プロジェクションマッピングなど新しい技術を使って面白い演出をしていると聞いてから江ノ島水族館に興味を持っていました。
実際に行ってみたところ、相模湾を再現した水槽や、クラゲに特化したエリアなど見応えのある家族で楽しめる水族館でした。
◆新江ノ島水族館の基本情報
・名称 :新江ノ島水族館
・住所 :神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1
・電話番号:0466−29−9960
・営業時間:3月~11月 9:00~17:00
12月~2月 10:00~17:00
・定休日 :年中無休 ※点検臨時休業有り
・入場料 :大人 2,100円
高校生1,500円
中学生1,000円
小学生1,000円
3歳以上600円
・駐車場 :無し
・HP :新江ノ島水族館公式※この記事の情報は掲載当時のものであり、実際の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
新江ノ島水族館へは箱根を抜けて小田原から西湘バイパスに乗って向かいました。小田原からはずっと海沿いを走って行くので気持ちの良いドライブです。
新江ノ島水族館には駐車場がないので、周辺の駐車場を利用しないといけません。
ネットで調べてみると新江ノ島水族館のすぐとなりにある「片瀬海岸地下駐車場」というところが200台あって1,680円で料金が打ち切りになるということだったので、そちらに向かいました。
土曜日だったので昼頃に到着したらすでに満車の看板が出ていましたが、入り口を入って地下に降りる通路で待っていたら15分くらいで駐車場に入ることができました。
地下駐車場から地上に出ると、目の前がすぐ新江ノ島水族館でした。
入り口で入場チケットを購入します。
このときは割引券を持っていたのですが、コンビニでの前売り券やズーラシアなどの他の施設とのセット券、電車とのセット券などいろいろな割引があるようなので、事前に公式ホームページで確認したほうが良さそうです。
オリックスの株を持っている人は株主優待での割引もあります。
新江ノ島水族館は1回の入場料が大人2,100円ですが、年間パスポートの料金は4,000円です。2回来ると元が取れるというなんともお得な年間パスポートを販売しています。
もっと近くに住んでいたら多分買っていたと思います。
入場チケットを見せて館内に入場しました。子供連れの方用に300円でベビーカーの貸出もあるようです。
館内に入り2階に上がると目の前には江ノ島の海が広がっていました。
サーフィンをしている人も多く、開放的な雰囲気が良いですね。
しばらく進むと一番大きな相模湾大水槽があります。
こういった館内で一番大きな水槽は景色が開けていて開放感があるものが多いですが、新江ノ島水族館では岩礁が飛び出していて、海溝に入っていくような雰囲気でレイアウトされているのが印象的でした。
岩礁があることで、物陰に隠れる魚の様子が見えたりして、結構楽しいです。
また相模湾大水槽の中には波を再現したエリアもあり、波に揉まれる小さなフグの姿が見えたりしてかわいいです。
順路を進んで行くと相模湾大水槽を下から見ることができて、景色の変化が楽しいです。
大水槽の正面では定期的にダイバーの方が魚を紹介してくれるショーも開催されています。
大水槽の周りは他にも面白い仕掛けがあり、くぼんだガラス窓がついているところから相模湾大水槽を覗いてみると、実際に海の中にいるような錯覚に陥って楽しいです。
こちらの水槽は神奈川県の水域を再現していました。
小さなせせらぎがある水槽では魚が下から上にジャンプして川を上っていく様子が見れたり、干潟のような泥の水槽では泥から出てくる生き物を観察できたりして地味だけど、見どころがある水槽が多いです。
こちらは砂に隠れる「三島虎魚(ミシマオコゼ)」。
隠れてる様子を間近で見られるのはうれしいです。
江ノ島周辺はシラスが有名ですが、新江ノ島水族館ではなんと「シラスサイエンス」というコーナーで、シラスの原料であるカタクチイワシの展示をしていました。
こちらは孵化後約30日で、食卓に出される食べごろの大きさだそうです。
そういえば、生しらすってこんな感じだったような。
深海生物の長期飼育のために特殊な化学合成生態系(熱水噴出域)などを再現している水槽です。
こういうのを見ると、生物ってどんな環境でも生きられるように順応するんじゃないかと思えてきます。
昭和天皇はクラゲの属するヒドロ虫類の研究、今上天皇陛下はハゼ類、秋篠宮殿下はナマズ類を研究しているそうですが、その研究の紹介をしているコーナーがありました。
サメ水槽では何種類ものサメが泳いでいて、解説文にはサメは滅多に人を襲ったりしないと書かれているのですが、薄暗い水槽を何匹ものサメが泳ぐ様子はやっぱり怖いです。
クラゲ水槽では定期的にプロジェクションマッピングを使ったショーを行っていました。
クラゲエリアの奥にある3つの水槽の周りの壁にいろいろな映像を映し出し、海の中にいるような幻想的な雰囲気を味わえるショーです。
かなりきれいなので、時間を確認して観ることをおすすめします。
一番大きなクラゲ水槽が正面になるので、開始時間に近くなったらそのあたりにいると良い場所で見えると思います。ショーが開始されるとみんな床に座るので、多少後ろでも大丈夫です。
水槽の前の柱の周りにソファがあるのですが、今回はクラゲ水槽が見える位置のソファに座って見ましたが、こちらもなかなか良いポジションでした。
クラゲの後は日本初の本格的な有人潜水調査船「しんかい2000」を見に行きました。
操縦士二人と研究者一人が乗ることができ、水深2000mまで潜ることができるそうです。
しんかい2000のエリアでは、しんかい2000の内部構造や潜水方法、コックピット、世界各国の潜水船などの紹介もありました。
海の生物に触ることができるタッチプールもありました。
ヤドカリなどの江ノ島周辺や相模湾に住む生物に直接触ることができるコーナーです。
最近は水辺の生き物に触れる機会がなかなかないため、子供のために良さそうです。
最期にイルカショーを観ました。
イルカのジャンプは何回観ても迫力があって楽しいですが、新江ノ島水族館には普通のイルカよりも大きなオキゴンドウがいるので、ジャンプもかなりの迫力でした。
他にも工作ができる部屋や、海風と防風林を体験できるコーナー、ペンギンの水槽などがあって、まだまだ紹介しきれていない見どころがたくさんありました。
新江ノ島水族館の専用アプリがあります。
今回ダウンロードしたけどあまり使わなかったけど、じっくりゆっくり観ることができるなら、アプリを使って説明を聞きながら行くのも面白いと思います。
◆まとめ
新江ノ島水族館についてまとめると、
・駐車場は片瀬海岸地下駐車場がおすすめ
・ショーがたくさん
・クラゲのショーが幻想的
・年パスが安い
・いろいろな割引がある
という感じでした。
土曜日だったのでなかなかの混雑でした。今回は秋でしたが、夏のハイシーズンの時期はかなりの混雑で駐車場に車を停めるのも大変でしょうね。
今回4時間くらい滞在しました。館内でも軽食が食べられますが、再入場もできるので周辺のお店で食べるのも良いと思います。駐車場の時間を気にしなくても良かったので安心して楽しめました。
新江ノ島水族館の目の前が海岸になっているので、水族館の後に少し海で遊んでから帰りました。
家族連れでもデートでも楽しめるおしゃれで楽しい水族館だったと思います。