たまたま本屋で立ち読みをしていたときに出会ったカフェ「東府や」。なんと自然の中で足湯に入りながらのんびりできるカフェです。
このカフェを見つけてから「一度行きたい」と思っていたのですが、ついに行ってきちゃいました。伊豆の「吉奈温泉」というところにありました。
「こんな山奥ににこんな素敵なカフェがあるなんて!!」という感じの隠れ家的なカフェです。
足湯に浸かりながら美味しいコーヒーとパンをいただく時間は、本当に至福の時間でした。
東府やの概要
場所は伊豆の「吉奈温泉」というところにあります。
子宝の湯としても有名なところで、子宝地蔵というものもあるみたいです。奥さんの友達が子供がなかなか出来ないという話だったので、だったらせっかくだから行ってみる?ということになって3人で行ってきました。
名称: 東府や(とうふや)
住所: 静岡県伊豆市吉奈98
TEL: 0558−85−1000
HP: http://www.tfyjapan.com/bakery/
営業時間:平日、土曜日 10:00〜17:00
日曜日、祝日 9:30~17:00
※この記事の情報は掲載当時のものであり、実際の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
場所としては修善寺の近くで、東名高速の沼津インターからは1時間かからないくらいの場所でした。
裾野から行くなら、246号線を下って三島で伊豆縦貫道に乗ればそのまま伊豆方面に向かえるので、伊豆縦貫道、修善寺道路と通っていくと1時間ほどで到着します。
ドライブにも調度良い距離です。
東府やの駐車場
少し離れたところに駐車場があったので、そこに車を停めると地図が貼ってあります。
どうやら敷地が結構広いみたいで、ちょっと歩かないといけないみたいです。
ホームページを見ると敷地が広く、散策が楽しそうな感じだったので、せっかくならと歩いて向かうことにしました。
吉奈温泉の散策
最初は普通の道を歩いていきます。
が、50mくらい進むと温泉街っぽい雰囲気が出てきました。
こちらは岡本太郎ギャラリーもある「酒屋」という温泉旅館です。
元々は酒屋だったそうで、創業400余年という歴史のあるところです。
その向かいに「東府や」(とうふや)の本館の玄関がありました。
落ち着いたきれいな雰囲気の外観です。
今回は、宿泊ではなくカフェに行くので本館の前を通り過ぎます。
日帰り入浴も調べてみたのですが、どうやらご飯とセットの入浴しかなかったので、諦めました。
このあたりは多少、情緒を感じさせる雰囲気があります。
川の上に廊下が渡っていて温泉旅館らしい景色です。
川沿いの景色が温泉地の雰囲気を出しています。もう少し後にきたら紅葉がきれいそうです。
東府やの敷地内散策が楽しい♪
ベーカリー&カフェの看板を見つけました。
看板の先には細い路地があり、なんだかワクワクしてきます。
多分このあたりは東府やの敷地内だと思うのですが、きれいに整備されています。
外国人に受けそうな雰囲気の道です。
川に橋がかかっていて、橋からの川の景色はとてもきれいでした。ここも紅葉がきれいそうですね。
敷地の中に庭園もあります。
敷地の中が小さな町のような感じになっています。
ギャラリーは残念ながら改装中でした。
(追記2018年1月 現在は「東府や資料館として営業しています。)
改装工事中のため、迂回路を通るのですが迂回路もきれいな庭の中を通っているので、楽しそうです。
森の小径を進んでいきます。
脇には小川が流れていて最高に癒されます。
小さな滝があって、その前にはイスが並べられています。
庭にはテーブルとイスが並べられています。
ひがり側が工事中になっている道を抜けるとカフェが見えてきます。
川沿いに青い水辺と、その前にテーブルが並んでいますが、そこが足湯付きのテーブルです。
青いきれいな水辺はプールではないため、入っちゃだめなんだそうです。
席は先に確保しよう
カフェの入口に案内が書かれていました。
ざっくりと説明すると、
・店内はセルフサービスです。
・パン、ドリンク、セットメニューをレジで会計して、自分で席まで持って行ってください。商品を受け取る前に席を確保しないとなくなりますよ。
・席は自由席ですが、足湯席は混み合うので譲り合ってください。
・食後の片付けはカウンターまで運んでください。
という感じです。
足湯席がいっぱいだったので、奥さんに注文を任せて自分は足湯席が空いたら、すぐに確保できるように1人でスタンバイしていました。
足拭き用のタオルは用意してあるので、事前に人数分を確保してから席についた方が、楽です。
ランチはフルセットで1,000円くらい
ランチメニューは、「ラブバーガー」と呼ばれるハートの形をしたハンバーガーのセット。
自家製のパンが3種類食べられる「トリプルブレッドセット」
ホットドッグを選ぶ「ホットサンドセット」の3種類のセットがあります。
料理が来る前に足湯席を確保できました。
足湯はぬるめの温度
足湯席の石製のテーブルの下に温かいお湯が流れています。
最初は熱いと思ったのですが、だんだん慣れてぬるく感じるようになります。ぬるく感じますが、たぶんこれ以上熱いと長時間は耐えられなくなると思うので、多分絶妙な温度設定です。
パンがもちもちで美味しい
ラブバーガーセットを奥さんが持ってきてくれました。
ハート型のハンバーガーの中にはチキンと野菜が入っていてヘルシーそうです。あとは、ミネストローネと、ホットコーヒーです。
早速ラブバーガーを食べました。パンがもちもちしていて美味しいです。
中に入っているチキンとマスタードの相性も抜群です。ルッコラと水菜のような野菜が入っていました。
ミネストローネとコーヒーも美味しい。
曇り空だったので温かい飲み物が体に染み渡ります。
日常を忘れる心地よさ
目の前に青い水辺があって、その先に川が流れていて、目の前には伊豆の自然が楽しめる最高の環境です。
美味しい料理を味わい、食後にコーヒーを楽しみながら、自然の景色とお湯に癒やされる贅沢な時間でした。
多分、夏だとちょっと熱いだろうし、冬だと寒いと思うので、春や秋の時期が調度よかったのではないかと思います。
パラソルがある席とない席があるので、日差しが強かったり、雨が振りそうだったりしたら、パラソルの下の席をおすすめします。
紅葉したら、最高の景色になるんじゃないでしょうか。
お土産にパンを購入
15分くらいご飯を食べて、お茶して足湯を満喫しました。さっきまでぬるいと思っていたお湯も出てみると体がぽかぽかして温まっているのがわかります。
カフェ&ベーカリーでパンを作っているので、今日の夕飯と明日の朝食のパンを買っていくことにしました。
ちなみに、足湯のテーブルは外にしかないですが、天候が悪くて外で食べられない場合には店の中にも席があります。
パンはどれも美味しそうです。
入り口を入ってすぐのところに「米粉のカレーパン」が置いてあって、あまりにも美味しそうだったので、迷わず購入しました。
他のパンも美味しそうです。「米粉のカレーパン」の他に「シチューパン」と「ハニーブレッド」と「メロンパン」を買って帰りました。
パンは1つ250円くらいするので、ちょっと高いですが、かなり美味しそうです。
ランチセットにしなくても、お茶とパンを購入して足湯に入るのも良いかもしれません。
食後に散策
カフェの横に小道があったので行ってみました。
すると、ステージの上に足台付きのイスが置いてあって、昼寝するのに調度良さそうです。
後から気がついたのですが、カフェのすぐ上に駐車場がありました。
足湯カフェに来る人はここに停めれば近かったんですね。でも、来る途中に素敵な散歩が出来たので、良しとしましょう。
子宝地蔵にお参り
帰りに奥さんの友達が行きたいと言っていた「子持ち地蔵」にお参りに行こうと思ったのですが、地図を見るとどうやら「東府や」本館の裏辺りにあるそうです。そこで、東府やの中に入って聞いてみました。
すると、番頭さんが快く東府やの建物の中を案内してくれて、子持ち地蔵まで案内してくれました。
どうやら建物の中を通らないといけないようです。
建物の裏にきれいな小道があって、少し登ったところに子持ち地蔵が祀られていました。
お参りを済ませると、帰りに番頭さんがわざわざ伝説になっている石まで案内してくれました。
もともと、吉奈温泉は奈良時代に高僧の「行基」によって発見された伊豆最古の温泉で、奈良時代の末から子宝の湯として親しまれています。
「子供ほしけりゃ、吉奈においで、お湯の力で子ができる」
と、歌になっている程に昔から多くの人が子宝祈願に訪れているそうです。
江戸時代には徳川家康の側室の「お万の方」が入湯し、後の初代紀州藩主になる大納言頼信と初代水戸藩主になる中納言頼房を産んだそうです。
そして、そのお万の方が腰掛けた石が先ほどの石だと言われているとのことでした。
宿泊客ではないのに、丁寧に解説までしてくれて本当に良い対応の宿でした。
宿泊予約サイトでチェックしてみると、すごく素敵な宿でした。
ちょっと高いのでなかなか行けませんが、何か特別な日には頑張って泊まってみたいと思う宿です。
卵入りのカレーパン
夕飯で先ほど買った米粉のカレーパンとシチューパンを食べましたが、半分に切ってびっくりしました。中から玉子が出てきました。
シチューパンにも入っていました。
フワフワでもちもちしてとても美味しいパンでした。値段は高かったですが、さすがに美味しいですね。
箱根の足湯カフェもよかった
箱根にも東府やの足湯カフェがあるので、後日行ってきました。
伊豆よりもお客さんが多くて賑わっているので、なかなか足湯に座れませんが、晴れた日に足湯に浸かって芦ノ湖を眺めながら食べるパンは最高の贅沢でした。
箱根のお店もおすすめです!
まとめ
東府やのカフェについてまとめると、
・伊豆の吉奈温泉にある
・モダンな温泉旅館の敷地内にある
・足湯に浸かりながら食事が楽しめる
・眼の前には川があって、景色最高!
・パンはどれも美味しい
・敷地内散策が楽しい
・子宝地蔵がある
という感じでした。
本当に雰囲気が良いので、日帰りのドライブデートにもおすすめです。
東府やの旅館は宿泊予約サイトを眺めているだけで、素敵すぎて泊まりたくなってくるので注意してください(笑