静岡県の世界遺産といえば富士山ですが「明治日本の産業革命遺産」というカテゴリーで伊豆の国市にある「韮山反射炉」も世界遺産に指定されました。
日本が江戸時代から明治時代に移り変わる中で、産業の近代化に重要な役割を果たした施設を見学することができました。
韮山反射炉の基本情報
名称 | 韮山反射炉 |
住所 | 静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268 |
営業時間 | 9:00〜16:30 |
定休日 | 12月31日、1月1日 |
電話番号 | 055−949−3450 |
駐車場 | 有り(無料) |
入館料 | 大人100円 小中学生50円 |
HP | 伊豆の国市韮山反射炉公式 |
アクセス・駐車場
車で訪問する場合は、伊豆縦貫道の「函南塚本インターチェンジ」で降りて、15分くらいです。
電車で行く場合は、伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅で降りて山に向かって歩きます。徒歩約20分です。
駐車場は結構広く観光バスも停まっていました。駐車場に車を停めるとすぐに韮山反射炉が見えます。
韮山反射炉の観光
韮山反射炉の歴史
管理事務所が手前にあるので、そちらで入場料を払います。
管理事務所の中にはちょっとした展示コーナーが設けられていて、韮山反射炉の歴史を知ることができます。
当時の反射炉の簡易模型もありました。
幕末、外国の脅威から国を守るためには大砲が必要で、大砲を作るためには大砲に使っても壊れないような丈夫な鉄を作らなくてはいけません。
丈夫な鉄を作るために韮山反射炉が計画されました。
当初は伊豆の下田周辺に作る予定でしたが、工事中の反射炉敷地内に下田に入港していたペリー艦隊の水兵が進入する事件が起きたため急遽韮山に作ることになったそうです。
反射炉の現在
管理事務所を出ると目の前に反射炉が立っています。
煙突の周りを囲んでいる鉄骨は補強のために設置されたもので、昔はなかったものです。
なぜ「反射炉」と呼ばれるかというと、炉の内部の天井で熱や炎を反射させて高温を作り出して鉄を溶かしていたからです。
反射炉の周りには説明が書かれたプレートが展示してあり、反射炉について学びながら見学できるようになっていました。
反射炉の周りには当時作っていた大砲が展示されていました。
小さな大砲もありましたが、そちらは大きな大砲の製造が間に合わなかったための威嚇用です。
そのため、遠くから見たら大砲がたくさん並んで見えるように作ったそうです。
韮山反射炉の見学は15分位でした。
「世界遺産をがっつり観光するぞ!」という気合を入れた感じで観光すると、かなり期待を裏切られると思います。
「ついでに立ち寄ってちょっと観光しようかな」くらいの気持ちがちょうど良いかも。
隣には地ビールレストラン
その後、すぐとなりにあった地ビールレストランへ立ち寄ってみました。
「反射炉ビア」という名前で、4種類のビールが売られていました。
やっぱり地ビールはちょっと高いのですが、ビール好きなら良いお土産になりますね。
と、こんな感じで韮山反射炉を見学してきました。
まとめ
韮山反射炉観光についてまとめると、
まとめ
- 世界遺産の構成資産
- 明治日本の産業を近代化させた重要な施設
- 残っているものが少ない
- 15分くらいで見終わる
- 隣には地ビールレストラン
という感じ。
残されているものが少なすぎて見学がすぐに終わってしまうのが残念でした。
当時は反射炉の周りには他に大砲を作るための工場があったそうなので、それらが残っていればもっと見応えがあって面白かったと思うので残念です。
それに、耐震補強のために鉄骨を張り巡らせたことで外観が変わってしまったのも残念。当時は真っ白だったそうです。
韮山反射炉だけをわざわざ見に行くのはちょっと物足りないと思うので、伊豆に出かけたときに寄る感じが調度良いと思います。
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