伊豆の修善寺にある虹の郷(にじのさと)は名前は聞いたことがあったのですが、行ったことはありませんでした。
最近は、紅葉の名所でライトアップもしているみたいですので、週末に行ってみました。
◆虹の郷の基本情報
・名称 :修善寺 虹の郷
・住所 :静岡県伊豆市修善寺4279−3
・電話番号:0558−72−7111
・営業時間:4月~9月
9:00~17:00
10月~3月
9:00~16:00
・休園日 :火曜日
12月中旬
1月中旬
・駐車場 :乗用車300円
・入園料 :大人1,200円
子供600円(4歳~小学生)
・HP :公式サイト
虹の郷は最短で行けば裾野から1時間以内で行けます。
246号線を下って伊豆縦貫道に乗ったら後は有料道路を走って修善寺までいき、5分くらい一般道を走れば虹の郷に到着します。
電車で行く場合は、伊豆箱根鉄道に乗って修善寺駅で降り、虹の郷行きのバスに乗れば到着します。
修善寺の温泉街も近いので、帰りに寄り道してぶらぶらしてみるのも良いかもしれません。
駐車場は無料だと思っていましたが、普通乗用車は1台300円でした。
週末で紅葉シーズンということもあり、大型バスもたくさん停車していました。
◆イギリス村
駐車場に車を停めて入場ゲートに向かいますが、すでに素晴らしい雰囲気。
洋風の建物に赤く色づいた木々がとてもきれいです。
こちらの割引券を持っていくと大人は1人につき100円、子供は50円割引してくれますので、印刷していくのがおすすめです。(割引券はこちら)
入場ゲートを抜けたところにあるのが「イギリス村」です。
イギリスの雰囲気を再現した石畳と黒と白を基調にした建物がきれいです。
広場の正面に「トーイミュージアム」というおもちゃの博物館がありました。
1階部分にはけん玉、コマ、お手玉、フラフープなどの昔なつかしのおもちゃや鳴子、カスタネットなどの楽器が並べられています。
久しぶりにやってみると思ったよりも難しくて、子供だけでなく大人も童心に返って夢中になって遊べます。
皿回しやシガーボックスなどの大道芸の道具もあり、ここだけで結構時間が潰せます。
2階には昔のおもちゃが展示されていました。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、「15インチゲージレイルウェイミュージアム」というところはおすすめ。
虹の郷の中で走っているSLの車庫になっていて、車庫の中で停車しているSLなどを見ることができ、さらにSLに関する展示やボタンを押すと模型が走るジオラマなどがあって、鉄道好きな子供や大人におすすめです。
◆SLに乗る
イギリス村には「ロムニー駅」という駅があり、ここからSLが発車します。
SLは片道大人400円、子供200円でイギリス村を出発し、敷地の反対側にあるカナダ村へ行きます。車両は4種類ありますが、出発する時間によって変わるので、乗りたい車両がある場合は時刻表をチェックしましょう。
駅には改札もあって本格的です。
ホームも小さいですが、本物っぽくてしっかりした造りになっています。
蒸気機関車はロムニー駅を出発して最初は駐車場などの裏側を走ります。虹の郷の敷地が山の上にあるので、結構良い眺めですが、そのうち両側を木に囲まれて景色が悪くなります。
イギリス村と駐車場の周りを抜けると、カナダ村に続く道を走ります。
なかなか良い眺めで、反対側から別の機関車が来てすれ違うと結構気分が盛り上がります。
10分ほどミニSLに揺られてカナダ村のネルソン駅に到着しました。
ここは近くで機関車を見ることができて、記念撮影にもおすすめです。
ミニSLと言っても電気で動いているのかと思っていましたが、実際に石炭を燃やして走っていることがわかりびっくり。
スコップで釜に石炭を補充して蒸気をあげて走っていきました。
◆カナダ村
ネルソン駅を出ると池があり、赤い橋がかかっていてとてもきれいです。橋の上を蒸気をあげてSLが走っていく姿はなかなかの眺め。
池の裏には店が並んでいます。
行ったことはないですが、なんとなくカナダってこんな雰囲気なのかなと思う景色です。
お店ではカナダのお土産などが売られています。
お腹が空いたので通り沿いにある「めーぷる」というお店でご飯を食べることにしました。
ここでも写真を撮り忘れてしまうという失態。
ビーフカレーはまあまあ。ボリュームも問題なし。ポーク炙りライスは噛みごたえのある厚切りのポーク肉に照り焼きのタレが絡んでご飯がすすむ味です。
グラタンもまあ美味しかったのですが、残念ながら量が少ない。さすがにあれはもう少し量を増やした方が良いと思います。
キッズカレーは1歳のうちの子はもりもり食べていました。どうやら美味しいようです。
お腹が満たされたのでカナダ村をちょっと散策してみました。
先ほどの店が並んだ通りの裏には小さな子供が遊べる滑り台などの遊具があります。
下が芝生になっていて、ここにピクニックシートを広げてお弁当を食べている人たちもいました。天気が良くて暖かい日はピクニックシートを持ってくるとゴロンと昼寝ができて良いです。
駅の方に行ってみるとこちらにも子供が遊べるスペースが。
これは落書き用の黒板。
小さな子供たち用の乗り物も自由に遊べるように置かれていました。
トイレもログハウス風。男性用トイレにもちゃんと子供のオムツ替えシートが準備されていました。
近くには水遊び場があって、夏は水が出ているようです。他にアスレチックがある「インディアン砦」というエリアも近くにありました。
◆ロイヤルローズガーデン
カナダ村から入り口にあったイギリス村の方に向かって歩いていきました。
ところどころ赤く色づいてとてもきれいで、散策にはちょうどよい天気、気候でした。
ロイヤルローズガーデンというバラ園があったのですが、シーズンは5月、10月みたいでほとんど咲いていませんでした。
紅葉を期待していましたが、まだ少し早かったみたいです。
途中でミニSLを見かけました。
15分くらい坂を登って歩いてやっとイギリス村に帰ってきました。
◆伊豆の村
イギリス村から坂を下ると「伊豆の村」があります。
この階段も完全に色づいたら紅葉のトンネルになってきれいそうです。
坂の途中には和風の店が並んでいて、なんとなく京都の清水寺の参道のような感じ。
団子や大福などとても美味しそうなものばかりで惹かれます。
鮎の塩焼きも美味しそうでした。
そのまま進んでいくと立派な門がありました。
門の先には菖蒲ヶ池という池があります。
このあたりも完全に紅葉したらきれいそう。
◆もみじ林
菖蒲ヶ池から「匠の村」に向かう途中に「もみじ林」があります。
木々は緑から黄色に変わっていましたが、まだ赤にはなっていませんでした。
しかし、きれいに整備された林で、ここが真っ赤に色づいたときにはかなりの迫力でしょう。ライトアップはかなりきれいだと思います。
まだちょっと早かったですね。
もみじ林の上には「匠の村」というエリアがあります。
◆匠の村
匠の村は茅葺屋根の建物が並んでいて、忍者の隠れ里に迷い込んでしまったような感じ。
建物と道の間に水路が流れていたりしてとても良い雰囲気。
展望台がありました。
遠くに富士山も見えます。
匠の村の建物の中には、あのお笑いマンガ道場で有名な富永一朗の忍者漫画館がありました。
懐かしい絵の雰囲気。
小さい頃、お笑いマンガ道場毎週見ていたな〜なんて思い出しました。
今は当時よりも漫画家が多いから、あの番組復活してもいいんじゃないかと思います。
懐かしの富永一朗の写真もありました。
知らなかったのですがこの人、勲章も受章しているみたいです。
一通り見て周って虹の郷を後にしました。
◆まとめ
虹の郷についてまとめると、
・ネットから割引券を印刷して持っていくと安くなる
・高低差がある広い敷地なので歩きやすい格好で
・どの花が見頃かホームページで事前にチェックすると良い
・天気が良ければ外でお弁当がおすすめ
おすすめ見学ルートとしては「イギリス村」→「伊豆の村」→「もみじ林」→「匠の村」→「日本庭園」→「フェアリーガーデン」→「ロイヤルローズガーデン」→「カナダ村」→「ミニSLでイギリス村へ帰る」というルートが無駄なく見られて良いと思いました。
園内は高低差が多いですが、スロープがしっかり設けられているので車いすやベビーカーでも移動しやすいと思います。
子供連れで一日遊べますし、大人だけでも良い散歩になって思った以上に楽しめました。