函南の敷地の中に遺跡がある公園って知っていますか?
「柏谷公園」という名前の公園で、広い敷地のなかには野球場や芝生広場などがあるのですが、一番インパクトがあるのが、7世紀頃の洞窟。
洞窟と言っても洞窟に住んでいたわけではなくお墓だったようですが、そんな古代の遺跡を身近に感じられる公園です。
◆柏谷公園の基本情報
・名称 :柏谷公園(かしやこうえん)
・住所 :静岡県田方郡函南町柏谷676−1
・電話番号:055−979−8104(函南町管財課)
・開園時間:特になし
駐車場(8:00~18:00)
・駐車場 :140台
・HP :函南町公式
柏谷公園は函南町の東側の山の方にあります。住宅街の中にあるので普通に車で走っているとわかりにくいと思います。ナビを使った方が良いです。
駐車場は2ヶ所ありました。
1ヶ所は芝生広場や遊具に近いので、子どもを連れてたくさんの荷物を持って遊びに行くなら芝生広場のすぐ近くの駐車場がおすすめです。
こちらは舗装された広場です。
こういう舗装された広場は狭い公園が多いですが、これだけ広いのは珍しいかも。
すぐとなりには野球場があって、草野球の試合が行われていました。
公園の一番外側には外周を周るジョギングコースも整備されています。
子どもが喜びそうな遊具もあります。
子どもにせがまれていっしょにすべり台を滑りましたが、トンネル状になっているすべり台は結構スピードが出て迫力がありました。
すぐ近くにトイレもあります。
芝生の広場がありました。
芝生の広場では大勢の人が遊んでいて、広場の端のほうではピクニックシートを敷いてお弁当を食べている人達もいました。
我が家もピクニックシートを敷いてお弁当をいただきました。
ピクニックシートは常に車に積んでおくと、芝生の広場があればすぐにピクニックが出来ておすすめです。
柏谷公園はところどころにテーブルがあるので、レジャーシートがなくても休憩できるのが良いです。
この日のランチは清水町の「パン工房麦花壇」で購入したパン。
お弁当を作るのは大変ですが、パン屋でパンを買うと公園で好きなときに食べられますし、子どもと遊んでいてご飯のために一度移動したりすると面倒なので便利です。
何より安くランチできるのが良いです。
水筒を持参すればさらに安くなります。
荷物が多いときにコールマンで購入したアウトドアワゴンを使っていますが、荷物をたくさん乗せることができ、耐荷重が100キロまであるのでいっしょに子どもも乗せることができて便利です。
芝生広場のとなりには川がありましたが水がありませんでした。
きれいに整備されている川なので、夏には水遊びができるのでしょうか?
奥に進むと池があり橋がかかっていました。
公園の一番奥にある斜面には一部が国指定史跡にもなっている「柏谷横穴群」があります。
斜面に掘られた洞窟は子どもにとっては秘密基地のような感じでワクワクすると思いますが、看板に書いてある説明を読むと6世紀〜8世紀に作られたお墓だそうです。
住居ではないのですね。
こちらの横穴は富士山の噴火で出来た加工しやすい岩を削って作られているため崩れやすく、風化で崩れてしまわないようにコンクリートで固めてあるそうです。
説明図を見ると入り口を閉塞石という石で埋めて、その奥に玄室があったみたいです。
6世紀〜8世紀頃まで使われたということは仏教伝来前の土着の信仰に則った埋葬方法で、仏教が伝来してきて廃れて新しいお墓が作られなくなったんでしょうか。
横穴群とは関係ないですが、柏谷公園内には古代の人びとの生活様式が感じられるように高床式倉庫と竪穴式住居が復元されていました。
普段見ることはできないのでなかなかおもしろいのですが、竪穴式住居の屋根が腐って陥没しているところがあったりしてちょっと残念でした。
◆まとめ
柏谷公園についてまとめると、
・函南町にある大きな公園
・野球場、芝生広場、池、遊具などがある
・斜面には国指定史跡の柏谷横穴群がある
・竪穴式住居や高床式倉庫が見られる
という感じです。
芝生の広場が広く、遊具やテーブルなどがあり公園としての機能が充実していますが、それだけでなく古代の史跡や復元した建物を見学できるのが面白いです。
芝生広場の周囲は桜の木だと思うので、春には花見もできそうですね。