神社って厳かで堅いイメージですが、熱海にある來宮神社はとにかくおしゃれ。
敷地内にカフェがあってお酒も飲めたり、きれいで明るい雰囲気なのでデートにもおすすめです!
そんな來宮神社について取材してきたので紹介します。
來宮神社の基本情報
名称 :來宮神社(きのみやじんじゃ)
住所 :静岡県熱海市西山町43-1
電話番号:0557−82−2241
参拝時間:境内自由
HP :來宮神社公式
アクセス
バス
JR「熱海駅」から「十国峠行き」もしくは「西山循環」に乗車。
「来宮神社」前で下車します。
バス停の目の前がすぐ参道になっているので、迷うことはありません。
電車
JR熱海駅の隣の駅「来宮駅」で下車。
駅から徒歩で10分もかからずに到着できます。
車
JR来宮駅の近くのガード下をくぐります。
歴史を感じるトンネルです。
トンネルをくぐった先が四差路の赤点滅信号になっているので、一旦停止しましょう。
駐車場
来宮神社には専用の無料駐車場があります。
四差路を参道とカフェの間の道を通った先に2ヶ所あります。
こちらは「第1駐車場」。
さらに奥に進むと「第2駐車場」があります。
専用無料駐車場ですが、人気なのですぐに満車になってしまいます。
訪問時は日曜日の11時くらいでしたが、すでに満車でした。
四差路の角に1時間300円の有料駐車場があったので、そちらが近くて便利です。
もう少し安い場所なら、来宮駅前に30分100円の市営駐車場があります。
來宮神社の歴史、御利益
由緒
創建時期は定かではないですが、記録によると和銅3年(710年)に、漁師が海で神様のような木の根が網にかかったので祀っていたが、夜の夢で波の音がうるさいと言われ現在の位置に移動させたのが始まりと言われています。
木の根を御神体にしたことから「木の宮」になりました。
平安初期には征夷大将軍の「坂上田村麻呂」が戦勝を祈願し、戦に勝ったため東北地方をはじめ、各地に来宮神社を鎮座させたという伝説もあります。
全国に四十四社の「キノミヤジンジャ」があり、熱海にあるものはその総社です。
祭神
来宮神社の祭神は、
- 大巳貴命(おおなもちのみこと)
- 日本武尊(やまとたけるのみこと)
- 五十猛命(いたけるのみこと)
です。
御利益
来宮神社の祭神にはそれぞれ役割があり
- 大巳貴命(営業繁盛、身体強健の神)
- 日本武尊(武勇と決断の神)
- 五十猛命(樹木と自然保護の神)
それぞれ御利益があります。
禁酒の神としても知られていて、禁酒、禁煙祈願に来る人も多いです。
境内にある大楠は樹齢2,000年以上で、長寿や無病息災の御利益があると言われています。
境内の見どころ
美しい参道
参道の始まりでは大きな鳥居と竹林が出迎えてくれます。
ここには記念撮影ができるように、スマホを置く台が置いてありました。
竹林はきれいに整備されていて、とてもきれいでした。
境内にある「稲荷神社」には赤い鳥居のトンネルがあってきれいです。
ここにも記念撮影用の台があります。
本殿の横には御神木の大楠に続く小道があります。
狭くて木々の間を抜けるトンネルのようになっていて、探検気分が楽しめます。
参道は歩いていて楽しくなるよう、ついつい写真が撮りたくなるように工夫されて整備されています。
現代的でスタイリッシュな建物
本殿は左右対称の銅板葺きの赤い建物です。
境内は植栽がきれいに手入れされてました。
本殿の前にはハート型の枯葉が置いてあります。
そして本殿の前にあるかっこいい建物。
実は「社務所」なんです。
外がかっこいいんですけど、中はもっとかっこいい!
こんなかっこいい場所にお守りとか御札とかが並んでいます。
お守りは全部で約30種類あり、いろんな願い事に対応しています。
小さくてかわいいものが多いので、お土産や贈り物にも良さそうでした。
樹齢2,000年のクスノキ
来宮神社には樹齢2,000年以上と言われるクスノキの御神木があります。
高さは約20m、幹周り約24mという大きさで、近くに行くとその巨大さを実感できます。
一部枯れながらもどっしりと構える佇まいは神秘的な力を感じることができます。
昭和8年に天然記念物に指定されたご神木は、1周すると寿命が一年延びるとか、願い事が叶うという言い伝えがあります。
御神木の周囲は歩きやすいように歩道が整備されていました。
夜のライトアップ
大楠は夕暮れから23時までライトアップをしています。
1杜の草木に宿る「木霊(こだま)」を表現した160個の灯りで、幻想的な空間をお楽しみください。
御朱印
来宮神社では御朱印をいただくことができます。
御朱印をお願いして受付番号を受け取ります。
この日はまあまあ混んでいて10分待ちくらいでした。
来宮神社でも御朱印帳を買うことができますが、事前に購入して持っていたほうが好きなデザインを選べるのでおすすめです!
楽天ではかわいいデザインの御朱印帳がたくさんあったので、我が家は楽天で購入しました。
カフェで食事やお酒も
来宮神社の境内には2ヶ所のカフェがあり、どちらもかなりおしゃれです。
敷地を出たすぐのところにもオープンカフェがあり、ドリンク、スイーツ、軽食、なんとお酒も楽しめます!
Open Cafe茶寮 報鼓(ほうこ)ではお酒が飲める
社務所の一階と二階にあるカフェです。
1階のメニューはソフトドリンク中心。
メニューの一例は、
- 抹茶ラテ 550円
- ブレンドコーヒー 400円
- カフェオレ 500円
- おしるこ 400円
- タピオカ富士山サイダー 550円
- 静岡みかんと旬の果実のスムージー 500円
- 麦焦がしシフォンケーキ 500円
- クラムチャウダー 450円
など。
2階ではなんとアルコールも販売していました。
- 熱海ビール 800円
- 生ビール 500円
- 神前冷酒 800円
- 橙モヒート 600円
- 麦焦がしのカルーアミルク 600円
- イカメンチ 200円
- メヒカリのから揚げ 300円
など。
ちょっとしたバーのようです。
木々に囲まれた神聖な雰囲気のなか飲むお酒は最高!
でも禁酒のお参りをした人は飲んじゃだめですよ(笑
お酒だけじゃなくちょっとしたおつまみもあります。
イカメンチは、熱々でふんわりした美味しい練り物でした。
茶寮五色の社の「落雁ソフトクリーム」
敷地内にあるもう一つのカフェは大楠の近くにあります。
階段状になっているテラスにテーブルとイスが並んでいて、テラスの脇には水が流れていました。
こちらのメニューはあんみつなどの和菓子中心です。
メニューの一例はこちら。
- 静岡抹茶と麦こがしのわらび餅セット 700円
- 静岡産玉露と麦こがしのわらび餅セット 700円
- 静岡抹茶と祝の菓子(落雁)セット 500円
- 来宮あんみつセット 1,000円
- 麦こがしのソフトクリーム 400円
- 麦こがしのわらび餅 350円
- 伊豆産 甘酒 300円
抹茶は好きな茶碗で提供してくれます。
こちらでは「落雁ソフトクリーム」をいただきました。
ソフトクリームは甘さ控えめで麦の後味がします。
ソフトクリームのコーンもちょっと苦味があってちょっと大人な味のソフトクリームでした。
落雁がついてくるのが和風な感じで良いです!
どちらのカフェでも「麦こがし」というワードが多く使われていますが、麦こがしとは、大麦を炒った上で挽いた粉です。
麦こがしは來宮神社創建時に漁師が神様にお供えしたものなので、それを現代のスイーツに取り入れているんですね。
参道前にあるオープンカフェ「鳥居の結び葉」
來宮神社の入り口の前にはオープンカフェがあってスイーツや軽食を楽しめます。
メニュー一例はこちら。
- キンメダイと橙のピザ 600円
- 橙のマルゲリータ 500円
- 百合根とどんこのピザ 600円
- 神前冷酒 800円
- クラムチャウダ 450円
- ミネストローネ 450円
- 熱海ビール 800円
- 静岡ご当地サイダー 550円
こちらは「橙のマルゲリータ」ピザ。
サイズは20cm四方で、軽食にちょうど良いサイズです。
胡椒がたっぷりかかっていてピリ辛。
チーズがたっぷりで食べごたえがあります。
富士山サイダーにはタピオカが入っていました。
さっぱりしたサイダーとモチモチのタピオカが美味しい。
ストローの断面はハートになっています。
境内のカフェには食事メニューがないので、お腹が空いていたら來宮神社に入る前にここで軽く満たしていくのがおすすめ!
お土産もおしゃれ
お土産は社務所のある建物の中で売られていました。
和菓子の他にバスソルトやアロマオイルなどおしゃれなお土産も。
こういうところも普通の神社とは違いますね。
まとめ
來宮神社についてまとめると、
まとめ
- 駐車場はすぐ満車になる
- おしゃれな神社
- 写真用の台を多数設置
- カフェもおしゃれ
- お酒も飲める
- 大楠の迫力がすごい!
- デートにおすすめ
という感じでした。
1時間くらいですぐ見て周れるだろうと思って行った来宮神社でしたが、カフェでお茶をしたりしていたら最終的に2時間近く滞在していました。
それくらい居心地が良い神社です。
熱海に行ったらぜひ行ってみてください!
周辺の観光地はこちら!
周辺の観光地に関する記事はこちらを参考にしてみてください。
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