毎年御殿場市の大型公園「樹空の森」で開催されている野外音楽フェス「ACO CHILL CAMP」通称「アコチル」。
今年はオートキャンプでがっつり二日間参加してきたので、レビューを紹介します。
遠方から子連れで来られる方は、
「会場ってどんなところ?」
「キャンプってどんな感じ?」
「必要な持ち物って何?」
などの疑問について解答していくので、次回参加の際の参考にしてみてください。
アコチルキャンプの概要
アコチルキャンプは静岡県の御殿場市にある大型公園「富士山樹空の森」で毎年開催されている野外音楽フェスです。
2019年の概要は、
日程 :2019年5月18日(土)、5月19日(日)
会場 :富士山樹空の森
住所 :静岡県御殿場市印野1380−15
でした。
登場した有名なアーティストは「PUFFY」「HY」の他に元歌のおにいさん「横山だいすけ」やお笑い芸人の「COWCOW」「ひょっこりはん」「超新塾」などもいました。
メインステージとサブステージがあり、それぞれ徒歩3分くらいの距離にあります。
会場内では音楽の他にスポーツや楽器演奏、ダンスなどの参加型のアクティビティも充実していました。
1.会場の「樹空の森」ってどんなところ?
会場になる「富士山樹空の森」は御殿場市にある大型の公園です。
春はサクラや花が楽しめ、夏は水遊びやカブトムシのイベントなどが楽しめます。
敷地内にアスレチックがあるので、見るだけのイベントに飽きた子供が思いっきり遊ぶこともできます。
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2.チケットって売り切れる?
入場券は余裕がありましたが、キャンプ場付きのチケット、場内駐車券付きのチケットは結構早くなくなります。
会場すぐ近くの場内駐車券かキャンプ場のチケットを購入する方は早めに購入した方が良いです。
ちなみに入場券は当日券もありました。
ここ数年当日券の販売があるので、急に行きたくなった場合は当日券を狙うのもありだと思います。
3.何時に会場に行けば良い?
一番早いイベントが10時くらいから始まるので10時に行けば良いのですが、バス乗り場での行列、入り口での行列があるのでお目当てのアーティストを見るには時間に余裕を持って行ったほうが良いです。
会場の入り口ではチケットとリストバンドを引き換えるときに手荷物検査がありました。
ここでも行列ができて最初に見ようと思っていた「横山だいすけ」お兄さんのステージの前半を見逃してしまいました。
4.場所取りって必要?
メインステージの後方にシートやイスを置いて鑑賞できる場所があります。
ここに陣取る場合は場所取りが必要です。
ここならイスに座ってのんびり音楽を楽しめますし、お気に入りのアーティストのときだけ荷物を置いてステージの前の方に繰り出すときも便利。
ただし、場所取りだけして何時間も放置していると撤去されるので注意が必要です。
メインステージ後方で場所取りするなら、エリアの後ろ側でイスを設置するのがおすすめ。
前の方だと立ち見のお客さんで座ったままステージを見るのが難しいですし、イスを置くのがちょっと気まずい。
一番後ろならイスを置いても邪魔にならないし、視界が開けているのでのんびり鑑賞できました。
メインステージの後ろや横のエリアだと日除けテントを設置することもできます。
日よけテントは日差しの強いときは休憩に最適ですし、子供の昼寝にも使えますし、着替えにも使えます。
荷物置き場にも使えるので、一箇所確保しておくと便利です。
一番オススメの場所は、メインステージ左側のトイレとフードエリアの間。
そこならテントの中からギリギリアーティストが見えますし、フードエリアでの食事の買物に便利ですし、サブステージやトイレにも行きやすくておすすめです。
5.子連れで大変だったことは?
アコチルは子連れで参加する人が多い音楽フェスです。
ぼくも2歳と5歳の子供を連れていきました。
大変だったことは、
- トイレ
- 飲み物、食べ物
- 移動
です。
トイレは常に混雑していて正直足りないと思います。
女子トイレはいつも行列が出来ていましたし、男子トイレも個室の方は足りなくて行列が出来ていました。
大きなスタッフ専用の建物があるのですが、我慢の限界だと言っている女の子がいても貸してくれなくて泣きそうになっていたのが可愛そうでした。
トイレはぜひ増やしてもらいたいです。
飲み物、食べ物も常に行列が出来ていました。
子連れで長時間の行列に並ぶのは大変なので、我が家は必然的にすぐに食べられるしらす丼を数回食べました。しらす丼は出汁醤油がかかっていて美味しかったです。
「作りたて」「できたて」「美味しい」食べ物を提供したいという気持ちはわかるのですが、子供は急にお腹が空いたと騒ぐので、できればパンやドーナツなど空いているときに購入して、お腹が空いたときにすぐ食べられるような店を増やしてもらいたいです。
ちなみに飲食物の持ち込みは不可で、入り口で手荷物検査もあります。
我が家はリュックの底に子供用の菓子パンを入れて持っていきましたが、リュックの底まではチェックされませんでした。
自動販売機も使えなくなっているので、飲み物を買うのも一苦労でした。
今回は二日間曇りだったので良かったですが、炎天下だったら危なかったと思います。
子供が多いことを考えて、手軽に飲み物、食べ物を調達できるようにしてもらいたいです。
6.オートキャンプは快適?
2日券とオートキャンプがセットになったチケットだったので、夜はキャンプ場で宿泊しました。
2日券2枚+オートキャンプ券(1台)で29,600円でした。
2日券は1枚9,800円、2枚で19,600円なので、オートキャンプは10,000円ということになります。
オートキャンプ場はてっきり「やまぼうしキャンプ場」の中かと思っていたのですが、やまぼうしキャンプ場から徒歩5分くらいの場所にある広い草原。
牧場に使っていた場所を急遽草刈りをして整地しましたという感じの場所で、地面には結構凹凸がありました。
キャンプ場の設備は、
- 仮設トイレ
- 仮設の水場
- 薪の販売
だけです。
朝は仮設トイレも水場も混雑していて、特にトイレが大変でした。
ここでもトイレと水場が足りないのではないかと思いました。
敷地はかなりの広さがあるのでテントとタープを張ってゆったりと場所が確保できました。
もし来年キャンプするならオートキャンプは辞めて「やまぼうしオートキャンプ場」内にあるキャンプサイトのチケットを購入します。
荷物運び用のアウトドアワゴンを持っていれば、車とテントサイトが多少離れていて大丈夫ですよ。
ただ、雨の日の設営、撤収はちょっと大変だと思いますが。
オートキャンプサイトと他のキャンプサイトがあるやまぼうしオートキャンプ場は徒歩5〜10分くらい離れているので、気軽に行くことはできません。
7.会場とキャンプ場は近い?
会場からキャンプ場までは結構距離があります。
徒歩20分ですがずっと上り坂なのできついです。
さらに子連れだったので、抱っこして歩きました。
キャンプ場から会場の樹空の森まではシャトルバスが出ているのですが、運行ルートが「やまぼうしキャンプ場」→「オートキャンプ場」だったので、オートキャンプ場にバスが来る頃にはすでに満員が続いて、ずっと列の人数が減らない状況が続きました。
会場でも結構歩くことを考えると、キャンプ場から会場まで歩くのはできるだけ避けた方が良いです。
8.良かったアーティストは?
ちょうどPUFFYが全盛期の頃を知っている世代なので、ほぼ全曲知っている歌でかなり盛り上がりました。
乗りやすいリズムの曲なので子供たちも楽しそうでした。
あとはHY。
イスに座ってビールを飲みながら聞くHYのバラードは最高でした。
歌とビールが体の中に染み込んできました。
EXILEのUSAはメインステージでダンス教室を行い、大勢でいっしょにChoo Choo TRAINを踊って盛り上がりました。
お笑い系で意外と良かったのがひょっこりはん。
会場の盛り上げ方、特に子供の扱いが上手で子どもたちに大人気でした。
9.フードはどんな感じ?
地元御殿場や静岡県の名店が出店しているので、どれを食べても間違いなしの美味しさでした。
青空の下で食べるご飯は美味しいですね。
食べたのは、
- しらす丼
- 静岡おでん
- ハンバーガー
- 東南アジア料理
です。
カレーは複雑なスパイスの味がする本格派。
ハンバーガーはパンも肉もじっくり焼かれていて、こちらも本格派でしたが、もう少し肉の量が多かったら良かった。
フードはどれもちょっと高いけど、本格的で美味しかった。
とはいえ、子連れで行列に並ぶのは大変なので、混雑緩和については検討してもらいたいです・
10.グッズは買った方が良い?
グッズは人気の物は初日で売り切れてしまうので、早めに買った方が良いです。
人気のグッズはフェイスタオルで、それ以外は2日目でも買えるものがありましたし、フェスのあとでも5月中はネットでの通販も継続していました。
11.子供は楽しめる?
子供も十分楽しめます。
ただしアクティビティは小学生以上の子供が楽しめるものが多かったです。
2歳と5歳の子供を連れていきましたが、小学生未満はチケット料金無料でした。
会場が公園なので、子供が遊べる遊具が充実していますし、さらに森の中にアスレチックが作られたりしていたので、思いっきり体を動かして遊べます。
小学生以上ならいろいろなアクティビティに参加すれば楽しみ方が広がります。
アーティストも音楽の演奏の他に、いっしょにダンスを踊るものや、お笑いなどバラエティ豊かなラインナップなので、小さな子どもでも十分楽しめました。
12.おすすめの楽しみ方は?
あまりアクティビティなどの予定を詰め込み過ぎない方が良いです。
見たいステージもどうしても見たいもの以外は見逃しても「まっいっか」という気持ちで、子供や自分がそのときにやりたいことを優先して、気持ちを楽にしてのんびり過ごすのがおすすめ。
ぼくはどうしても見たかったPUFFYと、芝生に寝転んでビールを飲みながらHYのバラードを聞くという目的が達成できたので大満足でした。
それ以外は、子供に合わせてアスレチックで遊んだりしていましたが、そのときも音楽は聞こえてくるので、とてもいい気分でした。
仲の良い家族や友達と合同で行くのもおすすめです。
大人が増えるとその分子供の監視が楽になりますし、荷物置き場や休憩スペースが共有できます。
子供同士で遊んでいる間は大人もゆっくりお酒を楽しめますし。
樹空の森のすぐ隣には「御胎内温泉健康センター」があるので、合わせて楽しむのもおすすめ。
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夕方になると混雑し始めるので15時くらいなどのちょっと早めの時間や、PUFFYなどの人気アーティストの時間に入ると空いていて良いです。
露天風呂で聞くライブもなかなか良いものですよ♪
14.事前にしておくことは?
スケジュールを読み込んで見たい人、行きたいアクティビティなどに優先順位をつけて、いっしょに行く人と共有しておくと良いです。
優先順位をつけることで、当日の動き方が明確になってきますし、当日子供が遊びたいとぐずったり、急にやりたいことができたときに行動を変えやすくなりますよ。
15.持っていくと良い持ち物は?
雨、暑い日差し、曇とすべての天気を経験したので持っていくものが明確になりました。
持っていくと良い持ち物に関しては長かったため別の記事にまとめました。
よかったら参考にしてみてください。
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