールの歴史についてでした。

 アサヒビールとエビスビールとサッポロビールってもともとは同じ会社だということをここで初めて知りました。

 これで工場見学は終了です。

 ここまでで1時間ちょっと。

 ついにおまちかねの試飲の時間です。


◆とてもきれいなビール

 試飲会場は大きな窓から外の緑が見える開放的な明るいきれいな部屋でした。 

 他にお客さんがいなかったので完全に貸切です。

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 ビールは「アサヒスーパードライ」「ドライブラック」「ドライプレミアム」の3種類を飲むことができて最高で3杯飲むことができ、制限時間は20分です。

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 運転手やお酒が飲めない人にはソフトドリンクやノンアルコールビールが用意されています。

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 ここで気がついたんですが、カルピスもアサヒビールのグループなんですね。

 とりあえず最初はノーマルな「アサヒスーパードライ」をいただきました。ドライバーはノンアルコールビールです。

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 出来立ての生ビールは見た目から違い、泡がかなりきめ細かくて繊細な感じです。味はフルーティーで苦味が薄くすっきりして水のようです。普通に缶で買って飲むものとぜんぜん違います。

 テーブルの上にさりげなくセットされていたつまみはおこげのお菓子ですが、これがコショウが効いていてビールにぴったりです。

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 次は「ドライプレミアム」。

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 泡のきめ細かさはかわらないのですが、先ほどよりちょっと色が濃いです。こちらの方が重く重厚感のある味でした。

 最後は「ドライブラック」。

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 コーヒーのように黒いです。苦味があって香ばしい味がします。

 全部飲んでみて全体としてすっきりした味でのどごしがよかったです。

 1杯350mlくらい入るグラスだそうで、3杯飲んだら1リットル近くになります。20分で一リットル飲むのはちょっときついのであまり無理はしないほうが良いです。

 

◆お土産コーナー

 見学の最後にはお土産コーナーがあり、アサヒビールの商品やグループ会社の和光堂の商品も置かれていました。

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 スーパードライTシャツや帽子はファンにはたまらないでしょう。

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 NHKの朝ドラで有名になった「マッサン」が作ったニッカウヰスキーにもアサヒビールは出資しているようで、マッサングッズも置かれていました。


◆外にはレストランとお土産屋

 行きは予約時間がせまっていたので慌ただしかったのですが、帰りにゆっくり見てみるとレストランがありました。芝生の広場と池の横でバーベキューができるようです。

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 他には地元の野菜やお土産などもうっている「あしがらの里」。

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 入り口の横には芝生の広場もあります。

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 芝生の広場でゆっくり寝るとかなり気持ち良いです。

 広場の脇には道があって、そちらは手入れされた森になっていました。

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 ホタルの鑑賞会などもここでおこなっているみたいです。

 工場見学ができて、無料でビールが飲めてちょっとお出かけするのに良い距離です。

 

◆まとめ

 今回のまとめ。

・必ず予約をしてから行くこと
・20分で三杯飲むと良いが回るので空腹は避けた方が良い
・事前にビール製造について勉強するとより楽しい
・時間には余裕を持って行ったほうが良い
・缶のビールと全然違うので、ぜひ試飲を! 

 神奈川県ってもっと遠いと思ったのですが、意外と近くてびっくりです。 半日くらいあれば十分に行って帰って来れるのでおすすめのお出かけスポットです。

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