長泉のクレマチスの丘にある「ベルナール・ビュフェ美術館」に行ってきました。
元々ベルナール・ビュフェについては何も知らなかったのですが、作品を見ているうちにだんだんとビュフェの世界に引き込まれていきました。
ベルナール・ビュフェ美術館の基本情報
・名称 :ベルナール・ビュフェ美術館
・住所 :静岡県長泉帳東野クレマチスの丘515−57
・電話番号:055−986−1300
・開館時間:5月 10:00~18:00(時期によって変更有り)
・休館日 :水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
・入館料 :大人 1,000円
高大 500円
中学生以下 無料
・駐車場 :有り(無料)
・HP :ベルナール・ビュフェ美術館公式
アクセス
ベルナール・ビュフェ美術館は長泉町のクレマチスの丘の中にあります。
駐車場
クレマチスの丘は「クレマチスガーデンエリア」と「ビュフェエリア」という2つのエリアに分かれています。
「ベルナール・ビュフェ美術館」は「ビュフェエリア」内にあります。
クレマチスの丘に行くために通る道を車で進むと最初に現れるのは「クレマチスガーデンエリア」ですので、そこは通り過ぎて少し進んだところを左に曲がると「ビュフェエリア」の駐車場にたどり着きます。
駐車場からは看板を目印に歩いて行くと迷いません。
敷地に入っていくと野外ホールがありました。
同じ敷地の中には「井上靖文学館」があります。
全館共通券を購入した場合は、いっしょに散策するのも良いと思います。
ベルナール・ビュフェ美術館の前には、ツリーハウスというカフェと、ミュージアムショップが併設されています。
テラス席もあって、天気の良い日にはとても気持ちよいです。
大きな木の裏にある建物がベルナール・ビュフェ美術館です。
入り口を入って入場料を支払います。
1年間有効のファミリーカードに入会していると無料で入ることができます。
このときは企画展で「ベルナール・ビュフェ再考 代表作から見るビュフェの半世紀」という展示が行われていました。
この展示では、ベルナール・ビュフェが毎年開催していた「テーマ展」という、毎年決まったテーマに沿って作って発表していた作品を紹介していました。
ビュフェについてまったく知らない状態で見に来たのですが、この企画展はビュフェのことを知るのにとても良い企画でした。
最初の部屋に入って絵を見たときには、暗くて陰鬱な感じのする絵で、好きになれないかなと思っていたのですが、途中にあった人のいないニューヨークのビル街の絵で「おっ」と興味をひかれ、その次の虫や動物たちの絵で力強い線の魅力にとりつかれ、次の人間の絵の筋肉の表現の迫力に驚かされました。
最後のドン・キホーテの話を描いた作品では線や色のバランスが良くて、デザインとして素晴らしい作品で感動しました。
ビュフェの作風の変化を順番に見ることができ、だんだんとビュフェの魅力に引き込まれていくため、ビュフェのことを知らない人には、とても良い企画だと思います。
大きな作品をゆっくり眺めることができる部屋などがあり、ビュフェ作品を堪能できる美術館です。
別巻では「森 いのちのかたち」という企画展が開かれていました。
実際の鳥の巣を展示していたりして、自然の美しさを表現した見ごたえのある面白い展示でした。
ベルナール・ビュフェ美術館の中には子どもが遊べる「ビュフェこども美術館」もあります。
まとめ
ベルナール・ビュフェ美術館についてまとめると、
・ベルナール・ビュフェ作品の質、量ともに世界一
・こども美術館もある
という感じでした。
クレマチスの丘の中で一番内容が濃く、美術を深く楽しめる美術館だと思います。