車検で自分でできるって知っていましたか?
「ユーザー車検」と言って自分で検査を申し込んで車検を受けることができるのですが、頼んで車検をするよりもかなり費用を節約できます。
今回「沼津自動車検査登録事務所」で自分で受ける車検「ユーザー車検」を受けてきたので、その体験を紹介します。
この記事はかなり長いので、必要な場所だけ読みたい方は目次から移動してください。
ちなみに結論から申しますとユーザー車検は「面倒な割にそんなに安くない!」です。
手続き自体は1日で終わりましたが、車検を取るだけで54,730円、その後、点検整備記録簿を作るとプラス2万円くらいになるので結局自分でやって備品の交換等なしでも75,000円くらいかかります。ホリデー車検で調べたら、ホリデー車検の方が安かった、、、
もし「安くするために自分で車検を通す!」という人なら、格安車検にネット申し込みした方が良いです。
いままで長泉のオートバックスで車検を受けていましたが、長泉のオートバックスなら普通に車検を予約するよりも「EPARK車検」を使った方が、「5,000円キャッシュバック」や「アマゾンギフト券プレゼント」などがあってお得のようですので、次からはネット経由で申し込みます。
公式:EPARK車検
公式 :ホリデー車検
それでも「ユーザー車検を知りたい!」という方は、ご覧ください。
車検の費用の内訳と内容
車検にかかる費用の内訳は?
普通のガソリンスタンドや車屋さんでお願いする車検と違ってユーザー車検はすべて自分で手続きをする必要があります。
自分で車検を通そうとするとそれなりの労力がかかりますが、ユーザー車検にするといくら安くなるのでしょうか?
そのためには車検にかかる費用の内訳を知る必要があります。
車検にかかる費用を大きく分けると、
1.自賠責保険
2.重量税
3.車検手続きにかかる印紙代
4.点検整備記録簿の作成
5.整備にかかる部品、工賃
となります。
我が家は1500ccのコンパクトカーですが、ある場所で見積もりをお願いしたら下記の金額になりました。
1.25,830円(自賠責保険)
2.24,600円(重量税)
3.1,200円(印紙代)
4,19,680円(点検整備記録簿の作成)
5.63,610円(整備工賃、部品代)
合計で134,920円と見積もりが出ましたが、とりあえずいろいろと盛ってあったので、いらないところを削れば100,000円くらいにはなったと思います。
これをユーザー車検にすると最低限のかかる金額は「1~3」の部分となり「51,630円」になります。
この段階だと約5万円の節約になりますね。
点検整備記録簿とは?
「4」の「点検整備記録簿」は、車検を取る時点では必須ではないので、とりあえずなくても車検を取ることはできます。
しかし、車検で検査するのはあくまで最低限のところだけなので、後でしっかり点検整備して「点検整備記録簿」を作成する必要があります。
ディーラーや車屋などで車検お願いすると、車検完了後にもらえるこんな感じの紙です。
これは自分で検査して作成しても良いとされていますが、専門知識がないとできないため素人が自分でやるのは現実的ではありません。
ディーラーや車屋さんでお願いするとだいたい20,000円くらいかかると言われています。
そうすると1~4の費用がかかり、合計71,310円となります。
ネットでユーザー車検を受けたあとにオートバックスやイエローハットなどのカー用品ショップで検査をしてもらって、エンジンオイルなどを交換して良しとしている人をみましたが、無料のチェックではどこまで検査しているかわかないので、点検整備記録簿の代わりにはなりませんのでご注意ください。
ユーザー車検の予約
ユーザー車検を受けるには予約をしないといけないのですが、今は簡単にネットで予約をすることができます。
まずはアカウント登録
まずは国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」の画面を開きます。
「新規アカウント登録」というボタンがあるので、そちらをクリック。
「一般利用者アカウント登録」という画面で、
・利用者区分
・受検者指名
・電話番号
・メールアドレス
・パスワード
などを入力していきます。
すべて入力したら「確認」ボタンをクリック。
ちなみに「使用者」は車検証に書かれている車の「所有者」ではないので「奥さん名義の車を旦那さんの名前で車検を受ける」ということもまったく問題ありません。
次に確認画面が出てくるので、内容を確認したら「同意して登録」をクリック。
すると仮登録になり、登録したメールアドレス宛にメールが送られます。
送られてきたメールアドレスの中のボタンをクリックすると「ID」が発行されて登録が完了します。
次に、ホーム画面に戻り「ログイン」します。
先程登録した「ID」と「パスワード」を打ち込み「ログイン」します。
ログインするとメニュー画面が出てくるので「検査の予約」ボタンを押します。
受験検査場を「中部」を選ぶといくつか出てくるので、一番近い場所を選びます。今回は「沼津自動車検査登録事務所」を選びました。
新車ではなく、車検の更新なので「継続検査」を選び、車種は「普通車」を選んで「次へ」をクリック。
スケジュール選択画面になるので日付と時間を選びます。
時間帯は、
・第1ラウンド 8:45~10:15
・第2ラウンド 10:15~11:45
・第3ラウンド 12:45~14:15
・第4ラウンド 14:15~15:45
となっています。
車検に落ちた場合も早い時間なら受け直しが可能と聞いたので、午前中の一番早い「第1ラウンド」を選択しました。
次に予約情報を入力する画面が出てくるので、
・予約場所と時間
・ID
を確認します。
そして、
・受検者指名
・電話番号
・メールアドレス
・住所
・車両の登録番号
・原動機の型式
・車体番号
などを入力していきます。
車両の情報は手元に車検証を置いておくと入力のときに便利です。
間違いがないか画面を確認して「予約」をクリック。
予約完了画面が表示されるので「予約番号」をメモしておきます。
完了後、左のメニューから「予約の確認・変更・取消」をクリックすると、予約の確認をすることができます。
以上で予約完了です。
前日の朝9時に日程の確認のメールが届きました。
予約無しでも大丈夫、、、でも
予約無しで当日検査を受けに行ってもいける場合もあるようです。特に車検が切れてしまうなどの切羽詰まった状況だと受け入れてくれやすいそうです。
しかし、予約が多かったりするとどうなるかわからないので、やっぱり予約をしていくのが確実だと思います。
用意する書類
車検に行く前に準備しておく書類があります。
・車検証
・自動車損害賠償責任保険証明書
・自動車納税証明書
現在の車検証、現在の自動車損害賠償責任証明書(自賠責保険)、支払いが終わった自動車納税証明書を準備します。
事前に保険屋で車検後の新しい自賠責に加入するのも良いですが、車検を受ける場所でも加入できました。
事前にやったこと
いろいろ調べてみると事前にやった方が良いことがありました。
・発煙筒のチェック
・下回り洗浄
・ライトのチェック
・ウォッシャー液の補充
発煙筒は期限が切れているものもあるのでチェックして、切れそうなら購入しておいた方が良いです。
エーモン 非常信号灯 国土交通省 保安基準認定品 車検対応 (防水性能IPX3相当) 6726
車検のときに車の下回りをチェックするので、下回りが汚れていると思う場合はガソリンスタンドの洗車機などで下回り洗浄をしておいた方が良いかもしれません。
ライトは必ずチェックされるので、前後左右のライトが点くか、ハザードは点くか、ブレーキランプ、バックランプは点くか事前に確認しておきましょう。
検査のときに「フォグランプ点けて」と急に言われて焦ったので、どこをいじるとどこが動くのかスイッチ類の確認をしておくと良いと思います。
実際にユーザー車検を受けてみた
予約した日の当日になりました。
少し緊張します。
沼津自動車検査登録事務所の基本情報
【名称】 |
沼津自動車検査登録事務所 |
【住所】 |
静岡県沼津市原字古田2480番地 |
【電話番号】 |
050−5540−2051 |
【受付時間】 |
8:45~11:45 |
【定休日】 |
土日祝日、年末年始 |
【駐車場】 |
有り |
【HP】 |
「沼津自動車検査登録事務所」は沼津の国道1号線を富士方面に進んで行き、富士市のちょっと手前のところを左に曲がったところにあります。
まずは書類手続きをするために奥の駐車場に車を停めました。
最初にこちらの建物に入ります。
中に入ると車関係っぽい人たちがいました。
最初は書類集め
何もわからないので、とりあえず「検査受付」という窓口へ行き、ネットで予約した旨を伝えていろいろ聞いてみました。
係の人はとても親切に必要な書類と書き方、手続きの方法を教えてくれました。
まずは、受け取った書類の記入をするため、後ろの机へ移動。
これだけの書類を準備しないといけないようです。
・自動車検査票(継続用)
・自動車検査証(車検証)
・継続検査申請書
・自動車納税証明書
・自賠責証明書
・点検整備記録簿(ある人だけ)
・重量税納付書
とりあえず机の前に貼ってある見本を見ながら書類を記入してきました。
こちらは「自動車検査票1」。
こちらは「継続検査申請書」。
走行距離を書く欄があるので、走行距離をメモしておくと良いです。
こちらは「自動車重量税納付書」。
書類の記入が終わったら次はとなりの建物に移動。
となりは「静岡自動車会議所」という建物。
となりの建物と違って新しくてきれいです。
左の手前のカウンターでまずは自賠責保険に加入。
現在の自賠責保険を出すと手続きをしてくれます。
料金は「27,840円」でした。
次は左の奥のカウンターで重量税と印紙税を払います。
重量税「24,600円」、検査登録印紙「400円」、審査証紙「1,300円」を支払いました。
こんな感じで印紙を書類に貼り付けます。
こちらも。
「点検整備記録簿は持ってますか?」と聞かれたので、「持ってません」と言って終わりました。
以上で車検の申請用の書類が完了しました。
ここまで30分くらいでした。
朝速く来たからか比較的空いていて、質問にも丁寧に対応してもらえました。
次は揃った書類を持って「第4レーン」に行くように言われました。
レーンに並ぶ前の準備
車検場は大きな工場のような建物にそれぞれのコースに車で並んで次々に検査を受けていきます。
レーンの案内図はこんな感じ。
受付で初めての場合は「見学者コース」から入って最初に見学するように言われました。
建物の一番手前に見学者コースの看板があるので、そちらから入る細い歩道があります。
中に入って見ていましたが、なんとなく流れがわかるだけで、どこでどうするかというのは人によって違うようなので、とりあえずレーンに並ぶことにしました。
アルミホイールの人はそのままで良いですが、タイヤのボルトのチェックがあるのでホイールキャップを外しておきます。
これで準備完了です。
そして第4レーンに並びました。
第1段階の検査
レーンには車検待ちの車がずらりと並んでいます。
先程の書類はチェックされるので、クリアファイルやバインダーで止めてすぐに出せるようにしておいた方が良いです。
車に乗って待っていると検査の人が近づいてきました。
まずは書類を渡します。
このときに「初めてです」と初心者アピールしておくと普通よりも丁寧に対応してくれると思います。
最初に車体番号の確認があったので、ボンネットを開けます。
ボンネットを開けると勝手に車体番号をチェックしてくれますが、検査する人によっては車体番号を見せてという人もいました。できるなら自分で事前にどこにあるか確認しておくと良いかもしれません。
そして、
・ウォッシャー液、ワイパーの確認
・前のライトの確認
・前のウインカーの確認
・フォグランプの確認
・ハザードの確認
・クラクションの確認
・タイヤのボルトの確認
がありました。タイヤの確認はハンマーが軽くたたくだけです。
そして、検査の人が後ろに回り込み、
・バックランプの確認
・ブレーキランプの確認
・ウインカーの確認
・ハザードランプの確認
などをしていきます。
このあたりは早口で「はい、ブレーキランプ。次、ハザードランプ」などと言うので慌てずに落ち着いて対処していけば問題ありません。
わからないときには質問をすれば答えてくれました。
第1段階の検査が終わり、再び行列が進むのを待ちます。
機械の故障なのかここからなかなか進まなくて結構待ちました。
結局、最初にレーンに並んでから1時間くらいかかってやっと建物手前まで来ました。
普通に前の車に続いて詰めて並ぼうとしていましたが、近くになってくると「待機位置」などと書かれていて、待つ位置が決まっているので注意してください。
予習がおすすめ
建物の中は「撮影禁止」と書かれていたので、ここからは文章だけで。
前の車についてだんだんと進んで行くと上にランプのついた電光掲示板が出てきました。
上の表示とランプを見ながら、ランプが青になったら進みます。
白線に従ってまっすぐ走ります。
このあたりでサイドスリップの検査もあるので、変にハンドルくねくねしないほうが良いかも。
そして、前に進みローラーの上にタイヤをはめます。
ここから電光掲示板と音声の指示を見て作業するので窓は全開にしておきましょう。
指示のとおりに「サイドブレーキ」「ブレーキ」「パーキング」「ニュートラル」などを切り替えていきます。
せわしなくてなんの作業をしているのかよくわかりません。
電光掲示板に指示が出るのですが、「駐車ブレーキをもどす」という指示が「戻すってどっちに戻すんだ?」となって一瞬パニックになりました。
結局「戻す」とはサイドブレーキを解除することの意味だったのですが、慣れない言葉で言われると一瞬とまどいます。
「ユーザー車検 電光掲示板 指示」で画像検索したり、YouTubeで「ユーザー車検」を検索すると動画が出てくるので、それらを一度見ておくと流れがわかって良いと思います。
でも、建物内の撮影っていいのかな?
本当ならそれぞれの車検場が公式に動画を作っておいてくれればもっとスムーズにできると思うんですけどね。
ライトの検査不合格
ブレーキの検査のときは思いっきり踏むと良いと書いてあったので、サイドブレーキ、フットブレーキともに普段は踏まないくらい思いっきり踏みました。
その後、車の前になにやら鏡のついた機械が出てきました。
ライトの検査ですが、電光掲示板をみるとまさかの不合格。その後、ハイビームの指示がありましたが、それも不合格。
まあ、ライトは落ちやすいと聞いていたので、想定の範囲内です。
ほかはすべて合格
その後、スピードメーターを見ながらアクセルを踏んで40キロでパッシングをするという検査。
ギアを「D」にしてアクセルをゆっくり踏みましょう。
40キロになったらパッシングをして、その後はブレーキで減速。
いろいろと指示の声もあるのですが、たまたまとなりに大型のトラックがいてアイドリングの音が大きくてとても聞こえづらかった。
そして、少し前に進んでマフラーに管を突っ込んで排ガス検査。
最後に下に穴が空いているところまで進んで、下回りを検査。
落ちたのはライトだけでした。
建物から出てまっすぐ行ったところの駐車場に車を止めて検査場の建物の中の小屋に書類を提出するように言われます。
小屋に書類を提出して説明を受けます。
不合格の書類をもらいました。
ヘッドライトの光の軸が中心からずれているようです。
新しい車にはヘッドライトの向きを微調整できるダイヤルがついていることがあって、それがいじってあるとずれることが多いと教えてもらいました。戻って車のライト周辺のスイッチを見ましたが、それらしいスイッチは見当たらず。
1回で1日3回まで検査を受けられるので、後2回チャンスはあります。
自分で買って取り付けたライトだからずれていたのかもしれません。
こういうときのために車検場の近くに「テスター屋」という調整してくれるお店があるらしいです。
車検場を出るとすぐ看板があったので、そちらに向かいました。
テスター屋さんでライトの調整
今回訪問したテスター屋さんは、車検場を出て右に曲がり、最初の角を右に曲がってまっすぐ行った右手。
手前が砂利の駐車場になっていて、奥に倉庫のような建物があるところです。
とりあえず車を止めて倉庫のとなりの小屋に行くとおじさんがいました。
「保険ですか?」と聞かれたのでライトで落ちたことを説明するとさっそく作業に入ってくれました。
料金はライトの調整で1,300円です。
ユーザー車検で落ちる人の7割はヘッドライトだそうです。
車を倉庫に入れてエンジンをかけてヘッドライトを点灯してボンネットを開けます。検査場にあったような機械を持ってきてライトのチェックに入ります。
しかし、機械の電池が切れているらしく、コンビニに電池を買いに行ってしまいました。
5分ほどで急いで戻ってきて作業をしてくれました。
12時までに検査場に戻れば午前中にもう一度検査ができるから急いでくれたようです。
ありがたい。
作業は5分ほどで終わり、そのまま急いでもう一度4レーンに戻って列に並びました。
ギリギリ午前中の検査に間に合いました。
今度はヘッドライトの検査だけなので、検査場に入って「ヘッドライト」のボタンを押して、ヘッドライトの検査だけ再検査してもらいます。
ヘッドライトの前を機械が通り結果を待っていると、電光掲示板に出てきたのはまさかの「不合格」。
その後は下回り検査のところをハザードを点けて通過して、もう一度書類を提出して説明を聞きました。
まだ位置がずれているようです。
なんで?
そのままテスター屋さんに戻り、再度調整をしてもらいました。
テスター屋さんも不思議がっていました。何レーンで受けたか聞かれたので4レーンと答えると4レーンは一番厳しいから次は2レーンに行くように言われました。
午後の検査は13時からなので、コンビニでご飯を買って車検場の2レーンに入って待っていました。
13時になり午後の検査が始まりました。
早めに並んでいたので、検査はすぐに受けられましたが、結果はまさかの「不合格」。
ギリギリというわけではなく、またしても大幅にずれていました。
とりあえず結果報告と相談を兼ねてテスター屋さんへ。
テスター屋も困ってしまいました。
「ちょっと見せて」と言われ、ドアの横を見てもらうと、そこには無いと思っていたヘッドライトの角度調節ボタンがあって、しかも数字は「3」になっていました。
数字を「0」に戻して再度調節してもらいました。
今度は完璧に調整したから95%受かると言ってもらえました。
100%じゃないんですね(笑
しっかりやったから次は4レーンに行くように進められて車検場に戻りました。
1日に3回検査を受けたので、次はまた印紙を購入しなければいけません。
窓口で1,300円分の印紙を購入して再度記入した用紙に貼り付けて検査受付に提出。2回目なのでかなりスムーズに手続きができました。
そして、4レーンに並びます。
4回目ともなるとかなり慣れてきました。
自分の順番が来るまでのんびり待ちます。
そして、ついにヘッドライトの検査が始まりました。
結果は、、、、合格!!
まったく問題ありませんでした。
合格後、機械に書類を通して合格の印をもらいました。
そして、再度車検場の中の小屋に書類を提出して、合格書類を手に入れました。
本当は左側にヘッドライトの合格印がつく予定でしたが、機械に入れる方向を間違えてしまったので、右側についています。
これらの書類を一番最初の受付に持っていき、申請後やっと車検証がもらえました!
長かった〜。
朝9時くらいに来て終わったのは15時です。
何事もなく無事に検査に合格していれば11時には終わったと思うのですが、いろいろとトラブルがあって結局6時間もかかりました。
まとめ
まずはかかった費用についてまとめてみます。
・25,830円 自賠責保険
・24,600円 重量税
・400円 検査登録印紙
・1,300円 審査証印紙
・1,300円 審査証印紙(2回目)
・1,300円 ヘッドライト調整
で合計は「54,730円」でした。
かかった時間は6時間。
次に作業の工程をまとめます。
当日までの作業は、
・ネットでアカウント作成
・ログインして予約
・書類を揃えておく
・自分で簡単なチェックをする
当日の作業は、
・自動車検査登録事務所へ行く
・受付で予約した旨を伝える
・書類を書く
・自賠責に加入
・重量税などの印紙を購入
・書類を提出
・レーンに並ぶ
・検査を受ける
・合格したら書類提出して完了
という流れでした。
スムーズに行けばそれほど難しいことではないと思います。
自分で車検を通してよかったこと
自分で車検を通して一番良かったことは「車検の仕組みがわかった」ことです。
車検にかかる最低限の費用がわかったし、どういう検査をするのかもわかり、今後車検を依頼するときにも何が必要で何が必要ないかという判断がつくような知識が得られました。
これで「〇〇をしないと車検に通らないかもしれないですよ」という言葉が営業トークなのかどうか判断できるようになりました。
オートバックスで見積もりをとったときに「やらないと車検に受からない項目ってありますか?」という質問に「ほとんどありません。あくまでおすすめです。」と答えてくれたのは誠実だったとわかりました。
感想
いろいろと車検の仕組みがわかって、実際に体験できて楽しかったです。
平日に1日休みを取れば車検は自分でできて、安くなるんだとわかりました。
車検を取るだけなら54,730円で済みましたが、その後、点検整備記録簿を作るとプラス2万円くらいになるので結局自分でやって備品の交換等なしでも75,000円くらいかかります。
そう思うと、ホリデー車検などの格安のところで車検を受けたほうが楽なんだと思います。
ホリデー車検で調べましたが、今回車検を受けたのと同じタイプなら71,394円からと書かれています。
これは整備、交換などの無い最低金額だと思いますが、自分でユーザー車検を通して、点検整備記録簿を作ってもらうのと金額的にはかわりません。
それならわざわざ自分でやるメリットはないですね。
公式 :ホリデー車検
今まで車検を受けていた長泉のオートバックスも普通に車検を通すよりは「EPARK車検」を使った方が「5,000円キャッシュバック」や「アマゾンギフト券プレゼント」などがあってお得のようですので、次からはネット経由で申し込もうと思いました。
公式:EPARK車検
今回で車検の原価がわかったので、次は車検を依頼して見積もりをじっくり見ながら必要なところを選んでお願いするつもりです。
やっぱり長く乗るつもりならしっかりとプロに点検してもらったほうが良いですからね。