静岡浅間神社の観光ついでに境内にある「静岡市文化財資料館」に行ってきました。
徳川家康、徳川慶喜に関するものの他に、近所の古墳「賤機山古墳の出土品」や静岡市に関係した展示を見ることができる資料館です。
静岡市文化財資料館の基本情報
名称 | 静岡市文化財資料館 |
住所 | 静岡県静岡市葵区宮ケ瀬町102 静岡浅間神社境内内 |
電話番号 | 054-245-3500 |
休館日 | 月曜日、祝日の翌日、年末年始 |
営業時間 | 9:00~16:30 |
駐車場 | 静岡浅間神社に80台(30分無料) |
HP | 静岡市公式 |
※この記事の情報は掲載当時のものであり、実際の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。
アクセス
静岡市文化財資料館は静岡浅間神社の境内にあります。
静岡浅間神社は静岡駅北口から歩いて30分ほど。
バスの場合は「駿府ロマンバス線」がおすすめ。
どこで乗ってどこで降りても100円というわかりやすい料金設定なので、静岡市の街なか観光に最適な乗り物です。
ただし、1時間に一本ほどしかないので、時間を確認しておくとスムーズに乗車できます。
駐車場
車で来た場合には静岡浅間神社に無料の駐車場があります。
30分無料で利用できます。
入館料
入館料は、
- 一般 200円
- 小中学生 50円
です。
歴史の展示に興味がある人は30分くらい、歴史にまったく興味がない人は5分くらいで飽きてしまうかもしれません。
展示・収蔵品
静岡市文化財資料館に展示・収蔵されているものは、
展示・収蔵品
- 国指定史跡賤機山古墳(しずはたやまこふん)出土品
- 徳川家関係資料
- 静岡浅間神社関係資料
- 山田長政(やまだながまさ)関係資料
- 今川氏関係資料
- 武田氏関係資料
- 朝鮮通信使関係資料
など、静岡浅間神社に関するもの、賤機山古墳に関するもの、徳川家に関するもの、静岡市ゆかりの人物に関するものがあります。
展示品は随時入れ替えをおこなっているので、久しぶりに行けば以前と違った発見があるかも。
文化財資料館の館内
静岡市文化財資料館は静岡浅間神社の境内の南側にあります。
目の前に池があって雰囲気が良く、訪問したときはたまたま結婚の記念写真を撮っている人がいました。
静岡市文化財資料館は2階建てです。
1階の受付で料金を支払い、真ん中の吹き抜け部分にあるスロープを登って2階に移動します。
スロープの途中には大きな天女の絵があります。
静岡浅間神社の社殿の天井に描かれた絵の模写で、2次元の立体感がない絵なのになぜか浮き出して見える迫力がありました。
2階に行くと大きな徳川家康の像が出迎えてくれます。
2階で写真を撮って良いのはここだけ。
あとは写真撮影禁止なので文章だけで紹介していきます。
徳川家康像を見て振り返ったところにマッチ棒で作った静岡浅間神社の模型が展示されています。
8000本を使って作ったものですが、言われないとマッチ棒で作ったとはわからない。
すごく緻密で見応えがありました。
山岡鉄舟、勝海舟、高橋泥舟など幕末の人物たちの書が展示されていました。
山岡鉄舟は線が太く力強さを感じます。
勝海舟は緩急を使い分けているけど、バランス良くおさまっていました。
高橋泥舟はトメ、ハネが割れたような感じでクセが強い書でした。
それぞれの人生を考えながら書を見ると、個性が出ているような感じがして楽しめます。
江戸城を明け渡した後、静岡市に住んだ徳川慶喜の書や写真の展示もありました。
徳川慶喜の実の父である水戸藩主の徳川斉昭の作った楽器の琵琶はプロ級。
趣味とは言えないレベルの完成度です。
他には静岡市の城下町の町割りや絵図。
江戸と同じように風水を考えられて作られた静岡市の説明。
静岡市は、
- 東:青龍 巴川
- 西:白虎 東海道
- 南:朱雀 安倍川を海に見立てた
- 北:玄武 竜爪山
を意識して作られました。
徳川家康ゆかりの品として、
- 家康が使っていたひょうたん
- 関ヶ原で使っていた軍配団扇
が展示されていました。
静岡浅間神社の敷地内にある「賤機山古墳」の出土品の展示では、馬具や刀、ガラス玉などがありあました。
ガラス玉は1000年以上前のものとは思えないくらいきれいに輝いていました。
他には静岡を治めた戦国武将である今川家や武田家の書状の展示がありました。
まとめ
静岡市文化財資料館についてまとめると、
まとめ
- 静岡浅間神社の境内にある
- 徳川家ゆかりの品の展示
- 賤機山古墳の出土品の展示
- 滞在時間は5~30分
- 小規模の資料館
という感じでした。
歴史に興味、感心がある方なら30分くらい鑑賞できる資料館でした。