裾野市内でできる工場見学の「ヤクルト工場」へ大人の社会科見学へ出かけてきました。
ヤクルトや最近話題の腸内フローラに関係する乳酸菌の働きやジョアの製造について学べて、おみやげもももらえる工場見学です。
ヤクルト本社富士裾野工場の基本情報
【名称】 |
株式会社ヤクルト本社 富士裾野工場 |
【住所】 |
静岡県裾野市下和田字十三郎653−1 |
【電話番号】 |
055−997−3311 |
【見学日】 |
月曜日〜土曜日 |
【定休日】 |
日曜日、年末年始 |
【見学時間】 |
9:00 10:00 11:00 13:00 14:00 15:00 |
【料金】 |
無料 |
【所要時間】 |
約60分 |
【駐車場】 |
有り |
【予約方法】 |
前日までに電話で(個人) 月~金 9:00~16:00 |
【HP】 |
裾野のヤクルトで工場見学ができるのは知っていたのですが、日曜日が休みなのでなかなか行けないでいました。
今回、土曜日に予定があいたので急遽前日の16時5分前のギリギリに連絡してなんとか朝9時の予約が取れました。10時とか調度良い時間帯は結構団体客に取られてしまっていました。
当日は、入り口入ってすぐの守衛さんに名前を伝えて、10分前には来て欲しいとのことでした。
世界のヤクルトCMが見られる
当日は15分前に工場に到着しました。
ヤクルト本社富士裾野工場は裾野の運動公園のもっと先のヘルシーパークの少し手前にあります。
入り口に入ってすぐのところにいる守衛さんに挨拶して、名前を伝えると駐車場を案内してくれました。
駐車場は入り口入ってすぐ左手にある屋根の下を案内されました。
森のような木々の間を抜けてホールに向かいます。
桃の花でしょうか? とてもきれいな花が咲いていました。
ホールは駐車場から歩いて1分くらいのところにあります。
ホールに入ると受付があるので、ここで予約した名前を告げて受付をすると、時間まで待つように言われました。
暇だったので展示物をチェックしながらうろうろしていると面白いモノを見つけました。
手前にあるタッチパネルに世界地図が表示されていて、表示されている国をさわるとその国で流れているヤクルトのCMを見ることができます。なかなか見ることのできない別の国のCMは結構面白いです。
CMが流れている間、その国のパッケージが光るのですが、ヤクルトのパッケージも国によって微妙に違って見ていて面白いです。
9時になりホール横の部屋に案内されました。
9時という早い時間帯だったので、自分たちしかいないかと思っていたのですが、他に4組くらいのお客さんが来ていました。
ヤクルトの名前の由来とは?
部屋の入口でジョアのレモン味をもらいました。
みんなが椅子に着席すると、まずはジョアのストローの取り出し方の説明が始まります。
言われた通りにやってみると確かにすんなりとストローを取り出すことができました。さっそく飲んでみるとレモン味なので結構酸っぱいですが、よく冷えていて甘くて美味しいです。
ここ「ヤクルト本社 富士裾野工場」では「ヤクルト」は作っていなくて「ジョア」を生産しているそうです。ちょっとがっかり。
ジョアの説明の後はヤクルト創業者「代田稔(しろたみのる)」の話。
代田稔は医学博士で、病気にかかってから治療するのではなく、病気にかからないようにする「予防医学」の研究をして、その中で栄養を摂る腸を健康にすることの大切に気付き、その腸を守る「乳酸菌」に着目しました。
そして、「乳酸菌シロタ株」を強化培養し、ヤクルトを作ることにつながったそうです。
ここで、突然クイズが始まりました。
「ヤクルトの名前の由来になったものは何でしょう?」
1.フランス語で「よろこび」
2.エスペラント語で「ヨーグルト」
3.ブルガリア語で「ヨーグルト」
僕の予想は2番でした。
そして、結果は、、、、、、
「答えは 2番」
当たったのは1人だけでしたが、特に賞品はありませんでした。
残念。
エスペラント語というのは100年以上前に作られた世界共通語で、エスペラント語で「ヨーグルト」を意味する「jahurto(ヤフルト)」を言いやすくした造語が「ヤクルト」ということでした。
ちなみに1番のフランス語で「よろこび」を意味するのは「ジョア」で、ヤクルトの商品名に使われています。
その後は、乳酸菌シロタ株の「ヤックン」とビフィズス菌BY株の「ビッフィー」が活躍して腸と大腸をきれいにするアニメを見ました。
乳酸菌は小腸で働き、ビフィズス菌は大腸で働くんですね。
これは勉強になりました。
アニメが終わると、部屋を出ていよいよ工場へ向かいます。
部屋の出口でお土産をもらいました。
お土産にもらったピンク色の定規はヤクルトの容器を再生して作られたもので、ヤクルト容器3本で一つが作れるそうです。
ジョアの製造現場
ホールを出て工場へと移動します。
敷地内は緑が多くて天気が良いので歩いていて気持ちよかったです。
工場内は撮影禁止のため、この後は画像無しです。
最初に培養タンクの見学にいきました。
培養タンクでは粉ミルクをお湯に溶かしてミルクにして、殺菌したものに乳酸菌やビフィズス菌などの「種菌」を入れて培養しているそうです。
そして、培養が終わったら毎日3時間かけてすべてのタンク、パーツを洗浄、殺菌しているそうです。
我が家は牛乳パックでヨーグルトを培養しているので、殺菌の大切さはわかります。
乳酸菌が繁殖する温度は雑菌にとっても繁殖しやすい温度なので、タンクの中に雑菌が入り込むと乳酸菌といっしょに雑菌まで培養されてしまうので、洗浄に関してかなり丁寧にやっているのでしょう。
培養タンクの次は充填作業で、容器にジョアを詰め込んで、パッケージングしていきます。
タンクは並んでいるだけだったので、見た目は地味ですがここは賞品が流れているので、工場見学っぽくて楽しいです。
受注生産で作られているそうで、受注を受けて作られた商品は完成後、最終チェックをして次の日に発送されていくそうです。
これで工場見学はおしまいです。
最初のホールまで戻って解散になりました。
まとめ
ヤクルト本社富士裾野工場の工場見学についてまとめると、
・前日までに電話で予約が必要
・費用は無料
・ジョアと定規がもらえる
・所要時間は約60分
・雨の日でも大丈夫
・子供も大人も楽しめる
という感じでした。
建物の中なので、天候に左右されないレジャーという点が良いですね。勉強にもなりますし。近くには日帰り温泉の「ヘルシーパーク」や蕎麦屋の「蕎仙坊(きょうざんぼう)」 などもあるので、合わせて観光するのに便利です。