敷地内に田んぼがあったりしてまるで日本の里山に泊まったような感覚になる宿「きらの里」に泊まったので紹介します。
竹馬やフラフープ、けん玉などの懐かしのおもちゃで遊んだり、夜になると屋台のラーメン屋が出てきて無料のラーメンを食べることができたり、自然の中でいくつものお風呂を楽しむことができたりとどこか懐かしい感じのするエンターテイメント性の高い楽しい宿でした。
自然の中でお風呂に入り、心も体も癒やされました。
きらの里の基本情報
【名称】 |
八幡野温泉 きらの里 |
【住所】 |
静岡県伊東市八幡野1326−5 |
【電話番号】 |
0557−55−2400 |
【料金】 |
一人8,000円~31,000円ほど |
【最寄り駅】 |
伊豆高原駅(駅からの送迎有り) |
【駐車場】 |
有り(無料) |
【HP】 |
※この記事の情報は掲載当時のものであり、実際の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
車でのアクセス
きらの里は伊豆の東側、伊東市の伊豆急行線「伊豆高原駅」から車で7分の立地にあります。
周辺は城ヶ崎や大室山などの有名な観光地も多く便利な場所にあります。
電車でのアクセス
電車で行く場合は、伊豆急行線の伊豆高原駅で降りると、駅から無料のシャトルバスが出ています。
解説を出て左にある「やまも口(南口)」がバスの乗り場になっています。
14時半から17時半まで30分おきに運行していて、予約は必要ありません。
帰りは、9時15分から11時15分まで3分おきに運行しています。
料金は部屋、食事で変わる
このときは楽天トラベルで予約しました。
料金は素泊まりの一番安い部屋で一人8,000円くらいで泊まれます。
部屋や料金の比較
部屋の種類は4種類あります。
旅籠 八幡野
・フロントのある建物の中にあるシンプルな部屋
・昔の「旅籠」をイメージしている
・料金は一番手頃
・参考価格は、2食付きで一人14,800円〜
・定員 2〜4名
・間取り 6畳(居間)6畳(ツインベッド)シャワー
・広さ 約35㎡
旅籠 八幡野
・フロントのある建物の中にあるシンプルな部屋
・昔の「旅籠」をイメージしている
・料金は一番手頃
・参考価格 2食付きで一人14,800円〜
・定員 2〜4名
・間取り 6畳+6畳+シャワー
・広さ 約35㎡
別邸 山の音
・敷地内の高台にある
・広い部屋
・バルコニー付き
・マッサージチェアがある
・森の中でゆったりできる環境
・料金は高い
・参考価格 2食付きで一人14,800円〜
・定員 2〜5名
・間取り 8畳+8畳+シャワールーム
・広さ 約50㎡
離れ 竹ぶえ
・古民家をイメージしている建物
・敷地内の田んぼの前に立地
・家のように廊下がある珍しい間取り
・4部屋で一つの建物
・どこか懐かしい雰囲気
・専用露天風呂付き
・料金は一番高い
・参考価格 2食付きで一人17,800円〜
・定員 2〜4名
・7.5畳+6畳+露天風呂
・広さ 約44㎡
個室 海ほたる
・相模湾を眺められる部屋
・シンプルな作り
・一人旅やカップルにおすすめ
・料金は安い
・参考価格 2食付きで一人14,800円〜
・定員 1〜2名
・約7.5畳+シャワールーム
・広さ 約22㎡
今回は専用の露天風呂のついている「離れ 竹ぶえ」を夕食、朝食付きで予約して、宿泊してみました。
きらの里の雰囲気
車で訪問しました。
ナビを頼りに駐車場にたどり着くと係の方が受付まで誘導してくれました。
どこか懐かしい景色!?
誘導してくれたのは「帳場」というホテルのフロントやロビーにあたる場所。
受付中に美味しいお茶とお菓子を用意してくれました。
帳場で受付を済ませて敷地内に入ると時代劇の世界に迷い込んだような感じの景色が。
こちらはロビーの上にある「八幡野」の部屋だと思います。
敷地内には竹馬やフラフープが置いてあって、いつでも気軽に遊べるようになっています。
ブランコもあります。
足湯があって座って休憩するついでに入ることができます。
敷地内は自然が多くて散歩しているだけでも楽しいです。
どこか知らない田舎の村に迷い込んだような感じの景色です。
田んぼがあってその奥にあるのが「離れ 竹ぶえ」の星、光、月の部屋です。
田んぼでは時期になると田植えや稲刈りができるイベントが行われるそうです。
この「きらの里」は日本の里山をイメージして作られたそうで、歩いているだけで日本人ならなんとなく「懐かしい」という気持ちになるのではないでしょうか。
「離れ 竹ぶえ」の様子
今回宿泊した部屋は「離れ 竹ぶえ」です。
宿泊した「光」の202号室は1棟の建物に1階と2階にそれぞれ二部屋あるうちの一つです。
部屋にはすでに布団が敷かれていました。
お茶の用意もしてありました。
廊下の照明も雰囲気が出ています。
たしかに古民家のような雰囲気です。
「部屋に荷物を置いて観光に行こう!」というよりは、「お茶でも飲んでとりあえずゆっくりしよう」と思える部屋です。
居心地が良くて落ち着いてしまいました。
離れの専用露天風呂
専用の露天風呂はこんな感じ。
飲み物と本を持ってのんびりとお風呂を楽しみました。
専用の露天風呂は誰にも邪魔されずにのんびりと虫の音を聞きながら入ることができるので最高です!
ゆっくりお風呂に浸かっていると小さなカエルのお客さんが来ました。
田んぼが近いので、虫もいるんですね。
虫についての口コミ
口コミで「虫が来た!」と書いてあるのを見ましたが、周りは自然に囲まれているので、露天風呂に入っているときに虫が来るのは多少は仕方ないのかもしれません。
とはいえ、小さなアマガエル以外には、クモなどの虫は室内でも露天風呂でも見かけませんでした。
敷地内の温泉、貸切風呂
きらの里には大浴場「杜の湯」と貸切風呂「竹仙」「岩座」「石匠」があり、宿泊者ならどの部屋に泊まっていてもどのお風呂でも利用できます。
部屋の入り口には湯めぐり用のタオルが置いてあったので、さっそく湯めぐりに出かけました。
大浴場 森の湯
まず最初は大浴場の「森の湯」。
こちらは内湯と外湯があります。
部屋にあった露天風呂も良いですが、開放感のある大浴場もやっぱり良いですね。
大浴場には寝風呂、壺風呂、打たせ湯などもあります。
お風呂上がりに無料の乳酸菌飲料が用意されていました。朝はコーヒー牛乳が用意されていました。
こういうちょっとしたサービスはうれしいです。
貸切風呂
貸切風呂はそれぞれ点在していて空いていれば予約無しで入浴できます。
貸切風呂の案内板があって「空いています」の札がかかっていれば、その札を持ってお風呂に行くシステムです。
脱衣所とお風呂、そして椅子があるだけの簡単な貸し切り風呂です。
写真は「竹仙」というお風呂ですが、「石匠」は巨石をくり抜いた湯船で、「岩座」は石に囲まれた室内のお風呂とそれぞれに特徴のあるお風呂が用意されていました。
静かにゆっくりお風呂に入りたいときは貸し切り風呂って良いですね。
夕食と朝食
2食付きのプランを予約したので、食事をいただきました。
夕食は海鮮しゃぶしゃぶ
夕食は海鮮しゃぶしゃぶか溶岩焼きを選べるようになっていました。
食事は「海つばき」という建物でいただきます。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、見た目が豪華。
コース料理になっていて、少しずついろいろな料理が運ばれて来るのですが、どれも文句無しで美味しい。
伊豆は海の物も山の物もどちらも採れるので、鮮度の良い新鮮な食材をいただけました。
メインに伊勢海老が運ばれてきました。刺し身やしゃぶしゃぶでいただいたあと、最期に雑炊にして食べきりました。
90分くらいかけてずっと食べていたので、もう食べられないというくらいお腹いっぱいになりました。
部屋食ではないので、雨の日など離れから食事する場所へ行くのは、ちょっと面倒かもしれません。
このときは気候が良かったので、適度な散歩が心地よかったです。
きらの里は、敷地内でゆったり過ごせるので、素泊まりプランよりも断然食事付きのプランの方がおすすめです。
朝食は和食
朝食はこんな感じ。
シンプルですが、一品一品が丁寧に作られていて美味しかったです。
夕食は時間がかかるので、じっとしていられない小さなお子さんを連れていくとゆっくり楽しめないかもしれません。
名物の屋台らーめん
きらの里の名物に「夜鳴きソバ」というものがあります。
毎日22時になると屋台のラーメン屋が開店して、宿泊者は無料でラーメンを食べることができます。
昼間はこんな感じで屋台が置いてあるのですが、
夜になると賑やかなラーメン屋になります。
夜、外で食べるラーメンって美味しいですね。
ラーメンはシンプルな細麺の醤油ラーメン。
夕食をお腹いっぱい食べたはずなのですが、出しのきいたさっぱりした醤油味がおいしくてあっさり完食。
外で食べる屋台のらーめんってなんで美味しいんでしょう。
おかわりしたいくらいでした。
外では天体望遠鏡が置いてあり、星空観察ができるようになっていました。
夜泣きラーメンを楽しんだ後は、軽く涼んでから部屋に戻りました。
おまけ
今は帳場で売っているかもしれませんが、駄菓子を持っていくとより雰囲気が出て楽しくなると思います。
あとはシャボン玉も良い雰囲気が出て楽しかったです。
ただ、シャボン玉は他のお客さんの迷惑にならないように注意が必要ですので、やる前に旅館の方に聞いてみた方が良いかもしれません。
いろいろと楽しかったですが、やっぱり屋台のラーメンが一番楽しかった思い出です。
おすすめ周辺観光スポット
きらの里がある伊豆高原周辺には、おすすめの観光スポットがたくさんあります。
伊豆アニマル・キングダム
ウォーキングサファリなど、ちょっと変わったエリアがある動物園です。
一番印象的だったのは「キリンの餌付け」。
首の長いキリンの顔ってなかなか触る機会がないのですが、キリンの顔が近くまで寄ってくるので、頭をなでたり餌付けをしたりできます。
さくらの里
1年のうち約8ヶ月間、いろんな種類の桜が楽しめる公園です。春のさくらの時期になるとイベントも開催されます。
芝生と桜がきれいな公園です。
桜の時期には、近くの伊豆高原では「伊豆高原桜まつり」が行われ、さくらの里も会場になっています。
城ヶ崎海岸と吊橋
ゴツゴツした岩肌に打ち寄せる波を見ることができる海岸で、散策コースが整備されているので、散歩に最適。
吊橋や灯台があって伊豆の有名な観光地の一つです。
大室山
円錐形のきれいな山の頂上までリフトで簡単に行ける大室山ですが、景色が最高です。
海から富士山まで見られる景色は、伊豆高原に行ったらぜひ見て欲しい景色です。
家族連れも満足
きらの里での宿泊体験が楽しかったので、友達にプレゼンしたら、家族を連れて泊まりに行きました。
結果、大満足だったようです。
温泉に入ってゆっくりできたし、子供連れで行ったけど楽しめて「また行きたい!」と言ってくれたようです。
まとめ
きらの里についてまとめると、
まとめ
・どこか懐かしい日本の景色
・お風呂は大浴場と3つの貸切風呂がある
・離れ 竹ぶえには部屋専用の露天風呂がある
・料理は美味しくてボリュームたっぷり
・子供も楽しめる遊びや仕掛けがある
・風呂上がりの飲み物サービスがうれしい
・細かい気遣いがうれしい
という感じでした。
予約をする前に良い口コミ、悪い口コミなどたくさんの評価を見ましたが、実際に泊まってみると料金分の価値以上の心地よい宿泊体験ができました。