夏なのでちょっと足を伸ばして東京の多摩にある「多摩動物公園」に行ってきました。
森の中にあるような感じの自然の多い動物園で、工夫された展示も多くて楽しめましたが、坂が多いのと、ものすごい暑さでさすがに疲れました。
多摩動物公園の基本情報
・名称 :多摩動物公園
・住所 :東京都日野市程久保7−1−1
・電話番号:042−591−1611
・開園時間:9:30~17:00
※開園時間は変更する場合があるのでHPでチェック
※16時を過ぎると動物の健康上展示が終了する場所有り
・休館日 :水曜日、祝日の場合は翌日、年末年始
※その他変更がある場合があるのでHPをチェック
・入園料 :一般 600円
中学生 200円
65歳以上 300円
・駐車場 :無し
・HP :多摩動物公園公式
アクセス
多摩動物公園には車で行きました。
東名を使って海老名まで行き、そこから圏央道に乗り換えて、八王子JCTで中央道に乗り換え、中央道の国立府中インターで降りて向かいました。
途中、圏央道で渋滞をしていましたが、ほとんどが中央道の山梨方面に向かう車だったので、素直にずっと左車線にいないで、右車線から抜いて行けば早かったと思います。
多摩動物公園はモノレールの駅の目の前にありました。
多摩動物公園には駐車場がないので、目の前にある民営の駐車場に停めることにしました。
料金は時間制ではない一度払うだけのシステムで、たしか700円だったか、900円だったかそれくらいだったと思います。
道路を渡って多摩動物公園の入場口へ。
チケットは券売機で購入します。大人が600円って安いですね。
動物園は水族館よりも安くて楽しめるので、経済的に助かります♪
入り口を抜けると大きな建物がありました。
入り口近くでは一回500円でベビーカーを貸してくれるサービスもありました。
いきなり急な坂を上って進んで行かないといけません。
園内は自然が豊富で多少は涼しいとは思いますが、この日は7月末でものすごく暑い。
しかも、風がほとんど吹きません。
ちょっと進んで休んで、またちょっと進んで休んでを繰り返していきました。
森の中を散策しているようで楽しいのですが、暑さと斜面のキツさでやられてしまいます。
工事中のエリアも多く、ほとんど動物を見ないまま、一番奥にあるコアラ館まで来ました。
コアラ館は完全に室内になっていて、入り口付近にはコアラの説明などの展示がありました。そして、一番おくにはメインであるコアラの展示。
こんな感じのドーム型の部屋で飼育されています。
館内の放送ではコアラの生態について説明していました。
コアラは毒素の強く栄養価の低いユーカリの葉を食べるため、消化のために時間がかかり、一日に18~20時間眠るそうです。そのため、展示室に行ってもほぼ寝ている状態。
しかし、行った時間はちょうど餌の時間だったので、動いているコアラを見ることができました。なかなか見ることができない貴重な姿で、普段の動かないコアラとちょっと違うコアラが見られるので、おすすめです。
コアラ館のすぐ近くに室内の休憩所があったので、しばらくそこで休憩して涼むことにしました。
休憩後、象や虎を見ました。
昔ながらの手前に堀がある飼育場なので、観賞するには少し遠いですが、虎のエリアには植物が生い茂っていて、実際に虎が野生に住んでいたらこんな感じなのかなという雰囲気を楽しめるので面白い。
オランウータンはガラスで囲われた飼育場だったので、間近で見ることができました。
高い場所にある電線のようなところをオランウータンが渡っていく「スカイウォーク」という場所があるのですが、暑すぎるからなのか一匹も渡っている様子が見られず残念。
こちらではのびのびと遊んでいる姿を見ることができました。
暑すぎたので、ユキヒョウ、レッサーパンダなどをさらっと見て、 アジアで唯一見られるというタスマニアデビルを見るのも忘れて、室内に避難しました。
その後、休憩して今度はアフリカエリアへ行きました。
キリンの檻に着いた頃にはキリンたちは小屋に戻る時間で、ギリギリ間に合って見ることができました。
アフリカエリア周辺も工事中の場所が多く、斜面を上ったり下りたりしてやっとのことで、アフリカゾウのエリアまで来ました。
ライオンは上から工事中のため上からしか見られませんでした。
その後、チーターを見てまた休憩。
1歳の子どもをずっと抱っこで移動していたので、さすがに疲れました。
入り口でベビーカーを借りれば良かったかなとも思いましたが、ベビーカーに慣れていないので、こういう暑い日は脱水症状が怖いです。
抱っこだと常に子どもの状態がわかりますが、ベビーカーだと気が付きづらいですから。
ちょっと休憩して今度は昆虫館へ。
入り口には巨大なバッタがいて、子どもは大喜び。
館内は涼しくて良い感じです。
夏は昼間の暑い時間はここで過ごすべきですね。
昆虫の呼吸の話など、興味深い展示を見ていたらハキリアリがいました。
ここでは実際にハキリアリが葉っぱを切って巣に運ぶ様子を見ることができます。
葉を巣に運んだハキリアリは、今度はその葉を柔らかく加工して、菌を植え付けてキノコを育てて、そのキノコを食べるらしいです。
貴重なハキリアリの活動を見ることができて満足です。
その他にも擬態が得意な昆虫たちの展示もありました。
こちらはハナカマキリ(ランカマキリ)というランの花に似ているカマキリ。
巨大なゴキブリや密集している気持ちの悪い虫たちもいましたが、そちらは写真を貼るのは止めておきます。
奥は標本の部屋があり、様々な種類の昆虫の標本と、虫に関する面白い解説が展示されていました。
コウモリは超音波を出して飛ぶということは知っていましたが、蛾はその超音波を聞いて逃げることができるそうです。
昆虫館の向かいにある昆虫生態園は時間がなくて行くことができませんでした。
温室の中にチョウが飛び回っている素晴らしい場所らしいので、行きたかったのですが残念です。
5時間くらい多摩動物公園の園内にいましたが、坂のアップダウンと暑さがきつくて、休憩時間を多めにとっていたため、じっくりとは見られませんでした。
まとめ
多摩動物公園についてまとめると、
・駐車場はないので周辺駐車場を利用
・ベビーカーの貸出がある
・タスマニアデビルはアジアでここだけ
・コアラは食事の時間がおすすめ
・アップダウンがかなりきついので注意
・工事中の場所が多かった
今回は工事中の場所が多く残念でした。あとは暑さにやられてしまいました。
暑すぎたからか、園内はかなり空いていました。
遠くから行くのであれば、工事が一段落して涼しくなったあとに行ったほうが良いかもしれません。
あと、公式ホームページに「かんさつシート」というものがあり、動物の特徴やしぐさなど、観察するポイントを書いて記入するシートダウンロードできるので、多摩動物公園に行く前に印刷して持っていくと、より動物園を楽しめると思います。