箱根を越えて小田原に向かうときに国道1号線沿いにあっていつも気になっていた「鈴廣かまぼこの里」についに行くことができました。
かまぼこの里には「鈴廣蒲鉾本店」「すずなり市場」などの蒲鉾などの商品を販売する施設の他に、かまぼこ、ちくわの手作り体験教室に参加できる「かまぼこ博物館」、古民家を移築した贅沢な雰囲気で食事が楽しめる「千世倭櫻」、地産地消のバイキングレストラン「えれんなごっそ」、クラフトビールが楽しめる「箱根ビール」などがあり、かまぼこだけでなくいろいろと楽しむことができる施設になっていました。
◆鈴廣かまぼこの里の基本情報
・名称 :鈴廣かまぼこの里
・住所 :神奈川県小田原市風祭245
・電話番号:0465−22−3191
・営業時間:各店舗による
・駐車場 :有り(無料)
・HP :鈴廣かまぼこの里公式
鈴廣かまぼこの里は箱根の出口近くにあります。
いつも小田原に行くときには伊豆縦貫道を通って国道1号線を使って山を登り、箱根新道を使って箱根の山を降りるのですが、箱根新道を降りたすぐの国道1号線沿いに鈴廣かまぼこの里はあります。
箱根駅伝のタスキを渡す中継所にもなっているので、テレビで観たことがある方もいるかもしれません。
駐車場は道の両側にあるのでどちらの道から来ても大丈夫ですが、車の通りが多い道なのでなるべく迷わずとりあえず駐車場に入った方が良いと思います。
今回はP8に駐車しました。年末の土曜日だったので混雑していて5分位駐車場で空くのを待っていました。
駐車場は無料で利用できます。
鈴廣かまぼこの里にはいくつか施設があります。
どの施設も出入り自由ですので、好きな施設から訪問して大丈夫です。
◆かまぼこ博物館
こちらはかまぼこ博物館。
館内では「かまぼこ、ちくわ手作り体験教室」(1,500円)や「オリジナル板わさづくり教室」(1,000円)などの手作り体験教室が開かれています。
時間が決まっているそれぞれ開催時間が決まっているので、興味がある場合には他の施設を周る前に最初に受付をしておいた方が時間を無駄なく使えると思います。
建物1階には体験教室がありました。
かまぼこがどんな魚からできるかなどの展示があります。
その横にはかまぼこの品質に重要な影響を与える水のための井戸が展示してありました。
奥にはかまぼこを生産している様子をガラス越しに見ることができる場所もあります。
2階は「かまぼこ板絵美術館」と題して、かまぼこの板に描かれた様々な絵が展示してありました。
3階にはかまぼこについて学習できる蒲鉾の科学という展示がありました。
奥にある企画展示室では、かまぼこの板絵を使った作品が展示されていました。
奥にあるかまぼこキッチンラボではあげかま手作り体験教室が開催されていました。
かまぼこ博物館はざっとこんな感じで、手作り体験をしないで見学だけなら10分くらいで見て周れます。
◆鈴廣蒲鉾本店
次に鈴廣蒲鉾本店に立ち寄ってみました。
和風の雰囲気の建物で重厚感のある建物からは高級そうな雰囲気が漂っていました。
中に入ってみると実際にちょっと高めの設定の商品が並んでいました。
お歳暮などの贈答用というような感じの商品です。
◆すずなり市場
鈴廣かまぼこの里のなかで一番目立っていて、賑わっている建物「すずなり市場」に行ってみました。
年末だったので、年末の買い出しのためなのか結構賑わっていました。
このすずなり市場の中ではかまぼこの他に干物、菓子、雑貨なども並んでいて見ているだけでも楽しくなってきます。
こちらの商品は「シーセージロール」。
「ソーセージ」ではなく「シーセージ」ということは、魚肉ソーセージのようなものを使っているのでしょうか?
シーセージセットもありました。
全部で4種類くらいの商品の味見が置いてありました。
味見の周辺は人だかりができているのですぐにわかります。
洋菓子も売られていました。
おはぎなどの和菓子も。
おしることお茶のセットが美味しそうでした。
かまぼこトミカなどの子ども向け商品のコーナー。
かまぼこトミカと言っても、かまぼこを食べたら中からトミカが出て来るというようなものではなくて、車の形をしたかまぼこのこと。
お弁当などに入れたら喜ばれそう。
北側の出口のすぐ外には小田急の風祭駅があります。
揚げたての軽食も売られていて、その場で食べることもできます。
かまぼこに自分で書いたメッセージや絵を写すことができるサービスもありました。
外には湧き水が流れていましたが、すぐとなりが喫煙所だったのが残念でした。
◆千世倭櫻
すずなり市場の道を渡って反対側には大きな古民家を移築して作られた4つの食事処「千世倭櫻」があります。
基本的にどこも高めの値段設定でしたので、今回は飲食しませんでした。
◆箱根ビール
同じ敷地内には「箱根ビール」の建物もあります。
中では箱根ビールとつまみをバーのような雰囲気で味わうことができるようになっていました。缶ビールも売られているので、お土産に買って買えることもできます。
◆えれんなごっそ
箱根ビールの隣には地元の食材を使ったビュッフェレストラン「えれんなごっそ」があります。
夜はやっていなくて昼間だけの営業です。箱根ビールを思う存分楽しみたい方には飲み放題のプランもありました。
休日のランチバイキングは2,200円、ブランチなら1,500円。
ブランチが安くて良さそうですね。
◆まとめ
鈴廣かまぼこの里についてまとめると、
・駐車場は無料
・かまぼこ博物館での体験プログラムは最初に予約すると良い
・ウェブ予約もやっている
・すずなり市場ではかまぼこの試食が楽しめる
・千世倭櫻の食事は高め
という感じでした。ちゃんと食事をしようと思うと結構高くなってしまうのがちょっと残念。もう少し気軽にかまぼこを使った料理が楽しめるかまぼこ定食があるかまぼこ食堂のようなものでもあると嬉しいのですが。
小田原のさかなセンターが近くにあるので、食事はそちらでした方がコストパフォーマンスは良いと思います。
また、すぐ近くに博物館があるので、博物館で子どもを遊ばせた帰りにちょっとかまぼこの里に寄るというような使い方も良いかも。
基本的に入場料もいらないし駐車料金もかからないので、道の駅のような感じで立ち寄ると楽しいと思います。
実家に帰るときの手土産にすると、おかずとして使えるので喜ばれました。