休日に雨が降ったり、すごく寒かったりするとどこへ子どもを連れて行こうかと悩みますよね。晴れて暖かい日なら公園にでも行けば良いですが、雨だと子どもが楽しめるような広い場所ってなかなかないですよね。
今回はそんな雨の休日にいつか行こうかと思っていた「神奈川県立 生命の星・地球博物館」に行ってきました。
恐竜の化石や動物の剥製はなかなかの迫力で、子どもも大人も楽しむことができました。
◆生命の星・地球博物館の基本情報
・名称 :神奈川県立生命の星・地球博物館
・住所 :神奈川県小田原市入生田499
・電話番号:0465−21−1515
・開館時間:9:00~16:30
・休館日 :月曜日 ※休日振替休日の場合は翌日
年末年始
祝日の翌日
他、臨時、整備休館日あり
・料金 :20歳以上65歳未満(学生除く) 520円
15歳以上20歳未満・学生 300円
高校生・65歳以上 100円
中学生以下 無料
・駐車場 :多数(無料)
・HP :公式サイト
神奈川県立生命の星・地球博物館は箱根方面から行くと、箱根新道を降りた出口のすぐ近くにあります。箱根から行くと小田原の玄関口のような場所に位置しています。
駐車場は建物のある敷地の地下部分にあり、無料でした。
駐車場から建物を見上げるとこんな感じ。
正面から敷地に入ると、なかなか迫力のある建物に見えます。
正面入口から入ると3階部分までの迫力のある吹き抜けの空間に恐竜の化石があって、わくわくする空間でした。
入り口にはチケットの券売機があり、普通の場合と割引の場合では券売機が違うので注意が必要です。
今回はネットで調べて「富士箱根伊豆交流圏づくり」というサイトで割引クーポンを印刷して持っていったため、520円が410円になりました。
チケットを購入し、館内の奥に進んで行くと大きなクマの剥製がありました。
このクマは「アラスカヒグマ」という種類で、推定体重400kg、高さは3.4mもあり、1992年当時は世界歴代4位の大きさだったそうです。隣に並ぶとすごい迫力で、山の中を歩いていてこんなクマに出くわしたら死を覚悟しますね。
剥製なので安全に近くでまじまじと見ることができるのですが、思ったよりもツメが鋭くなかったですが、このクマのツメは土の中の食べ物を掘り出すのに使うからだそうです。
チケットを見せて入り口を抜けると、最初に「地球誕生」のコーナーがありました。
こちらでは宇宙の誕生から地球の誕生、そして地球が今の形になって行くまでをわかりやすく展示を使って説明しています。
隕石の展示もあり、なかなか見応えがあります。
館内にはところどころこのようなバーコードリーダーがあるのですが、スマートフォンのバーコードリーダーでこちらのバーコードを読み込むと、生命の星地球博物館の音声ガイドのページの対象の音声ガイドのページにアクセスしてくれます。
なかなか便利ですが、もっと快適に過ごしたい方はイヤホンを持っていくと聞き取り易くなってより快適に過ごせると思います。
こちらの地球儀では大きな地震と火山活動が起きた場所が点灯していました。
これを見るとやっぱり日本は地震が多いのだと気が付かされます。
その先には大きな岩石が展示されていました。
「柱状節理」「枕状熔岩」などとそれぞれ名前があるそうです。
こちらは大きな紫水晶の原石ですが、他にもいろいろな鉱物の原石が展示してありました。
こちらは巨大な壁一面化石になっている展示です。
このあたりから生命の展示ということで、だんだんと生き物が展示されるようになってきます。
魚の展示がありました。
「リュウグウノツカイ」という魚がありましたが、巨大でちょっと気持ち悪いです。
その先には恐竜の化石の展示。
近くで見ると恐竜が巨大だったことがわかります。
恐竜の化石の周りにはいろいろな動物の剥製が並んでいました。
動物園で生きた動物を見るのも良いですが、剥製で動かない動物をじっくり見るのも新鮮で勉強になります。
こちらは様々な猿の剥製。
マンモスの化石はマンモスの巨大さを今に伝えています。
動物、恐竜のあとは昆虫の標本でした。
巨大なゴキブリやバッタの標本ってやっぱり気持ち悪いですね。
蝶の標本はとてもきれいで癒やされました。
ここからはエスカレーターで3階へ上がります。
3階に上がってすぐのところに休憩できるラウンジがありました。
飲食はこちらでできるとのことで、お弁当を持参した方はこちらで食べることができます。
3階最初の展示は「神奈川の自然を考える」です。
神奈川に昔いた動物の化石などが展示してありました。
相模湾の海の生物の紹介。
タカアシガニってこうやってみると、脚が細くてあまり身が詰まってなくて美味しくなさそうですね。
アナと雪の女王でも出てきたヘラジカのスヴェンも昔は神奈川にいたそうです。
日本に生息しているクマって剥製を見ると意外と小さいのだと気が付きます。
しかし、小さくてもクマはクマ。山で出会ったらやばいですね。
こちらは神奈川の植物。
昆虫や身近な生き物たち。
最後は「地球の環境」がテーマで、環境問題の紹介の展示でした。
こちらは3階の奥にあった「ジャンボブック」のコーナー。
1つの展示をあるテーマに沿って標本と説明で紹介しています。
こちらは草食動物と肉食動物の目の配置についての説明でした。
肉食動物は獲物との距離感が正確にわかるように2つの目が両方とも正面を向いていて、草食動物は敵を探しやすくするために周囲が良く見えるように視野を広くするため顔の両側に付いているという説明が実際の標本とともに説明されていて、とてもわかりやすかったです。
この説明によると人間は両方とも正面を向いているので、肉食動物として進化したような感じですね。
こちらは3階にある食堂。
ラーメン、定食、カレーなどの一般的なメニューが幅広く揃っている感じでした。
外にはテラス席がありました。
2階には図書館があります。
長い空中廊下を渡った先にあります。
とてもきれいで科学系の本や雑誌がぎっしり詰まっていて、ここにいるだけでワクワクします。
最後に1階のミュージアムショップに行ってみました。
恐竜系や動物系のグッズが多かったですね。他に鉱物も売られていました。
やっぱりミュージアムショップはわくわくします。
奥には喫茶コーナーもあり、軽食も売られていました。
他にはクイズイベントなどもやっているシアターもあったのですが、今回は時間の関係で行けませんでした。次回はぜひ行ってみたいですね。
◆まとめ
神奈川県立生命の星地球博物館についてまとめると、
・割引券をネットで手に入れられる
・恐竜の化石、動物の剥製、昆虫の標本が楽しい
・音声案内が無料
・じっくり説明を読むと勉強になる
という感じでした。
ざっと全館を回って2時間半くらいでした。雨の日など外で遊べないときには博物館でじっくり親子で勉強も良いですね。
もし、近くに住んでいて子どもが小学生くらいだったら、年間パスポート買って毎月、毎週とか来たいと思える場所です。理系キッズを育てたいならぜひ子連れで行ってみてください。